発達検査の結果に、涙が出てしまいました
2012年 11月 17日
9月に学校でおこなった発達検査の結果と、これからの海の指導計画を聞きに学校へ行ってきました。
運動会の日に、少し、担任の先生と話せるときがあり、そのときに、先生から気になることを、
聞いてしまったんですよね。
「今回の発達検査でね、海くんが、『気持ちノート』や『確認ノート』を、やってて良かったということが、
わかったの!」と先生が、おっしゃったんです。
「え~!何ですか?気になります~^^!」と、言った私でしたが、
「それは、個別面談のときにね^^!」と、先生のさわやかスマイルだけで、終わってしまったのでした(笑)。
いよいよ、今日、その気になることを、先生から教えていただけるんだわ・・とドキドキでした。
まずは、今までの海の成長や、新たにみつかった課題点などを、わかりやすく教えてくださいました。
そして、ついに、発達テストの結果を教えていただくときがきました。
まず、海は、認知能力は高いけれど、その能力ほどは、経験や学習によって、十分な力が、まだ身について
いないと考えられるのだそうです。
なので、これから、話す力、考える力などを身につけて、これらを充分発揮できるように、色々な学習に、
取り組んでいきたいということでした。
そして、海は、いくつかの検査の結果によって、得意なことと、苦手なことが、はっきりわかりました。
「見て理解することが得意」なのに対して、「聞いたことをイメージし、考えることが苦手」という結果でした。
見て理解することが得意であるということは、視覚的なものを使って伝えると理解しやすいということでした。
これは、自閉症の人たちの特徴的な部分でもありますし、視覚優位であることは理解している
つもりでしたが、海が小さなころは、意識して生活の中に取り入れていましたが、今は、会話で
コミュニケーションがだいぶとれるようになったので、意識していませんでした。
聞いて理解することが苦手。
正直、びっくりしました。
難しいことでなければ、だいぶ聞いて理解できていると思っていました。
でも、違ったのです。
「聞いた言葉を記憶して、意味を考えるには、努力を要する」ほどだったのです。
一見理解したように見えても、意味が理解できていないということが考えられ、
問題を聞いてじっくり考えず、パッと答えてしまう傾向があるようだ・・・ということでした。
(確かに、そうなんです!)
聞いたことを処理することに苦手さをもっているため、忘れないうちに答えようとしているのかもしれないと・・。
(すごい!きっと、そうだ!)
相手の話を最後まで聞いて答える練習を行い、海が聞いた内容を溜めておくための支援が必要だと。
それで、『気持ちノート』や『確認ノート』が、海にとっては、すごく大切な支援になっていたんだ!と気づき、
先生に、「それでだったんですね!」と言ったら、「そうなの!」とにっこり微笑んでくださいました。
そして、先生は続けて話してくださいました。
「海くんは、会話も出来るし、一見、聞きとれているように感じてしまうけれど、いっぱい、いっぱい、
いつも、頑張っていたんだよね。聞きとらなきゃ、聞きとらなきゃって、頑張っていたのよね。
だから、誰かにプレゼントしたりすると、緊張してしまうのも、渡した人から色んな質問なんかを、
されたりするじゃない!それが、海くんにとっては、ちゃんと聞きとれるか、
ドキドキしちゃってたんだと思うの。」
最初、我慢していたのですが、涙をこらえることは出来ませんでした。
いつも、家でも、もう聞きとれるからと思って、長い文章も立て続けに言ったり、次々、海に話しかけて
いました。
でも、実は、海は、いっぱいいっぱいだったんですよね。
聞きとらなきゃって・・・。
でも、わからなくなっちゃって、不安になって、気持ちノートでは絵にして、それぞれが話したことばを、
思い出すように書いている海でした。
確認ノートやipadには、忘れないようにと、海なりに記録していました。
家族にも、まわりのみんなにも、海くんは、話せるし、言えばわかるでしょう・・・と思われて・・・。
海が、今ほどは話せないころは、「しゃべれるかもしれないけれど、難しいことは、視覚支援をして、
話してあげてもらえると嬉しいです・・」と先生にお願いしていた時期もありました。
でも、今は、もう必要ないのかな・・って思っていました。
誰も何も言っていないのに、もう話せるんだから、手厚いお願いなんかをしなくてもいいじゃない・・と
