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心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

僕のせい・・。責任・・。ごめんなさい。

海は、確認しないといられないことが、凄い勢いで増えています。

今朝も、学校に早く着いたのですが、車のシートチェック(海基準の)をして、

ドアを閉めたけれど、ドアの閉め方に納得がいかず、何回か海なりに確認しているのですが、

やっぱり駄目で、苦しそうにパニックになっていました。


クラスのお母さんが、先生に海の様子を伝えてくれたので、先生が外まで

出てきてくださいました。

それでも駄目で、「お母さんは用事があるから、もう車を閉めて行かないと・・。」

と先生が海に伝えてくださったので、私は、不安でいっぱいの海の顔を見ながら、

車に乗り込み、ドアを閉めました。


自分の納得いくようにドアを閉めたかったけれど、どうしても出来なかった海。

だから、私が車のドアを閉めた途端に、「わ~~~~ん」と泣いてしまいました。


納得がいくまで閉めたい気持ちがあるのがわかっているだけに、辛かった。

その海の苦しくて、涙で溢れている悲しい表情を目の前で見て、去っていくのは、

本当に辛くて、胸がぎゅ~~~っと締め付けられて、、、私が苦しいのです。


学校でどうしているだろうかと、家に帰ってきて、すぐ電話をかけてしまおうかと

思いましたが、きっと大丈夫・・・。と信じながら過ごしました。



学校ではかなりひきずっていたようでしたが、給食のころには

だいぶ良くなっていたようでした。(連絡帳で知りました)


でも、家に帰ってくると、「海のせいで、みんなが・・・行けなかった」とか、

「海が悪いから、いけない・・・。」と海なりに、精一杯責任を感じている

様でした。

自分の行動に責任をもつことを学んでいる海。

私も、それが大切だし、それを学ぶ時が来たんだと信じています。


でも、明らかな、自閉症という障害の生きづらさ故の行動の苦しみを

成長とともに、強く抱え、今まではぼんやりと見えていた景色も、

くっきりと見え過ぎて、逆に気になり過ぎてしまっているのだと思います。


私達は、見ないようにしようとすることも出来れば、自然と、見たいもの

だけを見ていて、必要のないものは見ないでいることが出来ます。

でも、もし、それが出来ないとしたら・・・?


パニックになるな~、って思うんです。

今日も、空と海でお風呂に入ったのですが、海がなかなか出てこない。

空にどうしたのか聞くと、「この頃、お風呂のふたを真っ直ぐに、きちんと

広げられないと気が済まないみたい・・・。手伝うよと言っても、それは

自分でしたいみたいで、いい!って断られるんだ~」って言うのです。


お風呂場から、何回もバタン!バタン!とお風呂のふたをやりなおしている音

がしていて、やっと出てきたと思ったら、すぐに私のところに来ていいました。

「お風呂の合わせるの(ふたのこと)まっすぐが出来なかった。まっすぐがいい。

まっすぐに出来た。だから、ごめんね。(遅くなってだと思う)

ごめんね言いたかったの・・・。」


「うん、うん、そうだったの・・・。」と言うと、また苦しそう。

「いいよって言ってほしい。」

「いいよ・・・。」と言うと、ほっとした顔で食事の支度を始めました。


苦しかったね~。一人で頑張ったね。裸でずっと、寒かったよね。

「いいよっ」て言う事くらい、なんてことはないよ。


お風呂のふたも、クッションの位置も、座布団の位置も、ダイニングの椅子の置き方も、

成長したことで、クリアになって、出来る事が増えたけど、苦しみも増えた。

責任をとることは大事だけど、そんなに自分を悪い子だって思わなくていいよ。


とうてい、海のことを知らない人達は理解するのも困難な世界だけど、

悪い子じゃない。

お母さんは知っているよ。誰よりも・・・。

海のせいで迷惑かけてしまうことは沢山あると思うけど、

一緒に謝るから。

お母さんからも、ごめんなさいって。


だから、そんなに「海のせいで・・・」って言わないで。

スケジュール通りに全部進めたら、気持ちがいいかもしれないけど、

将来、時間厳守が大切なことはわかっているけれど、

家では、そんなに苦しまなくていいよと言ってあげたいです。

私も、少し責任をとることに、力を入れすぎていたのかもしれません。


学校で頑張っている分、家は少しでも気の休まる場であってほしいと思います。

今まで、海は学校でも、どちらかと言えば、先生の言うとおりにしよう!

やろう!やらなきゃ!やりたい!と思って頑張ってきた方だと思います。

なかなか、行動に移せないでいるお友達を、多分ですが、責めたりするような

ことはなかったと思います。(責めたりしていたらごめんなさい)


どうして、出来ないのかな~とは思ったかもしれないけれど、

ずっとずっと、待っていた子でした。幼稚部からずっと・・・。


でも、今は自分が出来なくて苦しんでいます。

そんな海だからこそ、自分の苦しみと闘って、自分のせいで遅れたりしたら、

いっぱい責任を感じてしまうのでしょう。


謝ってばかりの生活から解放してあげたいです。

私も、自分で出来ることを考えて、海の未来へ進む足元を照らしてあげたいです。

海が、自分を大好きでいられるように・・・。


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by soratoumihouse | 2012-02-22 00:43 | 海のこと