心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

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幸せな思い出の味

お家生活も、昨日で終わり、ついに今日、海はデイサービスへ行けることになりました。

朝、デイサービスのスタッフの方が、家にお迎えに来て下さり、海も私もにっこにこ^^。

「いってらっしゃ~い!」と送りだし、空も同じ時間に友達と遊びに行き、玄関のドアを閉めた瞬間に、

「わーい!わーい!ひとりだーい!」と両手を挙げて、言葉に出して、階段を上がってしまいました。


思っていたより、お家生活は楽しめました。

けれど、やっぱり一人になる時間って必要です。

だから、とっても、とっても嬉しかったのです。


デイサービスのお迎えがくる前に、物凄い勢いでトイレ、洗面所のお掃除、空のお昼ご飯を作り、

夕食の下準備を済ませ、海を送り出してすぐ、電気を消して、車に乗り込み、ブルルルルーン!

あ~~~!幸せ~!とドライブだけでも気分転換になりました。


このお家生活を通して、食べることがいかに大きな楽しみになっているかに気付かされました。

いろんな嫌なことがあっても、何だかイライラしてしまっている時も、美味しいものが口の中に

広がると、幸せな気持ちになってしまう・・・。私が単純なのかな・・・・。


昨日、海とピザを作ろうと思って、提案したのですが、

「ナポリタン食べたい~!」と言われてしまいました(^_^;)。

でも、そう言われると、確かに食べたくなってきた。


私はパスタが大好きで、とにかく色んなパスタを作ってきました。

でも、時々どうしても食べたくなってしまうのが、THE 昭和のナポリタン。

今は普通にパスタと言いますが、昔はスパゲティーですよね。

私の母がスパゲティーのティーが言えなくて、よく笑っていました。


ナポリタンというと、私にはとても懐かしい思い出があります。

高校の時に引っ越すまで、生まれてからずっと住んでいた家の向かいに、「じいちゃん」と

呼んでいたお世話になった方が住んでいました。

今も、じいちゃんはそこに住んでいます。


じいちゃんとは、親戚とか、知り合いとかではないのですが、お子さんのいなかったじいちゃんが、

「おいで!」と手を広げたら、まだ2歳だった私がとことこ行ったことがきっかけで、親しくなるように

なったそうです。


それから、じいちゃんは、私を本当の子ども、孫?のように可愛がって下さり、

いつからかは憶えていませんが、母が、じいちゃんも夕食に誘い、

(当時、じいちゃんの奥様は、飲食店を経営していて、夜忙しかったのです。)

毎日、夕食の時間になると、私がじいちゃんのお家のドアを開けて、

「じいちゃん、ご飯だよ~!」と言いに行くのが私の日課でした。


とっても優しくて、何でも私の願いを叶えてくれるじいちゃんでした。

いつも果物の初物を買っては、夕食の時に持ってきてくれたり、近くにサンリオのお店があり、

多分近所では私が一番買ってもらっていたと思うほど、(完全に甘やかされました・・・)

色んなものを買ってもらいました。

お休みといっては、じいちゃんの家に遊びに行き、いつも遊び相手になってくれました。


近所に「まろん」という喫茶店がありました。

じいちゃんと私は、時々「まろん」に行っては、大好きなナポリタンを二人で食べるのです。

そこのナポリタンがたまらなく美味しくて、それが、私の中でのナポリタンです。

アルマイトかステンレスか、(小さい時の記憶なので素材をはっきり憶えていない)

楕円形の器に、フォーク(確かナプキンに食べる部分が包まれていた気がします)

が付いてきて、粉チーズをかけて、じいちゃんはタバスコもかけて、クルクルっとフォークで

巻いて、あつあつのナポリタンを頬張るのです。


あの頃の、「まろん」で食べたナポリタンが忘れられなくて、ナポリタンを作る度に、

必ず「まろん」の店内と少し暗めの照明と、じいちゃんの事を思い出すのです。

そして、ナポリタンを食べる時のこだわりがあります。

いつも、パスタを食べる時はフォークのスプーンを使うのですが、

ナポリタンの時は「まろん」の時と同じ、フォークだけです^^。


パパと空は、スプーンも使っていますが、海と私はフォークだけ。

ナポリタンは、フォークだけで、クルクルって巻いて食べなくっちゃ!

と、勝手に決めて自己満足です(笑)。


思い出の味「ナポリタン」。

私は、ナポリタンを食べる度に、あの頃のじいちゃんとの思い出が鮮明に蘇り、

幸せな優しい時間に舞い戻れるのです。


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海は、おいしい!おいしい!と口のまわりを真っ赤にして食べていました。

そんな子どもの姿が、私にはたまらなく可愛いのです(^u^)。



昨日の夜は、札幌の叔母からいただいた鮭で、鮭のロールキャベツを作りました。

海は、キャベツが苦手なので、鮭しか食べていませんでしたが、

パパと空には大好評でした。


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今日は、3時から空の友達と弟くんが遊びにきていました。

サッカーゲームで大盛り上がりでした。

可愛い男子たちの為に、ホットケーキを焼きました^^。

美味しそうに食べてくれて、それだけで母は胸キュン。


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夜は、塩バター煮豚。

これが、めっちゃ美味しくて、わさび菜とバジル入りマッシュポテトとすごく合う!

絶対、また作っちゃいます。

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美味しい幸せを満喫したお家生活でした(^u^)。

子どもたちの思い出の味になるお料理は何かな・・・。

ナポリタンだったりして・・・^^。

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by soratoumihouse | 2012-03-31 01:10 | お料理 | Comments(4)
海は、どこからどう見ても、元気くん!

まだちょっぴり、鼻水が出ますが・・・。

お家生活4日目。今日も、晴れ渡る空に感謝~!

いよいよ海も、外に行きたい気持ちが強くなってきました。

「今日と明日1日お家で過ごしたら、外で遊べるからね~。」と話したら、納得出来たようでした。


もうすっかり元気なので、今日はDSやYouTubeは時間を決めて(短めに)オーケーにしました。

学校で、時計の読み方を勉強していて、だいぶわかるようになってきたので、

「~~時半までね。」とか、「長い針が~~のとこにきたらね。そうしたら何時かな?」という風に・・。

やはり口だけでの説明だと難しいことも多いので、いつも使っている木の時計(手で回せる)

を使うとわかりやすいようです。

時計の読み方って、自分も子どもの頃、難しいな~と感じた気がします。

海も、ずっと、ずっと、何年も勉強してきて、少しずつですが、努力の成果が実ってきて、

嬉しい限りです。(先生方、ありがとうございます~!!)



海は、まだ、外では遊べないけれど、お家のベランダやバルコニーなら出てもオーケーよね!と思い、

今日は、3階のバルコニー(そんな立派なものではありませんが・・・・)でピクニックにしましょう!と

準備をしていると、海が気付き、「今日は、どこで食べるの?」と興味深々!

「今日は、3階のお外でピクニックにしよう~!」と言うと、

「わ~~い!やった~!やった~!」と大喜び^^。

空が遊びから帰ってくると、すぐに、「空、今日は、お外でピクニックだよ~!」と報告していました。


鶏胸肉を刻んで、卵、小麦粉、片栗粉、マヨネーズで作ったチキンナゲットは、とっても美味しくて

大好評でした!