思われてしまっているような気もして(これが、私のいけないところなのです)、
いつからかな・・・わかってるんだから大丈夫・・と自分に言い聞かせるようになっていました。
そして、言い聞かせているうちに、海の苦しみにも鈍感な私になってしまっていたんですよね。
表面にでてくる苦しみは、当たり前ですが気づきます。
でも、本当の苦しみには気づいてあげられていなっかたことが、よくわかりました。
気持ちノートや確認ノート、ipadに書きこめば、すっきりするだけなんだと思っていました。
でも、海は、それだけではなかった。
忘れてしまわないように、自分で必要性を感じて、必死に書いていたんですよね。
理解出来ると思われて、次々、話しかけられ、頼まれて、聞きとろうと思うけど、ほんとは理解出来てないこと
沢山で、でも、それを言えなくて・・・
想像しただけで、毎日、いっぱいいっぱいだったろうな・・って思います。
黙っていれば、外見からは、海が自閉症だなんてわからないでしょう。
少しくらいの会話なら、問題なく出来るし、海のほんとうの苦しみなんて、誰も気づくことができないでしょう。
先生が、「海くんを知らない人が見たら、気づかないよね。外見からもわからないし。
だからこそ、海くんを知っている私達は、今回の検査結果を受けて、長文で話したりせず、
わからなそうなら、最初に、絵でも書いて、わかりやすくしてあげること、視覚支援をしてあげることが、
とっても大事よね。」って、おっしゃってくださったんです。
ぐちゃぐちゃに絡まっていた糸が、スルスルと解けていくように、
ずっと、ずっと解き続けてきた問題が、やっと解けたような幸せを感じました。
斜め上を見ながら、ipadを脇に抱えて、往復する海が愛しくて・・・
走りながら、きっと、なんの不安もなく、緊張もなくいられるんだろうな~って^^。
先生方の検査のおかげで、また海を幸せな方向へと導いていただきました。
そして、担任の先生の涙が出るほどの優しさと想いが、私を幸せな気持ちにしてくださいました。
先生、ありがとうございます。
海の苦しみを理解して下さって、ほんとうに、ありがとうございました。
読んでいただいて感謝です。
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運動会の日に、少し、担任の先生と話せるときがあり、そのときに、先生から気になることを、
聞いてしまったんですよね。
「今回の発達検査でね、海くんが、『気持ちノート』や『確認ノート』を、やってて良かったということが、
わかったの!」と先生が、おっしゃったんです。
「え~!何ですか?気になります~^^!」と、言った私でしたが、
「それは、個別面談のときにね^^!」と、先生のさわやかスマイルだけで、終わってしまったのでした(笑)。
いよいよ、今日、その気になることを、先生から教えていただけるんだわ・・とドキドキでした。
まずは、今までの海の成長や、新たにみつかった課題点などを、わかりやすく教えてくださいました。
そして、ついに、発達テストの結果を教えていただくときがきました。
まず、海は、認知能力は高いけれど、その能力ほどは、経験や学習によって、十分な力が、まだ身について
いないと考えられるのだそうです。
なので、これから、話す力、考える力などを身につけて、これらを充分発揮できるように、色々な学習に、
取り組んでいきたいということでした。
そして、海は、いくつかの検査の結果によって、得意なことと、苦手なことが、はっきりわかりました。
「見て理解することが得意」なのに対して、「聞いたことをイメージし、考えることが苦手」という結果でした。
見て理解することが得意であるということは、視覚的なものを使って伝えると理解しやすいということでした。
これは、自閉症の人たちの特徴的な部分でもありますし、視覚優位であることは理解している
つもりでしたが、海が小さなころは、意識して生活の中に取り入れていましたが、今は、会話で
コミュニケーションがだいぶとれるようになったので、意識していませんでした。
聞いて理解することが苦手。
正直、びっくりしました。
難しいことでなければ、だいぶ聞いて理解できていると思っていました。
でも、違ったのです。
「聞いた言葉を記憶して、意味を考えるには、努力を要する」ほどだったのです。
一見理解したように見えても、意味が理解できていないということが考えられ、
問題を聞いてじっくり考えず、パッと答えてしまう傾向があるようだ・・・ということでした。
(確かに、そうなんです!)
