忘れられない海の宿泊学習 ~1年生のとき~
2012年 06月 15日
忘れもしない、海1年生の時の宿泊学習。
今では、信じられませんが、1年生のときの海は、いろんなことに緊張して、緊張して、
とにかく、緊張すると泣いていました。
本当のところ、緊張が原因なのかは、わかりませんが・・・。
授業参観なんかも、毎年泣かれてしまっていました。幼稚部から、ずっと・・・。
毎年のことで、親の方が慣れてしまっていましたけどね(笑)。
宿泊学習という未知の体験。
どうかな~。楽しめるといいな~。
信頼している先生方に預けられる訳なので、親はドキドキ、ルンルン♪
寂しいけど、嬉しい。
ドキドキだけど、ワクワク♪ みたいな感情が、フツフツと自分の中で沸いていました。
パパと、空と、私。
想像を超えて、海のいない我が家は、自由でした。
海だけが、家にいないということは、今までないので、どういう感じになるかがわからなかったのです。
空を怒ることが多かった、あの頃。(今もか・・・(笑))
あれ?何をするのも、楽チンだぞ!
お風呂、食事、あらゆることが、スムースに流れていく。
怒ることなんて、全然なくて、何も言わなくたって、何でも出来る。
夜、ゆっくりテレビを観て、のんびりして、笑って・・・。
海だけが、いなくなって初めて気付きました。
いかに、普段の毎日は、「海」中心にまわっていたのかを。
何も神経を研ぎ澄ませることなく、ゆっくり過ごす、当たり前のようで、当たり前ではなかった時間。
空が怒ることをしていたのではなくて、海に合わせて動かなければならない毎日に、
空を付き合わせ、めまぐるしい夕方からの時間に、私の心に余裕がなかったことが、
空を怒ってしまう大きな原因だったのかもしれません。
海がいない夜。
寂しさより、気付かなかったことに、気付かさせてもらえたことの「悟り」の感情の方が強かったことを
思い出しました。
そう、気づかさせてもらえたのも、宿泊学習のおかげです。感謝!感謝!
たっぷり、のんびりな夜を楽しみました。
そして、朝。
朝も、夕方同様、いつもはバタバタ。
でも、あれ?
いつもと違うぞ!
空は、出した朝食を、自分でパッパと食べるし、あれ?私は何すればいいんだ?
やだ~!時間余ってますけど・・・。
そして、「いってきま~す!」と、空は、元気に学校へ行った。
シ~~~ン!
いつもなら、そこから海と過ごして、海を学校へ送る毎日。
そっか、世の中の、普通~の小学生は、勝手に学校に行ってくれるんだよね~。
海を送ることが当たり前の毎日だったから、全然気付かなかった。
ちょっと、羨ましくもなったけど、ま、いっか。
海が帰ってくるまでは、まだまだある。
むふふ。
スッピンOK!
だらっと、のんびり、海のいない時間をどうするか考えよ~っと!
電話が鳴った。
「は~い!○○○です。」
「あ、もしもし、(ん?聞き覚えのある声・・)○○○学校の~ですが・・・」
(NO~!いなかったことにする?だめじゃん、電話出ちゃった・・。
電話、切っちゃう?そりゃ、まずいだろ・・・。
やだやだ、何で担任の先生から電話がきたんだ?)
危機迫ると、人間って瞬時におかしな色んなことを考えるものなんだな~と実感。
「あの~、海くんが、朝方、吐いてしまいまして・・・。」
(迎えに来てってことよね?)
どこかで、まだ「様子をみてみます」なんて話して下さるんじゃないかなんて、淡い期待を抱いた
いけない母。
でも、「お迎えに行ったほうがいいですよね?」
(そりゃ、そうでしょ!)
「いいですか?来ていただいて。」
「はい、行きます!」
はい、「私の時間」終了~!!
急いで、準備をして、迎えに行きました。
海は、見る感じでは、全然元気そう。
でも、夜もあまり寝られなかったこと、朝方もものすごく早く起きてしまったこと、
ものすごい早く起きていても、じ~っと布団の上に座って、ただただ静かにしていたこと、
夜も、ほとんど食事をとれなかったこと・・・を先生から聞きました。
それは、やっぱり限界だったよね。
精一杯、頑張ったんだね。
「ありがとうございました!」とお礼を言って、海と帰りました。
ものすごく安心したのか、ほっとした顔をした海を、今でもよく憶えています。
朝は、様子をみて、少しだけ食べさせました。
吐くこともなかったので、お昼は海の希望を聞きました。
「何食べたい?」
「チーズバーガー(マック)。」
はいはい、時間ならいっぱいあるよ~。
マックに行きましょう~!
あっという間に、ハンバーガーをぺロリ。
吐いたのは、明らかに精神的なことが原因だったことがわかりました。
食べ終わって、時計をみたら、まだ、お昼前。
ふっ、ふっ、ふっ。
今頃、私は友達とランチだったのよ~という叫びは、飲みこんで、
こりゃ~、1日長いぞ~!!