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お家の3階とはいえ、やっぱり天気の良い日は、外で食べると気持ちがいいですね。


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空が、トンビを気にしていました。

「今まで、3階で何回も食べたことがあるけど、取られたことはないから、大丈夫だよ」と話していました。

そこから、話題はトンビに・・・。

空が、じい(私の父)と江の島に行った時のことを話し始めました。

「トンビが凄くてさ~、じいが、トンビに取られないようにって、ジャンバーを持ってる右手を挙げて、

ブンブン(手を挙げ、ブンブン回す真似をしている)回して、左手に食べ物持っててさ~!」と、

その、空のものまねが、なんか妙に、じいの姿が想像できて、空も、海も、私も、大爆笑!

笑いが止まらなくなって、あ~楽しい!

空と海の笑い声が、爽やかな青空に響きわたっていました。

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午後は、大好きな絵本を、のんびりと見ていました。

最近読んでなかった絵本を手に取りました。


岩波書店の「岩波の子どもの本」で、「はなのすきなうし」

マンロー・リック 著 ロバート・ローソン 絵 光吉 夏弥 訳 を紹介します。


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この絵本は、私が勤めていた幼稚園の女性の園長先生が、プレゼントしてくださった絵本です。

この絵本は、働いている時に初めて読んで、とっても大好きな絵本だったので、

プレゼントして下さった時、とても嬉しかったことを覚えています。


どういう絵本かというと・・・・。

昔、スペインに、フェルジナンドという名の可愛い子牛がいました。

他の子牛たちは、毎日、跳んだり、跳ねたり、頭を突きあったりして暮らしている中、

フェルジナンドだけは、いつも一人、草の上に座って静かに花の匂いを嗅いでいるのが大好きでした。

牧場の端のコルクの木の下が大好きな場所で、一日中、この樹の木蔭に座って花の匂いを嗅いでいました。


フェルジナンドのお母さんは時々、ひとりぽっちの息子のことが心配になり、

何故、他の子牛達のように、跳んだり、跳ねたりして遊ばないのかと訊ねます。

けれど、フェルジナンドは、自分はひとり、花の匂いを嗅いでいる方が好きなんだと答えます。

寂しがっていないことを知ったお母さんは、フェルジナンドを好きなようにしてあげました。


フェルジナンドはどんどん大きくなり、強い牛になりました。

他の大きくなった牛たちは、大きくなっても、一日中、つので突きあったり、頭をぶつけあったりして

過ごしていました。


みんな、華々しく闘う「闘牛」になるのが夢でした。

けれども、フェルジナンドは、相変わらず、コルクの樹の下で、静かに花の匂いを嗅いでいました。


ある日、牛使いたちがやってきて、闘牛のための乱暴な牛を探しにやってきます。

牛たちは、皆、我こそは!とアピールする中、フェルジナンドだけは、自分は関係ないというように

過ごしていました。


ところが、フェルジナンドはクマンバチの上に座ってしまい、痛さのあまり地面を蹴散らして、

暴れ回ったのです。


それを見ていた、牛使いの男達が、フェルジナンドを気にいってしまい、車に乗せて、

マドリードまで連れていってしまうのです。


大闘牛の日になり、街中がお祭り騒ぎになりました。

フェルジナンドは闘牛場の真ん中へ駆け込みました。

見物人たちは、皆、拍手喝采です。


ところが、フェルジナンドは見物の女の人達が、皆、頭に花を挿しているのをみつけると、

のっそりと座り込み、悠々と花の匂いを嗅ぎ始めるのです。

闘牛士がどんなにけしかけても、フェルジナンドは闘う気が全くありません。

ただ座って、花の匂いを嗅いでいるのです。


闘牛士たちは、自分の腕前をみせることが出来ないので、怒鳴り散らします。

とうとう、フェルジナンドは、元の牧場へ連れ戻されることになりました。


そして、フェルジナンドは、また、大好きなコルクの樹の下に座って、相変わらず、花の匂いを

嗅いでいるというお話です。

最後は、「フェルジナンドはとても幸せでした」という文章で締めくくっています。



幼稚園で働いている頃は、フェルジナンドのような子どもの意思を尊重して、大切にしてあげなくてはいけない

なと、教師の視点で読んでいました。


自分が親になってから、この絵本を読むと、新たに、母親の視点も入り、更に奥深さを感じます。

母親と言うのは、みんながみんなではありませんが、自分の子どもが仲間の中に入っていけなかったり、

一人でいたりすると、とても心配になります。


仲間はずれにされてるんじゃないか・・・とか、友達とうまく付き合えないんじゃないか・・・とか。

なんだか、自分まで、中に入れてもらえないような悲しみを味わってしまって、

勝手に色々考えて、沈んだ気持ちになってしまったりするのです。


逆に、子どもが、みんなと同じように遊び、輪の中に入っていたりすると、それだけで何だかとても

安心して、自分も中に入れてもらっているかのような安堵感を味わっていたりするものです。


海は、ある意味、フェルジナンドのそのものという感じなので、聞かなくてもそれが当然だし、

だからこそ、他に目を向けることを海がすれば、大きな成長と感じることも出来ます。


けれど空には、どうしても、フェルジナンドのお母さんが、最初心配したように、

友達との中に入れているとか、うまく付き合えているとかを意識してしまうのです。

今は、友達とも楽しく遊んでいて、単純な私は安心していたりするのですが、

中に入れてもらえないとかいう状況になると、また、心配してしまうでしょう。

でも、大切なのは、本当のところの気持ちを聞いてあげることなんですよね。

ひとりでいることを選びたかったのか、入りたいけど入れなかったのか・・・。


色んな子どもがいます。

本当に、フェルジナンドのように、自分が落ち着く場所や、自分が楽しいと感じることは、

平均的なその他大勢のような世界ではないのだとい子どももいるでしょう。

そういう世界が居心地がよいと思う子どもに、無理に、輪の中にいれようとしても、

努力させて、頑張らせて、一般的な理想の夢に向かわせたり、そういう人になれと必死に、

おしりを叩きながら、進ませようとしても、嫌なわけですから、苦痛そのものなんだと思います。


たとえ、頑張らせて、一般の理想の姿になったとして、心から喜んでいるのは、

親だけかもしれません。

喜んでいる、その陰で、子どもはやりたくもないことをやらされたり、嫌なことばかりで、

本当の自分の求める夢が叶ったわけではないので、苦しい気持だけが残るでしょう。


フェルジナンドのお母さんは本当に素敵です。

フェルジナンドの気持ちをちゃんと聞いてあげ、寂しくないことだけわかれば、その子の望む自由を

与えてあげているからです。


私は、ずっと空と海のお母さんです。

空と海の本当の気持ちを聞いてあげること、親が喜んでくれる道を進ませるのではなく、

空と海が、心から進みたい道を歩めるように、親の私自身が自ら邪魔することのないようにしなくっちゃと

心が引き締まりました。


最後の文章のように、空と海が、とても幸せでした・・・と思ってもらえるように・・・。


海の学校はかわいいフェルジナンドくんがいっぱいで、そんな世界も個性に溢れていて、

とっても素敵!と思う母でありました^^。


夜ごはんもいっぱい食べて、ん~、私が、コルクの樹の下で、花の匂いを嗅ぎながら、

のんびり寝たいわ~と、気分はすっかりフェルジナンドなのでした(笑)・・・。

食べすぎた~!