聞いたことを処理することに苦手さをもっているため、忘れないうちに答えようとしているのかもしれないと・・。
(すごい!きっと、そうだ!)
相手の話を最後まで聞いて答える練習を行い、海が聞いた内容を溜めておくための支援が必要だと。
それで、『気持ちノート』や『確認ノート』が、海にとっては、すごく大切な支援になっていたんだ!と気づき、
先生に、「それでだったんですね!」と言ったら、「そうなの!」とにっこり微笑んでくださいました。
そして、先生は続けて話してくださいました。
「海くんは、会話も出来るし、一見、聞きとれているように感じてしまうけれど、いっぱい、いっぱい、
いつも、頑張っていたんだよね。聞きとらなきゃ、聞きとらなきゃって、頑張っていたのよね。
だから、誰かにプレゼントしたりすると、緊張してしまうのも、渡した人から色んな質問なんかを、
されたりするじゃない!それが、海くんにとっては、ちゃんと聞きとれるか、
ドキドキしちゃってたんだと思うの。」
最初、我慢していたのですが、涙をこらえることは出来ませんでした。
いつも、家でも、もう聞きとれるからと思って、長い文章も立て続けに言ったり、次々、海に話しかけて
いました。
でも、実は、海は、いっぱいいっぱいだったんですよね。
聞きとらなきゃって・・・。
でも、わからなくなっちゃって、不安になって、気持ちノートでは絵にして、それぞれが話したことばを、
思い出すように書いている海でした。
確認ノートやipadには、忘れないようにと、海なりに記録していました。
家族にも、まわりのみんなにも、海くんは、話せるし、言えばわかるでしょう・・・と思われて・・・。
海が、今ほどは話せないころは、「しゃべれるかもしれないけれど、難しいことは、視覚支援をして、
話してあげてもらえると嬉しいです・・」と先生にお願いしていた時期もありました。
でも、今は、もう必要ないのかな・・って思っていました。
誰も何も言っていないのに、もう話せるんだから、手厚いお願いなんかをしなくてもいいじゃない・・と
思われてしまっているような気もして(これが、私のいけないところなのです)、
いつからかな・・・わかってるんだから大丈夫・・と自分に言い聞かせるようになっていました。
そして、言い聞かせているうちに、海の苦しみにも鈍感な私になってしまっていたんですよね。
表面にでてくる苦しみは、当たり前ですが気づきます。
でも、本当の苦しみには気づいてあげられていなっかたことが、よくわかりました。
気持ちノートや確認ノート、ipadに書きこめば、すっきりするだけなんだと思っていました。
でも、海は、それだけではなかった。
忘れてしまわないように、自分で必要性を感じて、必死に書いていたんですよね。
理解出来ると思われて、次々、話しかけられ、頼まれて、聞きとろうと思うけど、ほんとは理解出来てないこと
沢山で、でも、それを言えなくて・・・
想像しただけで、毎日、いっぱいいっぱいだったろうな・・って思います。
黙っていれば、外見からは、海が自閉症だなんてわからないでしょう。
少しくらいの会話なら、問題なく出来るし、海のほんとうの苦しみなんて、誰も気づくことができないでしょう。
先生が、「海くんを知らない人が見たら、気づかないよね。外見からもわからないし。
だからこそ、海くんを知っている私達は、今回の検査結果を受けて、長文で話したりせず、
わからなそうなら、最初に、絵でも書いて、わかりやすくしてあげること、視覚支援をしてあげることが、
とっても大事よね。」って、おっしゃってくださったんです。
ぐちゃぐちゃに絡まっていた糸が、スルスルと解けていくように、
ずっと、ずっと解き続けてきた問題が、やっと解けたような幸せを感じました。
斜め上を見ながら、ipadを脇に抱えて、往復する海が愛しくて・・・
走りながら、きっと、なんの不安もなく、緊張もなくいられるんだろうな~って^^。
先生方の検査のおかげで、また海を幸せな方向へと導いていただきました。
そして、担任の先生の涙が出るほどの優しさと想いが、私を幸せな気持ちにしてくださいました。
先生、ありがとうございます。
海の苦しみを理解して下さって、ほんとうに、ありがとうございました。
読んでいただいて感謝です。
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by soratoumihouse
| 2012-11-17 00:01
| 海のこと