海は、すっかり元気満々。
一気に、私は脱力してしまって、海は勝手に遊んでいるし、リビングでダラダラしていました。
しばらくして、海が3階から下りてきました。
少しして、私は3階に上がりました。
すると、3階のトイレのドアに、何やら全く解読不明の字が書かれている1枚の紙が貼ってありました。
ん?なんじゃ、こりゃ?と思い、ドアを開けたら・・・
ギャ~~~!
トイレの中は水浸し。
タンクのところからも、水が溢れています。
拭こうとしたのか、遊んだのかはわからない、それはそれは、恐ろしい量のトイレットペーパーが
そこらじゅうに、い~っぱい!
何なのこれ~!!
まだ、状況を説明できるほど話せる海ではなかったので、一応聞いてはみたけれど、まったくわからず。
はあ~。
あ~ん!なんでこうなるの~!
ため息をいっぱいつきながら、トイレをやっとの思いで、きれいにしました。
どっと疲れて、リビングのある2階に下りていきました。
キッチンで、色々用をしていたら、「ダッダ~ ダッダ~!!」という海の声が聞こえました。
何して遊んでいるのかしら?と、海の方を見たら・・・
恐ろしいほど細かくハサミで切った大量の紙を、大きなダンプカーの荷台にのせて、
「ダッダ~」と言っては、床に落とし、それをひたすら繰り返していたのです。
ギャ~~!!
ありえない量の細切れの紙が、リビングのいたるところに、ばらまかれていました。
「もう、やめてくれ~い!」と、母、半泣き。
ありえない。ありえない。ありえない。・・・ありえた。
昨日、海がいない時間を、いっぱい寂しがらないで、のんびり楽しんでしまった罰か?
前日が宿泊だったなんて、もう忘れましたよ。
あまりに、長くて、ボリューミーな1日。
長くなりましたが、海1年生の宿泊学習の思い出でございます。
忘れたくても、絶対忘れることはないでしょう。
正確には、「宿泊学習の思い出」ではなくて、「宿泊学習だったはずの日の思い出」だな・・・。
今年は、どんな思い出になるでしょうか・・・。
今年の宿泊学習まで、あと4日。
ドキドキ ワクワク・・・。
後日、ご報告いたしま~す!
もしも、夜中に呼び出しきても
車で迎えにいけなくなるように
え~い!飲んでしまえ~!と
悪いことをたくらみ中の母です。
「タクシーで行きなさい!」という
声がすでに聞こえました。
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今では、信じられませんが、1年生のときの海は、いろんなことに緊張して、緊張して、
とにかく、緊張すると泣いていました。
本当のところ、緊張が原因なのかは、わかりませんが・・・。
授業参観なんかも、毎年泣かれてしまっていました。幼稚部から、ずっと・・・。
毎年のことで、親の方が慣れてしまっていましたけどね(笑)。
宿泊学習という未知の体験。
どうかな~。楽しめるといいな~。
信頼している先生方に預けられる訳なので、親はドキドキ、ルンルン♪
寂しいけど、嬉しい。
ドキドキだけど、ワクワク♪ みたいな感情が、フツフツと自分の中で沸いていました。
パパと、空と、私。
想像を超えて、海のいない我が家は、自由でした。
海だけが、家にいないということは、今までないので、どういう感じになるかがわからなかったのです。
空を怒ることが多かった、あの頃。(今もか・・・(笑))
あれ?何をするのも、楽チンだぞ!
お風呂、食事、あらゆることが、スムースに流れていく。
怒ることなんて、全然なくて、何も言わなくたって、何でも出来る。
夜、ゆっくりテレビを観て、のんびりして、笑って・・・。
海だけが、いなくなって初めて気付きました。
いかに、普段の毎日は、「海」中心にまわっていたのかを。
何も神経を研ぎ澄ませることなく、ゆっくり過ごす、当たり前のようで、当たり前ではなかった時間。
空が怒ることをしていたのではなくて、海に合わせて動かなければならない毎日に、
空を付き合わせ、めまぐるしい夕方からの時間に、私の心に余裕がなかったことが、
空を怒ってしまう大きな原因だったのかもしれません。
海がいない夜。
寂しさより、気付かなかったことに、気付かさせてもらえたことの「悟り」の感情の方が強かったことを
思い出しました。
そう、気づかさせてもらえたのも、宿泊学習のおかげです。感謝!感謝!
たっぷり、のんびりな夜を楽しみました。
そして、朝。
朝も、夕方同様、いつもはバタバタ。
でも、あれ?
いつもと違うぞ!
空は、出した朝食を、自分でパッパと食べるし、あれ?私は何すればいいんだ?
やだ~!時間余ってますけど・・・。
そして、「いってきま~す!」と、空は、元気に学校へ行った。
シ~~~ン!