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by soratoumihouse | 2012-03-28 23:34 | 絵本&お弁当 | Comments(9)
お家生活3日目は、海も私もぐっすり眠ってしまい、起きたら7時過ぎでした。

空は、何時に起きたのか、全く気が付かず・・・。

海が、抱っこしていた「チョコ」という名の犬のぬいぐるみの鼻を、私のほっぺにチョンチョンと

してきて、「海、チョコ、おはよう~!」と私から御挨拶。

海が、チョコの鳴く真似をして(と言ってもぬいぐるみだから、鳴き方は・・・・?)、

「く~~ん、おはようさん^^!」と御挨拶。

平和な朝に感謝しました。


空は、朝起きて、少し勉強をして、ボールを持ってサッカー練習をしに行ったらしく、

リビングにはいませんでした。

昨日も、朝早く、サッカー練習をしに行き、明日もやるんだ!と言っていたので、心配はしませんでした。


海と一緒に、お日様に感謝をして、お日様の光がいっぱい降り注ぐリビングで、朝の支度を

のんびりと・・・。

時間に追われない生活って素敵♪

そうこうしている内に、空が「ただいま~!」と帰ってきました。

海も、元気になり、熱も平熱!

良かった、良かった、昨日より更に元気です。



空は、今日も朝から友達と遊ぶ予定。

空がピュ~~ンといなくなってしまわない前に、どうしてもハーブを買いに行きたくて、

買ったらすぐに帰ってくるからと約束をして、空と海で留守番を頼みました。

9時からやってる近所のスーパーのお花屋さんで、ローズマリーとバジル、それからベビーリーフに

レタスを買って、超特急で我が家へ。


私が帰って間もなく、空は遊びに行きました。

海とピアノの練習をしようね!と話してあったので、早速準備。

海は、月に1回だけ、ピアノを習っています。

上達させようとか、ピアニストにしようとか、そんな想いで習っている訳ではなく、

音に触れさせたいな~くらいな感じで1年前に始めました。


海のクラスにも、絶対音感の持ち主がいて、楽譜がなくても聴いただけで弾ける子もいます。

これまた、自閉症の人の特徴ともいえるかもしれません。

と言ってしまうと、みんな聴いただけで、何でも弾けると勘違いしてしまわれそうですが、

そんなことはなく、それが出来るのは、一部の人達です^^。


残念ながら、海にはその才能は持ち合わせていないので、ゆっくり、ゆっくりのペースです。

海の学校で音楽の時間に教わっていた音の覚え方で、家でもやっています。

音階一つ一つに色を付けて、(ドは赤、レはオレンジ・・・みたいに)楽譜に色塗りをします。

私が口でド~レ~ミ~♪と歌いながら、海は持っている色の所にきたら色をぬっていきます。

そして、指の番号をふり、何拍かを○の数で書いて、練習します。

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始めた頃は、気が遠くなるような作業と行程に、クラっときましたが、月に一回とはいえ、

(最初の頃は2回行けていたのですが、陸上を始めて練習が間に合わなくなり、減らしました。)

回を重ねていくうちに、音、指使い、拍数なんかを意識出来るようになりました。

一年間、右手だけですが、海にしたらよく頑張っていると思います。

ピアノの先生も、いつも楽しく海と接して下さって感謝しています。

海が続けたいと思ううちは、続けさせてあげたいと思っています。

(ゆる~い感じがちょうどいい海くんです^^。)


ピアノの練習も終わって、私は早速、昨日海に絵を描いてもらったプランターに、ハーブと野菜を

植えました。

海風でなかなか植物もうまく育たないのですが、うまく育つことを祈って・・・。

海は、自分の描いたプランターがいっぱい並んだのを見て、とっても喜んでいました。



午後は、海の染めて作った風呂敷の端のミシンかけをするために、ミシンを出したので、

すぐにしまうのは、もったいない気がして(笑)、これまた100円ショップで買ってきた2枚の布で、

エプロンを作りました。

以前、アフタヌーンティーのエプロンを友人からいただいて、その形が使いやすかったので、

同じ形にしました。


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私が、エプロンをして、海に「ど~お?」と見せたら、

「すてき~」と女子っぽく言ってくれました。 ありがと!海^^。



少しだけ(1時間ほど・・少しか?)、記憶にない時間がございます。

ん?ソファーにコロン~と寝転がったたら、、、(-_-)zzz。


なんで昼寝って気持ちがいいんだろう。

私が一番好きな昼寝をする場所は実家。

寝転がっていると、気付くと毛布が上に掛けられていて、気持ちい~い。

これぞ、実家ですね。・・・って私だけ?



夜ご飯を食べている時、よく子どもたちと、天国に逝った叔父や、私の先輩のSお姉ちゃんが

何を食べているかな?という話題になります。

天国の話題だったので、海がふと思ったようです。

「天国行ったら、1!何するの?」と海が聞きました。

学校でも、家でも、スケジュールをしっかりと取り入れて生活しているので、

天国では、どういうスケジュールなのかと思ったんでしょうね。


すると、私が答える前に、空が即答!

「1!神様に会う! 2!遊ぶ! 3!食べる! 4!寝る!」

空のたけのこご飯のおかわりを取りにいっていた私は、思わず吹きだしてしまいました。

海は、・・・・・・・・・。

海~、これが、あなたのお兄様ですのよ・・・。おーほっほっほっほっ。


空が、さらに追加して言いました。

「俺、神様とハイタッチしたいな~!」

どうぞ、どうぞ、いっぱいハイタッチしてください~~~~。


4月から晴れて中学生になる(なれるのか)長男です~。とほほ。

結局、海の質問は、空の答えに飲みこまれてしまったのでした・・・。


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by soratoumihouse | 2012-03-27 23:23 | 海のこと | Comments(2)

想像すること大好き~!

お家の中生活が始まりました。

まあ、素晴らしいお天気で、空が「お母さん、マジ、海きれいじゃない?」と感動して言いました。

ダイヤモンドのようにキラキラ光る海に、「ほんとだね~」と暫し、空(兄)と海(外の)を眺めて

うっとりしてしまいました。


最近、空と海と私は、朝起きると、お日様の方を見て(出ていなくても)感謝のことばを言っています。

「今日も、新しい一日をありがとうございます!」と。

忘れてしまう日もあるんですけど・・・。


今朝、海は「インフルエンザが治りますように・・・。」と言いました。

いつもは、私達が言っているように「今日も、新しい一日をありがとうございます」と言うのですが、

なんかきらめくお日様を見ていたら、神様にお願いしたくなったのかもしれません。

海が、そのすぐ後に「神様、お大事にねっ て(海に)言ってる?」と私に聞きました。

思わずにっこり、「うん、きっと言ってくれてるよ^^。」と何とも可愛い質問に、朝からほんわかでした。



海は、咳と鼻水はまだ出ますが、熱は微熱になり、昨日と比べると、だいぶ楽そうでした。

食事も少しですがとれて、ほっとしました。

空は、友達と朝食を食べてすぐに遊びに行ってしまいました。


さあ、海との二人生活の始まりです!

