「ほんとうのこと」を伝えていくこと
2012年 06月 07日
午後になって、雨も上がり、リビングの窓から、晴れやかな空が広がりました。
夕方、海が雲を見て言いました。
「お母さん~、ぼく、雲に乗りたいな~。」
夕食の準備の手を休めて、どれどれと海の眺める雲を一緒に見ました。
写真は撮り忘れてしまったけれど、とても、大きくて、ふわふわの雲でした。
「ほんと!お母さんも乗りたいな~!」
小さいころから想像すること大好きな私は、幾度となく、同じ願いを抱いたものでした。
正直、今でも、無理だとわかりながらも、乗れそうな気がしてならない私です・・・。
先日の海の個人面談で、先生が、こんな話をして下さいました。
「給食の時にね、海くんが、ぼくが牛乳飲んでるの、牛さん喜んでるかな~って言ったんです。
喜んでいるね!って言うことも出来たんだけど、少しずつ、本当のことを海くんに教えていかなくては
いけない時期にきたかな~と思うんです。
なので、こう、言いました。
牛さんもミルクは、牛さんの赤ちゃんに飲んでもらうものなんだよ。
それを、私達が、牛さんに分けてもらっているのよ・・・と。」
その話を聞いて、私も以前、同じことを海に聞かれ、
「もちろん、喜んでいるよ~!」と言ったことを思い出しました。
先生は、大人になった時の海までイメージして、考えてくださったのです。
今は、まだ身体も小さいから、可愛いね~で済むけれど、
大きくなってからも、牛さん、喜んでいるかな~!と言っていたら、やっぱりおかしいものねって。
確かに、そうだな~って。
私達は、子どものころは、そんな風に感情のない物にも、感情があるようにイメージしたり、
(絵本は大事にしてあげると、喜んでくれているよ・・・とか)
物理的に出来ないことを、イメージしてみたり・・・。
(あの雲を綿あめにして、食べたいな~・・・とか。)
でも、成長し、大人になっていく途中で、イメージではない「ほんとうのこと」を知って、
牛乳を飲んでも「牛さん、喜んでいるかな~。」とは言わなくなるんですよね。
牛乳を人間がいただいていることを、感謝できるように、自然となっている。
私は、自分自身が想像のなかで、沢山の喜びや、冒険心、心躍るようなワクワク感を
味わって育ってきたので、子どものイメージの世界を、本当に大切に、大切にしてきました。
海は、知的な遅れもあるので、実年齢で言えば、ちょうど半分くらいかな・・・。
今、海は9歳なので、ちょうど幼稚園の年中さんくらいな感じだと思います。
(あくまでも、知的な遅れの部分だけですが・・・。)
実際、4・5歳くらいの時は、単語が増えたとか、2語文を話した・・とかそういうレベルだったので、
今日のように、「雲に乗ってみたいな~。」というようなことを言うはずもなく・・・。
だから、今は、あ~、幼稚園くらいの子の感じだと思うと、納得。
そういう、子どもならではの感性が出てきたことが、親の私には嬉しくて、嬉しくてたまらないのです。
そういう感性なんて、出てこないのかな・・・とも思っていたりしたときもありましたから。
ありさんが、荷物運んでいるね~。お引っ越しかな?それともパーティーかな?
ちょうちょさんが、遊びにきたね。今日は、いいお天気ねって言いにきてくれたのかな~。
こんな会話を、海と出来るようになったことが、とっても幸せなのです。
いつ、どういうタイミングで、そういう世界の会話を止めにすればいいのか悩みます。
40歳になった海が、「わ~、ちょうちょさん、遊びにきてくれたの~!」と言ったら、やっぱりひくな・・。
海はよくても、周りの人がね・・・。
少しずつ、少しずつ、「ほんとうのこと」を伝えていくこと。
私の課題です。
海との、そんな会話を楽しめるようになった幸せを、もう少しだけ、あともう少しだけ、味わいたい。
忙しない日常の中での、限られた、穏やかで、優しい、ほんわかしたひとときを、
ゆったりと感じながら、私の記憶のノートに書き足していきたいな。
だから、もう少しだけ、先生に甘えちゃおうかな・・・。
学校で、少しずつ、「ほんとうのこと」を知っていく海を、大人に向かって歩む海を、
寂しく感じてしまう私は、まだ、海を赤ちゃん扱いしているのかもしれません。
まだまだ未熟な母親です。
私も、先生に沢山のことを教えていただきながら、成長していきたいと思います。
「ぐりとぐら」のカステラ、
小さい頃、味まで感じたのは
私だけ!?
