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心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

ありがとう、じいちゃん!

一昨日の早朝、私が幼い頃からお世話になっていた、じいちゃん(と呼んでいました)が、

天国へと旅立ちました。


じいちゃんについては、2012.3.31の「幸せな思い出の味」、

2013.1.26の「じいちゃん」という記事に載せています。

(過去記事の貼りつけ方がわからず、ごめんなさい。)


私が高校の頃まで住んでいた、家の目の前に住んでいたおじいちゃんです。

血のつながりもないのですが、お子さんのいなかったじいちゃんに、ヨチヨチ歩きで、

私が近づいたことがきっかけで、引っ越しても尚、お付き合いさせていただいていたのです。


当時、じいちゃんは、近所付き合いもなく、近所の子どもたちにも、怖がられていたそううなんです。

そんな、じいちゃんに、にこにこと2歳の私が近寄っていったとき、

最初、私の母は怖くて、ものすごく動揺したそうです。


ところが、じいちゃんは、そんな風に子どもが寄って来てくれる経験がなかったので、

とても嬉しかったらしく、その日をきっかけに、私のことを、いっぱい、いっぱい可愛がってくれるように、

なりました。


怖がられていたじいちゃんは、日に日に、優しくなり、近所の子どもたちにも、私同様、

可愛がってくれるようになりました。


それから、じいちゃんは、毎夜、私の家で一緒に、母の作った夕食を食べるようになりました。

じいちゃんの奥様は、小料理屋さんをしていたので、夜は家にはいませんでした。

(奥様は、じいちゃんより早くに、亡くなりました。)


私は、いっぱい可愛がってくれ、何でも買ってくれ(甘やかされていました)、

優しいじいちゃんが大好きでした。


毎日、毎日、じいちゃんの家に行って、遊んでもらいました。

いつもは、私一人で行きますが、お友達を連れて、行くことも度々ありました。


(あ、行くと言っても、我が家の玄関を出て3歩です(笑)。)


私が、高校のときに引っ越すまで、それまで毎日一緒に夕食を食べていたじいちゃん。

離れてしまってからは、なかなかじいちゃんには会えませんでした。


それでも、じいちゃんは、いつも私たち家族のことを想ってくれました。

私が結婚して、空を授かってから、一緒に旅行にも行きました^^。


そんな、じいちゃんも歳をとり、癌を患いましたが、手術をして、元気になり、

心配になるくらい、飲んだりできるまでに復活しました。


それから、また、癌によって、体力もおちていましたが、冗談を言っては笑わせてくれるじいちゃんでした^^。


先月、体調も良くなって、病院から自宅に戻り療養していたじいちゃんに、会いに行ってきました。

車で2時間位の距離です。


食べてもらえるか、食べられる元気があるかは、わかりませんでしたが、

やわらかいサンドイッチ用のパンで、サンドイッチを作って持って行きました。


私の母が、和食を作って持って行ってたりしたので、たまには、パンもいいかな~って^^。

そうしたら、咀嚼力もおちていたじいちゃんは、

「なかなか、噛めないんだよ~!」って言いながらも、自力でベッドから起き上がり、

ハムのサンドイッチを選んで、美味しそうに食べてくれました。


小さな、ハムサンドだったけれど、食べてくれたことが、とっても嬉しくて、幸せな気持ちになりました。


1つ食べて、じいちゃんはまた、横になりました。

「じいちゃん、何か、してほしいことある?」って、私が聞いたら、

「死にたいよ~~^^!」って笑ってふざけてました^^。


「ダメダメ、長寿日本一を目指すんだから!」と、言ったら、

「やだよ~~!」と言って、笑っていました。


その日、空は行けなくて、パパと海と3人で行ったのですが、

じいちゃんと一緒に写真を撮ることができました。


その写真が、じいちゃんとの最後の写真になりました。


身体は、やっぱり辛そうだったけれど、沢山は食べられなくても、食欲もあって、

記憶も怪しくはなってきていたけれど、冗談を言えるくらいでした。


それから少しして、入院し、元気はあったのですが、苦しむことなく息を引きとったそうです。

7月22日が、じいちゃんの誕生日で、91歳を迎えることもできました。


一昨日、本当に、眠っているとしか思えない、じいちゃんに会いました。

お顔もふっくらしていて、先月ウトウト自宅のベッドで寝ていたじいちゃんのままでした。


息をしていないなんて、信じられないくらい。

大好きな優しいじいちゃんのお顔でした。


いろんなことを思い出すと、涙は出てきました。

でもね、不思議なんだけれど、

悲しいという気持ちより、じいちゃんの素晴らしい一生に感動してしまいました。


私も、じいちゃんみたいに、一生を終えたいな・・・って。

眠っているような、じいちゃんの顔を見ながら、やっと、大好きなおばちゃん(奥様)に会えるね!って、

なんだか、幸せな気持ちになりました。


親戚でも何でもない私を、自分の子どものように、愛してくれたじいちゃん。

自営業で忙しかった父や母よりも、いっぱい私と遊んでくれたじいちゃん。


じいちゃん、ありがとう。

いっぱい、ありがとう。


私の人生の中で、じいちゃんに出逢えたことは、間違いなく、神様からの贈りものです。


読んでいただいて感謝です。
明日がお通夜です。
じいちゃんに、いっぱいお礼を
伝えてきます。
いつも応援ありがとうございます。
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by soratoumihouse | 2013-08-04 21:05