しばらく海はソファーに寝て、毛布をかけて、テレビを観ていました。

でも、あまりにもずっと寝たままだとフラフラしてしまうし、海も起きたいだろうな~と思い、

お絵かきに誘いました。


海が育てているチューリップのプランターも、海が絵を描いたのですが、

今年はハーブを育てようかと思い、大きな白いプランターを100円ショップで買ってきてありました。

ただの味気ない白いプランターも子どもが絵を描いただけで、とってもキュートになります。

海と何を描こうか相談して、描いてもらいました。


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ん~!可愛い(^-^)!

海も、私も大満足です。

海も少しは気分転換になったかな・・・・。



その後は、まだ鼻水もひどいので、また寝て、海は「カーズ2」のDVDを観ることになりました。

DVDは長いので、私の時間~♪

いつもは、海を朝、学校に送っていくので、そのまま買い物に行ってしまいます。

でも、今日は、お家の中・・・。



大掃除?・・・・うーうん(首を横フリ)

ミシンかけ?・・・うーうん(首を横フリ)


大好きなインテリアの雑誌でも見る?・・・うんうん(首を縦フリ)


そうよね、いつもは海を送って帰って来ると、そこから掃除や夕食の支度なんかして、(時に昼寝)

バタバタしていると空が帰ってきて・・・みたいな感じで案外ゆっくり雑誌を見ていないな~・・・と。


いや~、超嬉しいかも!

何にも考えないで、大好きな雑誌を目の前にド~~ンと積み重ねて、読んではイメージを膨らませて。

しかも、いい子ちゃんの海はDVDに釘づけ!

あ~、これも可愛い!これも素敵!こうしたい!いや~ん!可愛すぎ!と一人心の中で大騒ぎ!


インフルエンザ生活、子どもが苦しんでなければ、以外に楽しめるかも^^。と新たな発見でした。

(明日、どうなるかはわかりませんが・・・・。まずは、今日が大事・・・・。)


まったりと雑誌を満喫して、ふと外を眺めると、小さな船が、なにやら大きな何か(わからない)を

運んでる。力持ちね~と感心しちゃったりして・・・。

でも、ゆっくりと進む船の速度に、私は何だかとても癒されました。


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せわしない毎日。なんか動いてないとさぼっているような変な感覚もある。

でも、あえてゆっくりすることは、やっぱり大切なんだと、船を見ながら感じました。



お昼に空が帰って来て、また友達の家に行くといいます。(まあ、よく遊びますよ・・。)

「今日は、海に合わせるから、うどんだよ~」と言っておきました。

ご飯も余っていたので、炭水化物ばかりですが(汗)、みぶな、しらすとおかか、叔母からもらった

北海道のほたてのそぼろのおにぎりも付けて・・・。

寂しいので、盛り付けでごまかすという・・・(笑)。

でも、子どもたちには好評で、海も沢山食べられました。


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夜は海の好きなそぼろご飯と決めていました。

でも、なんか楽しくしたいな~。なんかいいアイディアはないかな~。と卵を混ぜ混ぜしながら、

考えていました。


外に行けない海。

そうしたら、また、お家ピクニックをすればいいんだわ(^u^)!と思いました。

海が学校の遠足となると雨が降ってしまって、何回もお弁当の用意をするのに、行けなかった時、

「お家遠足ごっこ」をして、床にクロスを敷いてお弁当を食べたりしました。


今日は「気分はピクニックごっこ」に決定~!!

といっても、テーブルにピクニックぽいクロスをかけて、あえて紙皿なんかを使ってみたりして♪くらいの

ものですが・・・・。


でも子どもたちは、とっても喜んでくれました。


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海なんて、「わ~い!わ~い!ピクニックだ~!」と子役になれるよ!というような喜びよう。

これだけで、私の想いは十分満たされてしまいました。


けれど、それ以上に盛り上がり、とっても楽しい夕食タイムになりました。

私が、「ここは、広~い野原です!」と言うと、

空が、「海があって、山もあってさ、あ~~~~(伸びをする真似をして)最高!」

すると、海が「お花もいっぱいあるの!」と嬉しそう^^。


空が「想像っていいよね~」と言ったので、

「そうよ!想像は最高よ!外に出られなくたって、ピクニック出来るんだから!」


自閉症の人は想像することが苦手な人が多いけど、海は、この想像大好きな母親の遺伝子を

強く受け継いだのか、意外と想像の世界で楽しめるタイプらしいです!やったね!?



私は小さい時から、お布団の上に乗って、「ここは船の上!落っこちたらサメががいるかもしれないから

気をつけて!」とぬいぐるみ相手に想像したり、布を一枚床に敷いては、まさにピクニックを想像したり、

お友達と遊ぶのも、とにかく想像の世界でのごっこ遊びが死ぬほど好き!


だから、「赤毛のアン」の世界はたまらないし、「トムソーヤの冒険」や、「南の島のフローネ」も

ワクワクしちゃって、布団をいかだに見立ててみたり、ここは無人島!とイメージして、

なんだかもう、家じゅうのものを集めてお家を作ってみたり・・・。


あ~、思い出して楽しくなってきちゃった・・・。

外に出られない海のため・・・と言いながら、実は私が一番ウキウキしてしまったのでした。



想像すること!最高で~す!

お家生活、明日は何をしようかな~って、完全に楽しみにしてるじゃん(笑)!

どうぞ、海くんが、今日みたいに平和でありますように(祈)・・・・・。



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by soratoumihouse | 2012-03-26 22:58 | 子どもたち&お料理 | Comments(2)

痛み

久しぶりに朝からカラッと晴れて、降り注ぐ日差しをチューリップ達も喜んでいるようでした。

一昨日、海は発熱して病院に行き、インフルエンザの検査をしましたが、陰性でした。

昨日は、一日平熱で、食欲もあり、夜にはリビングの往復も出来るようになり、ほっとしました。


今日は、海は近所のマラソン大会に出る予定でした。

去年は、震災で大会が中止になったので、今年は特に楽しみにしていました。

今回は伴走者なしの2キロのコースに初めてのチャレンジです。

「熱も下がったし、明日はマラソン頑張ろうね!」と言って寝ました。



早朝に、海の苦しむ声で起きました。

「海、どうしたの?苦しいの?」

「頭が痛いよ~。痛いよ~。」


首筋を触ると、熱い!