甘くて、濃厚な幸せな味。
カステラが食べたくなった~!
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夕方、海が雲を見て言いました。
「お母さん~、ぼく、雲に乗りたいな~。」
夕食の準備の手を休めて、どれどれと海の眺める雲を一緒に見ました。
写真は撮り忘れてしまったけれど、とても、大きくて、ふわふわの雲でした。
「ほんと!お母さんも乗りたいな~!」
小さいころから想像すること大好きな私は、幾度となく、同じ願いを抱いたものでした。
正直、今でも、無理だとわかりながらも、乗れそうな気がしてならない私です・・・。
先日の海の個人面談で、先生が、こんな話をして下さいました。
「給食の時にね、海くんが、ぼくが牛乳飲んでるの、牛さん喜んでるかな~って言ったんです。
喜んでいるね!って言うことも出来たんだけど、少しずつ、本当のことを海くんに教えていかなくては
いけない時期にきたかな~と思うんです。
なので、こう、言いました。
牛さんもミルクは、牛さんの赤ちゃんに飲んでもらうものなんだよ。
それを、私達が、牛さんに分けてもらっているのよ・・・と。」
その話を聞いて、私も以前、同じことを海に聞かれ、
「もちろん、喜んでいるよ~!」と言ったことを思い出しました。
先生は、大人になった時の海までイメージして、考えてくださったのです。
今は、まだ身体も小さいから、可愛いね~で済むけれど、
大きくなってからも、牛さん、喜んでいるかな~!と言っていたら、やっぱりおかしいものねって。
確かに、そうだな~って。
私達は、子どものころは、そんな風に感情のない物にも、感情があるようにイメージしたり、
(絵本は大事にしてあげると、喜んでくれているよ・・・とか)
物理的に出来ないことを、イメージしてみたり・・・。
(あの雲を綿あめにして、食べたいな~・・・とか。)
でも、成長し、大人になっていく途中で、イメージではない「ほんとうのこと」を知って、
牛乳を飲んでも「牛さん、喜んでいるかな~。」とは言わなくなるんですよね。
牛乳を人間がいただいていることを、感謝できるように、自然となっている。
私は、自分自身が想像のなかで、沢山の喜びや、冒険心、心躍るようなワクワク感を
味わって育ってきたので、子どものイメージの世界を、本当に大切に、大切にしてきました。
海は、知的な遅れもあるので、実年齢で言えば、ちょうど半分くらいかな・・・。
今、海は9歳なので、ちょうど幼稚園の年中さんくらいな感じだと思います。
(あくまでも、知的な遅れの部分だけですが・・・。)
実際、4・5歳くらいの時は、単語が増えたとか、2語文を話した・・とかそういうレベルだったので、
今日のように、「雲に乗ってみたいな~。」というようなことを言うはずもなく・・・。
だから、今は、あ~、幼稚園くらいの子の感じだと思うと、納得。
そういう、子どもならではの感性が出てきたことが、親の私には嬉しくて、嬉しくてたまらないのです。
そういう感性なんて、出てこないのかな・・・とも思っていたりしたときもありましたから。
ありさんが、荷物運んでいるね~。お引っ越しかな?それともパーティーかな?
ちょうちょさんが、遊びにきたね。今日は、いいお天気ねって言いにきてくれたのかな~。
こんな会話を、海と出来るようになったことが、とっても幸せなのです。
いつ、どういうタイミングで、そういう世界の会話を止めにすればいいのか悩みます。
40歳になった海が、「わ~、ちょうちょさん、遊びにきてくれたの~!」と言ったら、やっぱりひくな・・。
海はよくても、周りの人がね・・・。
少しずつ、少しずつ、「ほんとうのこと」を伝えていくこと。
私の課題です。
海との、そんな会話を楽しめるようになった幸せを、もう少しだけ、あともう少しだけ、味わいたい。
忙しない日常の中での、限られた、穏やかで、優しい、ほんわかしたひとときを、
ゆったりと感じながら、私の記憶のノートに書き足していきたいな。
だから、もう少しだけ、先生に甘えちゃおうかな・・・。
学校で、少しずつ、「ほんとうのこと」を知っていく海を、大人に向かって歩む海を、
寂しく感じてしまう私は、まだ、海を赤ちゃん扱いしているのかもしれません。
まだまだ未熟な母親です。
私も、先生に沢山のことを教えていただきながら、成長していきたいと思います。
「ぐりとぐら」のカステラ、
小さい頃、味まで感じたのは
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甘くて、濃厚な幸せな味。
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by soratoumihouse
| 2012-06-07 00:21
| 海のこと