心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

サッカーから学んだこと

一昨日は、空の入っていた地域のサッカーチームの卒団お別れ会がありました。

空は、一年生からスポーツクラブでサッカーを習っていて、3年生から地域のサッカーチームにも入り、

スポーツクラブの方も大好きで、辞めたくないと両立してきました。


決して運動神経が良い訳ではない空だったので、おそらく、やっぱり辞める!と言いだすんだろうと

思っていました。

ところが、サッカー大好きで、先生や、コーチ、仲間たちにも恵まれて、6年間一生懸命頑張りました。

大好きなことは、本当に続くんですね・・・。

勉強も大切ですが、スポーツを通して学んだことは、空をみていると、それ以上に得たものは

大きいんじゃないかと感じます。


卒業式も、涙、涙でしたが、サッカーの卒団お別れ会も、一緒に応援してきたお母さん達、コーチ、

そして、空の大切な仲間たちと楽しいひとときを過ごして、涙、涙でした。


子どもたちから、「空のお母さん、卒業式も最初っから泣いてたでしょう!今日もいっぱい泣いてたね!」と

言われてしまいました(笑)。

昔から、泣き虫で、こればかりは直らなそうです・・・。


空のサッカーチームは、毎年、文集を発行してくれます。

今年は、卒団生だったので、空も私も、メッセージを書きました。


空のメッセージです。(少し変な文章のところもありますが・・・(笑))

「僕は、1年生の時から、○○○でサッカーを習っていました。

だけど、もっと、もっと、サッカーがうまくなりたいから、3年生で○○○に入団しました。


練習はなかなかうまくいかなくて、試合になっても全く出させてもらえなく、その時僕は、

とても、悔しくて、悔しくて、たまりませんでした。

その時に、監督やコーチは、僕にこう言ってくれました。

「そんなんで、あきらめるな!悔しいならいっぱい練習してうまくなろう!」と僕の心をかえてくれました。


4年生になると、しだいにサッカーが楽しくなり、試合でも活躍できて、とてもうれしい気分で

いっぱいでした。

僕はこんな最高の仲間と一緒にサッカーができるだけでも、良い経験になると思いました。


今、6年生になって、サッカーを楽しむことはとても大切だけれど、一つ一つの練習の大切さ、

仲間の大切さを強く感じています。


元日本代表の中村俊輔選手が、テレビでこう言っていました。

「小さな努力を少しずつ積み重ねることが、成功への近道なのです。」

僕は、この言葉が大好きです。


4年間の中で、一番思い出に残っているのは、○○○カップです。

みんなで力を合わせて闘い、なんと決勝までいきました。

○○○チームとあたり、1対0で勝った時は、みんなで叫びまくりました。


今までは試合に負けて、悔しい気持ちでいっぱいだったけれど、優勝した時は、泣きそうになるくらい

嬉しかったです。


この優勝を経験して、もっとサッカーが強くなりたいという思いが強くなり、一人では勝てないけれど、

全員で一つになって、力を合わせていくと、勝利につながるんだと思いました。


最後に、僕は日本代表の長友祐都選手みたいな、迫力ある、熱いプレーができる選手を夢みて、

サッカーの道を進んでいきます。


いつも、僕たちのために、サッカーを教えてくれた、監督やコーチの方々、いつもあたたかい目で

見守ってくれた、お父さん、お母さん方、いつも笑顔で練習できた仲間たち、

本当に、ありがとうございました。」



つたない文章力ではありますが、空なりに学び、感じたことが、素直に書かれていて、

素晴らしい時間を過ごさせてもらえた事を感謝しました。


今年、空が、小学校の図工の時間にドライポイント(版画の技法のひとつ)で作った作品。


b0244274_21464527.jpg




私は、この作品がとても好きで、空のサッカーへの想いが力強く感じられて、不器用な空ですが、

これはいっぱい褒めました^^。




私のメッセージです。

「6年生の皆さん、卒団おめでとうおめでとうございます!!

私はサッカーに詳しくなくて、時々テレビで試合を観るくらいでした。

チームプレーだということは頭ではわかっていても、やっぱりFWがかっこいい!そう思っていました。

でも、空が3年生で○○○○に入ってから、卒団までの間に私自身のサッカーの見方が変わりました。


確かに、点を入れなければ勝てない。だから、FWの仕事はとても大切でやっぱりかっこいい!