冷えピタを貼り、体温計で計ったり、そうこうしているうちに海がう~っと吐いてしまいました。

何?何で吐くの?と私がパニックです。

「痛い、頭痛い、お腹痛い、あ~~~ん」と叫ぶ海。

こうなると、頭なのか、お腹なのか全くわかりません。

脳炎?髄膜炎?不安がよぎります。



幸い、お世話になっている小児科は、日曜日も診療日なので、朝一で行きました。

結果は・・・インフルエンザB型でした。


一昨日は発症して間もなくの検査で、陰性になってしまったのでしょう。

5日間外出禁止です。

海も、私も頑張らなくては・・・。

でも、原因がわかってホッとしました。



ふと窓の外を見れば、キラキラと輝く海と晴れ渡る空。

マラソン日和です。

「マラソン残念だったね。来年は出ようね!」と海に言いました。


自閉症の人は、痛みを感じにくい人が多いと言われています。

しかも、知的な遅れのある人は、さらにその痛みを表現することが難しいのです。

痛み一つでも、痛みを表現するのって微妙なニュアンスの違いがあってただでさえ難しい。

どこが、どんな風に痛いのか、痛い時はどういう風に伝えたらいいのか、微妙な表情を絵カードなどで

表しているものもありますが、それを自分の状況に一致させるのが、これまた難しいのです。


本当に痛くても、それをどう表現していいのかもわからなければ、コミュニケーションをとるのも苦手。

しかも、病院などで怖い体験なんかをすると、それがずっと残ってしまいます。

辛いですよね。痛くて苦しいだけで辛いのに、伝わらないし、ドキドキするし、怖いし・・・。


小さな身体を震わせて耐えた海の痛みをとってあげることは、私には出来ないけれど、

せめても、親の愛情でその苦しみを少しでも和らげるようにしてあげたい。

親の願いであり、祈りです。


今日の夜はキャベツがあったのでお好み焼きにしました。

海はまだ普通の食事が出来ないので、私達が食べているのを見ても、

食べたくならないものにしようと思っていました。

豚玉と新しいお好み焼きも作りたいなと思って出来たのがこれ!


「バジルとチーズのお好み焼き ~ヨーグルトマヨバジルソース~」

さっぱりしていて、パパにも空にも好評でした。

ベーコンにチーズ、ドライバジルをたっぷり入れて、鶏ガラスープの粉末を少しだけ入れて、

あとは普通のお好み焼きと同じ。キャベツも山芋も卵も入れました^^。

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さあ、海と私の5日間!

お家の中で、海の回復を待ちながら、いかに楽しく過ごすかを考えたいと思います^^。

時間だけは、いっぱいあるから~(笑)。

お掃除すれば!ってどこからか声が聴こえてくるような・・・。



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by soratoumihouse | 2012-03-25 22:53 | 海のこと | Comments(8)
海の三年生最後の日(修了式)でした。

本当に早い一年でした。

この前、3年生、進級おめでとう~!と言った気がするのにな・・・。


2年生最後の頃は、なかなか、自分の想いを伝えることが出来なくて、学校でも、トイレにこもったり、

保健室に通ったりしていました。

2年生最後の日も、涙を流しながら、担任の先生のお膝にのって抱かれていたことを、

昨日のことの様に思いだします。


それが、今では、自分の想いを伝えて、緊張しながらも色々とチャレンジ出来るようになりました。

と同時に、海のこだわりや、確認が激しくなり、なかなかきつい一年でもありました。

そんな一年をなんとか乗り越えられたのも、先生方がいつも想いを共有して、アドバイスを

下さったおかげです。


そんな素敵な先生方に、ありがとうの気持ちを込めて、海にプレゼントをあげようねと話しました。

一つは、海が、先生方のお顔を書いたものを、かわいい紙皿に貼って飾れるようにしました。

先生方のお顔に、何だか似ていて、よく特徴を捉えているな~と、にっこりしてしまいました。


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もう一つは、お花をアレンジしてプレゼントすることにしました。

小さなグラスにオアシスを入れて、海が、切ってある花を生けていくようにしました。

小さなお花のアレンジは、とっても愛らしく、春らしく出来ました。


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朝、先生方にプレゼントをしたら、とっても喜んで下さり、海はとても嬉しそうでした。

渡す前は、相変わらず、少し緊張していて、私と一緒に渡したいと話していた海でしたが、

先生がいらしたら、にこにこで渡すことが出来て、最後にまた一つ大きな成長を感じることが

出来ました。



先生方がいらっしゃる前に、少し時間があり、海とクラスで待っていました。

すると、海は誰に何を言われるでもなくて、教室にあるスケジュールをテキパキをと変えていきます。

毎日、やっているんでしょうね。「きのう」「きょう」「あした」というカードを慣れた手つきで、

移動させていきます。本当に感心しました。


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幼稚部さんの頃は、時の概念を理解するなんて、夢のようでした。

今では、学校の個別課題でも、「来週」まで勉強して下さっていると知り、感激しました。

「来週」「再来週」「今年」「来年」等など・・・覚えることは沢山ですが、本当に、先生があらゆる工夫を

して下さったおかげで、夢とさえ感じていた理解も、現実のものとなりました。




この子達は、臨機応変が苦手。小さな変化にも敏感で、変わることにパニックをおこしてしまうことが

よくあります。

前にも、ブログで書いたかもしれないけど、そんな子どもたちには、その逆で臨機応変に対応して

いかなければなりません。

簡単なことではないし、いいかなと思って試したことも、ダメだったりすることも沢山。

それでも、何とか社会の中で、幸せを感じて生きていけるための一歩のために、

先生方は、あの手、この手で一歩を踏み出すためにと、労力を惜しまないでいて下さるのです。

そういう深い愛情で、海は着実に一歩ずつ、歩んでいます。歩ませていただいています。


海が、こんなに当たり前のようにしている一つ一つに、先生方の溢れる愛情を感じて、

感謝してもしきれないほどの想いでいっぱいになりました。

先生方、本当にありがとうございました。



全体の修了式が終わって、クラスに戻り、お母さん達も、子どもたちと一緒にプログラムを

楽しみました。

歌や、ダンス、作品の発表、先生方の歌のプレゼントまでありました。

作品の発表では、図工で染物をして作った風呂敷とバックを一人一人みせてくれました。


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布の端も、ちゃんと子どもたちがアイロンをかけて、あとは、お母さんが縫うだけにまでして下さっていて、