いつもなら、そこから海と過ごして、海を学校へ送る毎日。
そっか、世の中の、普通~の小学生は、勝手に学校に行ってくれるんだよね~。
海を送ることが当たり前の毎日だったから、全然気付かなかった。
ちょっと、羨ましくもなったけど、ま、いっか。
海が帰ってくるまでは、まだまだある。
むふふ。
スッピンOK!
だらっと、のんびり、海のいない時間をどうするか考えよ~っと!
電話が鳴った。
「は~い!○○○です。」
「あ、もしもし、(ん?聞き覚えのある声・・)○○○学校の~ですが・・・」
(NO~!いなかったことにする?だめじゃん、電話出ちゃった・・。
電話、切っちゃう?そりゃ、まずいだろ・・・。
やだやだ、何で担任の先生から電話がきたんだ?)
危機迫ると、人間って瞬時におかしな色んなことを考えるものなんだな~と実感。
「あの~、海くんが、朝方、吐いてしまいまして・・・。」
(迎えに来てってことよね?)
どこかで、まだ「様子をみてみます」なんて話して下さるんじゃないかなんて、淡い期待を抱いた
いけない母。
でも、「お迎えに行ったほうがいいですよね?」
(そりゃ、そうでしょ!)
「いいですか?来ていただいて。」
「はい、行きます!」
はい、「私の時間」終了~!!
急いで、準備をして、迎えに行きました。
海は、見る感じでは、全然元気そう。
でも、夜もあまり寝られなかったこと、朝方もものすごく早く起きてしまったこと、
ものすごい早く起きていても、じ~っと布団の上に座って、ただただ静かにしていたこと、
夜も、ほとんど食事をとれなかったこと・・・を先生から聞きました。
それは、やっぱり限界だったよね。
精一杯、頑張ったんだね。
「ありがとうございました!」とお礼を言って、海と帰りました。
ものすごく安心したのか、ほっとした顔をした海を、今でもよく憶えています。
朝は、様子をみて、少しだけ食べさせました。
吐くこともなかったので、お昼は海の希望を聞きました。
「何食べたい?」
「チーズバーガー(マック)。」
はいはい、時間ならいっぱいあるよ~。
マックに行きましょう~!
あっという間に、ハンバーガーをぺロリ。
吐いたのは、明らかに精神的なことが原因だったことがわかりました。
食べ終わって、時計をみたら、まだ、お昼前。
ふっ、ふっ、ふっ。
今頃、私は友達とランチだったのよ~という叫びは、飲みこんで、
こりゃ~、1日長いぞ~!!
海は、すっかり元気満々。
一気に、私は脱力してしまって、海は勝手に遊んでいるし、リビングでダラダラしていました。
しばらくして、海が3階から下りてきました。
少しして、私は3階に上がりました。
すると、3階のトイレのドアに、何やら全く解読不明の字が書かれている1枚の紙が貼ってありました。
ん?なんじゃ、こりゃ?と思い、ドアを開けたら・・・
ギャ~~~!
トイレの中は水浸し。
タンクのところからも、水が溢れています。
拭こうとしたのか、遊んだのかはわからない、それはそれは、恐ろしい量のトイレットペーパーが
そこらじゅうに、い~っぱい!
何なのこれ~!!
まだ、状況を説明できるほど話せる海ではなかったので、一応聞いてはみたけれど、まったくわからず。
はあ~。
あ~ん!なんでこうなるの~!
ため息をいっぱいつきながら、トイレをやっとの思いで、きれいにしました。
どっと疲れて、リビングのある2階に下りていきました。
キッチンで、色々用をしていたら、「ダッダ~ ダッダ~!!」という海の声が聞こえました。
何して遊んでいるのかしら?と、海の方を見たら・・・
恐ろしいほど細かくハサミで切った大量の紙を、大きなダンプカーの荷台にのせて、
「ダッダ~」と言っては、床に落とし、それをひたすら繰り返していたのです。
ギャ~~!!
ありえない量の細切れの紙が、リビングのいたるところに、ばらまかれていました。
「もう、やめてくれ~い!」と、母、半泣き。
ありえない。ありえない。ありえない。・・・ありえた。
昨日、海がいない時間を、いっぱい寂しがらないで、のんびり楽しんでしまった罰か?
前日が宿泊だったなんて、もう忘れましたよ。
あまりに、長くて、ボリューミーな1日。
長くなりましたが、海1年生の宿泊学習の思い出でございます。
忘れたくても、絶対忘れることはないでしょう。
正確には、「宿泊学習の思い出」ではなくて、「宿泊学習だったはずの日の思い出」だな・・・。
今年は、どんな思い出になるでしょうか・・・。
今年の宿泊学習まで、あと4日。
ドキドキ ワクワク・・・。
後日、ご報告いたしま~す!
もしも、夜中に呼び出しきても
車で迎えにいけなくなるように
え~い!飲んでしまえ~!と
悪いことをたくらみ中の母です。
「タクシーで行きなさい!」という
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by soratoumihouse
| 2012-06-15 23:27
| 海のこと