でも、そのゴールに決めたボールは、どこから来たの?そう思った時、

サッカーの深さに気付かされたんです。

そのひとつのボールを繋げていくための全てのポジションの役割を知った時、

FWだけがかっこいいと思っていた私は間違っていたなぁと・・。


ゴールを決めるまでにパスを繋げていくことは、知れば知るほど難しいですね。

でも、頭を使って仲間と心を合わせて繋げていったボールを決めた瞬間の気持ち良さは、

チームプレーならではだと思います。

チームには、色々な選手がいますね。

自分が全てだ!という人の集まっているチームだったら、どんなに技術が素晴らしい選手の集団でも

きっと得点には繋がらないでしょう。

失敗してしまっても、「ドンマイ」と声をかけてくれる仲間がいる。

弱気になっている時は、「元気を出せ!あきらめずにもう1点入れるぞ!」と盛り上げてくれる仲間がいる。

自分ではない人と意見が違っていたって当たり前。

大切なのは、違うからって否定するのではなくて、そういう考え方があると認められる自分でいられること。

その人の良さを、仲間同士で活かしていくことができたら、自分が何を得意として、

何ができるのかに気付いていけるようになるし、素晴らしいプレーに繋がっていくのかなぁと思いました。


サッカーは、素晴らしいスポーツですね。

人を認めながら、自分らしく生きることは、サッカーだけではなくて、人生においても

とっても大切な事だと信じています。

そのことをこんなに小さな時から、サッカーを通して心と身体で感じられた子供たちは幸せですね。

監督や、たくさんのコーチの方々からのメッセージは、生きていく過程でふと思い出し、

生きる力になっていくことと思います。


今までは、人数も少なくて、試合に出られることも多かったけれど、中学に入ってからは、

試合に出られないことも経験していくでしょう。

でもね、ベンチで応援している人も心は試合に出ているということ、ベンチからでしか学べないこと、

応援してみて気付くこと、全て経験から学んでいける人になってほしいと願っています。


雨で中止になるかどうか微妙で、早々とサッカーの格好に着替えて、中止になった時、

「え~なんでだよ。できるよ~」と悔しがっていた空。

「仕方ないでしょ。」と言いながら、そういう空の気持ちを本当は嬉しく感じていました。

大好きなサッカーに出会えて、素敵な仲間に出会えて、良かったね。

○○○○に入団できて、親子で本当に幸せに思っています。


最後に、ひとつだけ感謝を付け加えさせてください。

空には、3歳違いの知的な遅れのある自閉症児の弟がいます。海といいます。

自閉症は、コミュニケーションをとるのが難しい障害です。

なので、試合を観に行っても、練習に行っても、なかなかうまく人とコミュニケーションをとっていくことが

できませんでした。

けれど、空の仲間たちが、いつも海に声をかけてくれ、かわいい、かわいいと可愛がってくれ、

笑顔で向き合ってくれたことを私はいつも幸せに思っていました。


自閉症の人は、一見、人が嫌いだと思っている人も少なくありません。

でも、コミュニケーションをとるのが苦手なだけで、人は大好きなんです。

だから、時々、そうかなぁと思う人を見かけたら、温かく見守ってもらえると嬉しいです。

サッカーの事とは関係のないことですが、空の仲間たちの自然で温かい、その心に感謝して、

どうしてもお礼を言いたかったのです。どうもありがとう!


監督をはじめ、コーチの方々、一緒に応援したお母さんたち、たくさんの愛情をありがとうございました。

長くなってしまいましたが、感謝の気持ちを込めて・・。」


このメッセージの最初に、空が入団した3年生の時に文集に載せた絵を、載せてくれました。

b0244274_2148561.jpg



当時の絵を見ながら、大きくなったな~と成長を感じ、懐かしく、微笑ましく、ほんわかした気持ちに

なりました(*^_^*)。


中学の部活で、思いっきり大好きなサッカーを楽しんでもらいたいと願っています。

私は、お弁当作りを頑張ります^^。


にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

にほんブログ村 料理ブログ 学生弁当へ
にほんブログ村
by soratoumihouse | 2012-03-19 21:52 | 空のこと