本当に先生方には頭が下がりっぱなしです。


プログラムもいよいよ終わりになり、3年生の、この先生方との一年間ともお別れです。

最後の挨拶をしたら、クラスの女の子が「わ~~~~~ん」と泣きだしてしまいました。

一見普通のことのように感じますが、この子たちが、寂しい、悲しいというような感情を、

そういう場面で出すことは、実はとっても難しいのです。


それが、理解できているんだと知った時、その子の涙を見ながら、お母さんも先生も、私も

もらい泣きしてしまいました。


そういう空気感だったからなのかはわかりませんが、海も先生とのお別れを待っている間に

ウルウルしてきてしまい、「○○○先生にありがとう言えば良かった~~~」と私に抱きついて、

泣きだしてしまいました。

○○○先生は、体調を崩されて、今日、お休みだったのです(涙)。


それを担任の先生に伝えると、優しいまなざしで、腰をかがめ、海の目の高さに合わせて、

海の手を取り、「海くん、どうしたの。いいよ。悲しいんだね。聞いてあげるよ。」と

話して下さる先生。

私は、この先生の言葉に、今年、どれだけ救われたでしょうか。

海も、どれだけ、心を開くことができたでしょうか。

先生の優しさのおかげです。



先生が「大丈夫。今度、また会った時に、ありがとうを言えばいいんだよ。」と優しく諭してくださり、

海は落ち着くことが出来ました。



先生とお別れした後に、今年度でお辞めになる副校長先生にも、お別れの挨拶をしに

職員室に行きました。

すると、海は、もう涙がいっぱいになって、副校長先生が海を抱きしめて下さいました。

涙をいっぱい流していた海が、声を振り絞ってい言いました。


「ずっといるの?」

「う~ん、30日まではいるけど、その後は、東京に行ってしまうんだ・・・。」


海が渡したチョコレートのお礼にと、いつも海の大好きなトミカの切り抜きを貼って、カードにして下さった

先生でした。海は、それを、とても喜び、宝物箱に入れています。



卒業、離任、退職等は、やはり、今の海には難しすぎて理解が出来ません。

空が卒業と聞けば、空が家からいなくなると思っていました。


クラスの先生方とは、お別れと聞くと、もう会えないと思うらしく、何度も聞かれ、

もう会えないのではなくて、3年生のこのクラスと先生方とお別れだと伝えるのも難しくて・・・。


そして、副校長先生のように4月から、もう会えない先生もいることも、また難しいのです。


こういう事だけでも、本当に理解出来るまでの道は、果てなく遠い道のりに感じるけれど、

一歩一歩、踏み出して歩んでいけば、きっと理解できる時がくる・・・そう、信じています。



本当に素敵な先生方が、来年も一緒だと本当は嬉しいけれど、まず、そういうことはないので、

あ~、なんか、寂しいな~と思っていましたが、考えを変えました。

こんな素敵な先生方が、各学年にバラバラになってしまったとしても、

それは、少なくとも三つのクラスが幸せになるんだと思えば、悲しくないなって。

幸せは、一人からでも十分に拡がっていくから・・・。


海の3年生もまた、素晴らしい1年でした。

先生方に、心から感謝をしています。



家に帰ってから、疲れが出たのか、調子が悪くて、休んだのですがダメで、夕食の支度が

出来なくて悩んでいたら、空が作ってくれると言ってくれました。


海も、実は空が言う前に「僕が作ってあげようか?」なんて言ってくれて、

作れないけど、そんな言葉を言ってくれたことに、なんだかとても幸せでした。


そして、空が夕食を作ってくれました。

家庭科でも、全部、一人で作ったことが自信になっているのか、分量や、調理の仕方は聞いてきましたが、

全部一人で作ってくれ、感激でした。


「プルコギ丼セット^^」


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私は、脂ものはきついので、少しだけ食べて、空に「美味しい~(ほんとに)!」と言いました。

海も「また、作ってね!」と空にお願いし、

パパは、「うまい~~~~!空、凄いよ!ありがとうね!」と褒めて、

空は、ルンルンの笑顔でした。



空も、海も、一歩一歩、そして確実に、大人への階段をあがっているようです。

私は、やっぱり幸せです。


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by soratoumihouse | 2012-03-22 22:46 | 海のこと | Comments(6)

サッカーから学んだこと

一昨日は、空の入っていた地域のサッカーチームの卒団お別れ会がありました。

空は、一年生からスポーツクラブでサッカーを習っていて、3年生から地域のサッカーチームにも入り、

スポーツクラブの方も大好きで、辞めたくないと両立してきました。


決して運動神経が良い訳ではない空だったので、おそらく、やっぱり辞める!と言いだすんだろうと

思っていました。

ところが、サッカー大好きで、先生や、コーチ、仲間たちにも恵まれて、6年間一生懸命頑張りました。

大好きなことは、本当に続くんですね・・・。

勉強も大切ですが、スポーツを通して学んだことは、空をみていると、それ以上に得たものは

大きいんじゃないかと感じます。


卒業式も、涙、涙でしたが、サッカーの卒団お別れ会も、一緒に応援してきたお母さん達、コーチ、

そして、空の大切な仲間たちと楽しいひとときを過ごして、涙、涙でした。


子どもたちから、「空のお母さん、卒業式も最初っから泣いてたでしょう!今日もいっぱい泣いてたね!」と

言われてしまいました(笑)。

昔から、泣き虫で、こればかりは直らなそうです・・・。


空のサッカーチームは、毎年、文集を発行してくれます。

今年は、卒団生だったので、空も私も、メッセージを書きました。


空のメッセージです。(少し変な文章のところもありますが・・・(笑))

「僕は、1年生の時から、○○○でサッカーを習っていました。

だけど、もっと、もっと、サッカーがうまくなりたいから、3年生で○○○に入団しました。


練習はなかなかうまくいかなくて、試合になっても全く出させてもらえなく、その時僕は、

とても、悔しくて、悔しくて、たまりませんでした。

その時に、監督やコーチは、僕にこう言ってくれました。

「そんなんで、あきらめるな!悔しいならいっぱい練習してうまくなろう!」と僕の心をかえてくれました。


4年生になると、しだいにサッカーが楽しくなり、試合でも活躍できて、とてもうれしい気分で

いっぱいでした。

僕はこんな最高の仲間と一緒にサッカーができるだけでも、良い経験になると思いました。


今、6年生になって、サッカーを楽しむことはとても大切だけれど、一つ一つの練習の大切さ、

仲間の大切さを強く感じています。


元日本代表の中村俊輔選手が、テレビでこう言っていました。

「小さな努力を少しずつ積み重ねることが、成功への近道なのです。」

僕は、この言葉が大好きです。


4年間の中で、一番思い出に残っているのは、○○○カップです。

みんなで力を合わせて闘い、なんと決勝までいきました。

○○○チームとあたり、1対0で勝った時は、みんなで叫びまくりました。


今までは試合に負けて、悔しい気持ちでいっぱいだったけれど、優勝した時は、泣きそうになるくらい

嬉しかったです。


この優勝を経験して、もっとサッカーが強くなりたいという思いが強くなり、一人では勝てないけれど、

全員で一つになって、力を合わせていくと、勝利につながるんだと思いました。


最後に、僕は日本代表の長友祐都選手みたいな、迫力ある、熱いプレーができる選手を夢みて、

サッカーの道を進んでいきます。


いつも、僕たちのために、サッカーを教えてくれた、監督やコーチの方々、いつもあたたかい目で

見守ってくれた、お父さん、お母さん方、いつも笑顔で練習できた仲間たち、

本当に、ありがとうございました。」



つたない文章力ではありますが、空なりに学び、感じたことが、素直に書かれていて、

素晴らしい時間を過ごさせてもらえた事を感謝しました。


今年、空が、小学校の図工の時間にドライポイント(版画の技法のひとつ)で作った作品。


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私は、この作品がとても好きで、空のサッカーへの想いが力強く感じられて、不器用な空ですが、

これはいっぱい褒めました^^。




私のメッセージです。

「6年生の皆さん、卒団おめでとうおめでとうございます!!

私はサッカーに詳しくなくて、時々テレビで試合を観るくらいでした。

チームプレーだということは頭ではわかっていても、やっぱりFWがかっこいい!そう思っていました。

でも、空が3年生で○○○○に入ってから、卒団までの間に私自身のサッカーの見方が変わりました。


確かに、点を入れなければ勝てない。だから、FWの仕事はとても大切でやっぱりかっこいい!

でも、そのゴールに決めたボールは、どこから来たの?そう思った時、

サッカーの深さに気付かされたんです。

そのひとつのボールを繋げていくための全てのポジションの役割を知った時、

FWだけがかっこいいと思っていた私は間違っていたなぁと・・。


ゴールを決めるまでにパスを繋げていくことは、知れば知るほど難しいですね。

でも、頭を使って仲間と心を合わせて繋げていったボールを決めた瞬間の気持ち良さは、

チームプレーならではだと思います。

チームには、色々な選手がいますね。

自分が全てだ!という人の集まっているチームだったら、どんなに技術が素晴らしい選手の集団でも

きっと得点には繋がらないでしょう。

失敗してしまっても、「ドンマイ」と声をかけてくれる仲間がいる。

弱気になっている時は、「元気を出せ!あきらめずにもう1点入れるぞ!」と盛り上げてくれる仲間がいる。

自分ではない人と意見が違っていたって当たり前。

大切なのは、違うからって否定するのではなくて、そういう考え方があると認められる自分でいられること。

その人の良さを、仲間同士で活かしていくことができたら、自分が何を得意として、

何ができるのかに気付いていけるようになるし、素晴らしいプレーに繋がっていくのかなぁと思いました。


サッカーは、素晴らしいスポーツですね。

人を認めながら、自分らしく生きることは、サッカーだけではなくて、人生においても

とっても大切な事だと信じています。

そのことをこんなに小さな時から、サッカーを通して心と身体で感じられた子供たちは幸せですね。

監督や、たくさんのコーチの方々からのメッセージは、生きていく過程でふと思い出し、

生きる力になっていくことと思います。


今までは、人数も少なくて、試合に出られることも多かったけれど、中学に入ってからは、

試合に出られないことも経験していくでしょう。

でもね、ベンチで応援している人も心は試合に出ているということ、ベンチからでしか学べないこと、

応援してみて気付くこと、全て経験から学んでいける人になってほしいと願っています。


雨で中止になるかどうか微妙で、早々とサッカーの格好に着替えて、中止になった時、

「え~なんでだよ。できるよ~」と悔しがっていた空。

「仕方ないでしょ。」と言いながら、そういう空の気持ちを本当は嬉しく感じていました。

大好きなサッカーに出会えて、素敵な仲間に出会えて、良かったね。

○○○○に入団できて、親子で本当に幸せに思っています。


最後に、ひとつだけ感謝を付け加えさせてください。

空には、3歳違いの知的な遅れのある自閉症児の弟がいます。海といいます。

自閉症は、コミュニケーションをとるのが難しい障害です。

なので、試合を観に行っても、練習に行っても、なかなかうまく人とコミュニケーションをとっていくことが

できませんでした。

けれど、空の仲間たちが、いつも海に声をかけてくれ、かわいい、かわいいと可愛がってくれ、

笑顔で向き合ってくれたことを私はいつも幸せに思っていました。


自閉症の人は、一見、人が嫌いだと思っている人も少なくありません。

でも、コミュニケーションをとるのが苦手なだけで、人は大好きなんです。

だから、時々、そうかなぁと思う人を見かけたら、温かく見守ってもらえると嬉しいです。

サッカーの事とは関係のないことですが、空の仲間たちの自然で温かい、その心に感謝して、

どうしてもお礼を言いたかったのです。どうもありがとう!


監督をはじめ、コーチの方々、一緒に応援したお母さんたち、たくさんの愛情をありがとうございました。

長くなってしまいましたが、感謝の気持ちを込めて・・。」


このメッセージの最初に、空が入団した3年生の時に文集に載せた絵を、載せてくれました。

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当時の絵を見ながら、大きくなったな~と成長を感じ、懐かしく、微笑ましく、ほんわかした気持ちに

なりました(*^_^*)。


中学の部活で、思いっきり大好きなサッカーを楽しんでもらいたいと願っています。

私は、お弁当作りを頑張ります^^。


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by soratoumihouse | 2012-03-19 21:52 | 空のこと | Comments(6)
空の卒業式でした。

お天気にも恵まれて、小学生最後の日を迎えることが出来ました。


昨日の朝、輝く朝日に、空と「今日も、新しい一日をありがとうございます!」と挨拶をしました。

そんな風に一日を始めると、とてもすがすがしい気持ちになり、感謝から始められるからです。

朝ごはんの支度を「旅立ちの日に」をYouTubeで聴きながらしよう!と曲が流れた瞬間に、

胸が熱くなり、涙が出てきてしまって、止まらない。

空に、「お母さん、もう、泣いてるの?早くない?」と突っ込まれてしまいましたが、

なんか、もう、色んなことを思い出してしまって、成長した空が今、こうしてここにいることに

感動して泣けてきてしまいました。


前日から、こんなんでどうなることやら・・・(笑)。

そして、卒業式の今日。

空の、ブレザーにパンツ、ネクタイなんか締めちゃった姿に感動!

母親は、これだけでも十分、感動してしまいます。


空は、とても緊張していて、うまく返事が出来るかな・・・とかなり前から、家でも返事やよびかけ、

歌の練習をしていました。

「お母さん、どっちの返事がいい?姿勢は、これならいいかな?」等々・・・。

こんなことを、母親に聞きながら、練習するなんて小学生が最後でしょう。きっと・・・。

毎日、毎日、いっぱい卒業式の練習を積み重ねて、式に臨む意気込みを感じ、感心しました。



卒業式が始まって、子どもが入場してきた途端、もうダメでした。

その凛とした姿に、成長した姿に、感動してしまって、涙、涙、涙・・・。

子どもたちのよびかけも、卒業証書授与も、校長先生のことばも、教育委員会の方のことばも、

歌も、どれも素晴らしくて、本当に心に響く卒業式でした。



6年間、早かったけれど、本当に色々なことがありました。

空だけでなく、私達家族一人一人に、色々なことがあり、耐えられないような苦しみの中に

あった時にも、家族で支え合ってきました。

悩みながら、祈りながら、ぶつかった壁を、家族で乗り越えてきました。


こうして、空の小学校の卒業式に出席し、お祝い出来ることは当たり前ではなく、

心から感謝すべきことで、一つ一つを目に焼きつけるように、幸せを噛みしめました。

本当に、どの子もみんな素晴らしくて、一人一人抱きしめたい気持ちになりました。


式が終わり、みんなで写真を撮ったり、先生や、友達と写真を撮ったりしている時の、

子どもたちの楽しそうなこと!


「空、早く来いよ~!」と肩を組んでは、飛び跳ねて、ふざけたり、大笑いしたり、

見ているだけで幸せな気持ちになりました。

空たちの学年は、みんな男子も、女子もとても仲が良くて、お母さんたちの仲も良くて、

居心地のよい6年間でした。


でも、忘れてはいけないのが、6年生で受けもっていただいた担任の先生です。

心から信頼出来る、最高の先生でした。


昨日、最後の学級通信「キズナ」をもってきました。

子どもたちには、こんなメッセージが書かれてありました。

「・・・途中から

明日にはばたいていくみんなに伝えたいこと。「みんな頑張れ!」何でもいいから、

何か一つ、夢や目標をもって一生懸命になってください。何かを精一杯頑張ったことが、

将来みんなの背中を押し続けてくれます。そして、そこに本当の「キズナ」が生まれるのではないかと

私は考えています。

けれど、頑張れない時だってあるかもしれない。あってもいいんです。

そんな時は誰でもいいから、声をかけて助けてもらってくださいね。

たくさんの思い出をありがとう。最高の卒業式にしましょうね。」



そして保護者宛てにもメッセージがありました。

「・・・途中から

この一年間、大切なお子さんを長い時間預からせて頂きました。

ついにこの日が来たのかと・・「おめでとう」と言える自分と、来週からはこの子たちが登校してこない

という寂しさをもった自分と・・。

不器用で、恥ずかしがり屋な子どもたちでした。

けれど、素直で、真っ直ぐで、優しくて・・・そんな素敵な心をもった子達でした。

私はまだまだ、未熟な教師でした。力が足りず、力になれないこともしばしばあったかと思います。

それでも、一生懸命こちらを向き頑張ってくれた子ども達に感謝の気持ちでいっぱいです。

・・・続く」


先生の心の中に湧き出ている、あたたかい想いが、これらのメッセージの中から

いっぱい伝わってきます。

子ども達も、みんな大好きで、空もいつも、先生の話を嬉しそうに報告してくれました。

きっと、先生の優しさは、子どもたちの心の泉となって溢れ、その結果、喜びにつながり、

やる気を与え、人を想いやる心を育てたのだと思います。


子どもの心を感じようとし、出来たこと、頑張ったことを、認めて、褒めてくださった先生が

そばにいて下さったこの一年間は、空を大きく成長させてくれました。




家に帰り、空が言いました。

「本当に、終わっちゃったな~。でも、俺、すごい達成感があるよ。

○○○○先生と来週から会えなくなるのは寂しいけど。」


「先生、いつでも、学校に遊びにきてくださいって言ってたよ」


「そうだね。」と少しほっとしたようでした。



そして、私が着替えて、出かける用意をしていた時、空が寄ってきました。

「お母さん」

「ん?」


「6年間、ありがとう!」

「うん。うん。」



ものすごく嬉しくて、幸せで、色んな悲しいこともあったけど、そんなことを全て吹き飛ばしてくれる

空からの贈りものでした。


ときどき訪れる、こんな幸せが私を包んでくれる。


空、ありがとう。

空、卒業おめでとう。

空、優しい気持ちに、幸せをもらったよ。

空、あなたのお母さんで、私は神様に感謝したいと思います。


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by soratoumihouse | 2012-03-16 22:57 | 空のこと | Comments(10)

男の子ならではの成長

昨日は海の3年生最後の個人面談でした。

あ~、もう3年生も終わってしまうんだ~と母の私は寂しい気持ちになってしまいます。

海は、4年生になる喜びでいっぱい(おそらく)だと思います。

進級することがわかり、喜べるという時がくるのも、海が小さい頃は夢でしたから、

ある意味、夢がまた叶ったことになります。

そういう一つ一つを、空は気付くと出来ていたりするのですが、成長がゆっくりな分、

意識して成長を喜べるということを感謝しなければなりません。



今回の面談に入る前に、去年担任をして下さって、今年も3年生のクラスでみて下さっている

女の先生が、「あ、いいことあったんですよ~」と嬉しそうに話しながら、内容は海の担任の

先生から聞いてね~という感じで、部屋を出ていかれました。


いや~ん、いいこと~?聞きたい!聞きたい!何?何~~~?とルンルンで先生に

「いいことって何ですか~?」と聞くと

「お母さん、海くん、立ってトイレでおしっこをすることが出来たんですよ~。」と教えて下さいました。

「つ、つ、ついに~~~!」と拍手をしてしまいました。


海は、立っておしっこをする事を目標にして、何度かチャレンジしたことがありました。

けれど、失敗してぬれてしまったのがトラウマになって、出そうとすると緊張して

出なくなってしまったり、お腹が痛くなってしまったりしたので、諦めて少し時間を空ける事に

していました。


私は、海に無理に何かをさせたりするのが嫌なので、(本人が、やってみようという気持ち

にならなければ、我慢と悲しい気持ちで辛くなり、出来たと思っても、ずっと記憶の中に

嫌だった過程が、思い出として残ってしまうでしょう。)いつか・・・と願ってはいましたが、

命にかかわるような事でもないし、迷惑をかけるようなことでもないので、そんなに焦っては

いませんでした。


けれど、海はどんどん成長し、さすがにトイレも女子トイレにずっと連れて入る訳にもいきません。

トイレは、もう男子トイレを使っていた海ですが、立っておしっこが出来ないので、

洋式のトイレ(和式ならしゃがんで出来るようになった)のところしか使えませんでした。


しかしここで問題が発生!

男子トイレは、女子トイレと違って、洋式の便座のある個数が圧倒的に少ないのです。

たいてい1個か2個位かしら・・・?

いつも空いてればいいのですが、そういう訳にもいきません。

なので、たまに海がもうギリギリで、空いてない時は、仕方がないので女子トイレに連れて

いってしまうことがありました。(障害者用とかもないとこもありますから)


温泉や銭湯などもそうですが、3年生の男子はもう女風呂には入れませんよね。

(ギリギリ大丈夫くらい?)

トイレも同じで、いくら、もれそうだからと言って、大きな男性が急に女子トイレに入ってきたら

大変です。

海も、そろそろ限界かもしれないな・・・。

でも、どうしよう・・・。

また、出なくなってしまわないかな・・・。

そんな風に悩んでいた矢先のことでした。


何とか来年度には、出来るようにと思っていたので、先生から報告されたときは、

本当に嬉しくて夢みたいでした。


小学3年生男子が、立っておしっこが出来るようになったと喜ぶ母も、

一般の男子の母にしてみたら、え?って思うようなことですよね。

でも、そういうこと一つとっても何年越しのチャレンジなのです。


家に帰って、私が褒めたら、海は「見せたいの。見てて!」とにっこにこで

少し出るまでに時間がかかったけれど、ほんの少しでしたがちゃんと出るところを見せて

くれました。

感動~~~~!

幼稚部の時に、初めて学校で、おまるでおしっこをすることが出来て、先生と大喜びしたことを

思い出しました。

先生は、あまりに嬉しくて、おまるにおしっこが残っている写真を撮って、私に見せてくれて、

思わず笑っちゃいましたけど、すごく感謝したことをよく憶えています。


これで、もう大丈夫ではなくて、まだまだ慣れていないから、失敗せず出来るようになることと、

いつかお尻を出すことなく、おしっこが出来るように、練習していかなければなりません。


でも、まずは、先生の愛情のおかげで、海がにこにこして、得意気に苦手を克服させて

もらえたことを心から感謝したいと思います。


面談が終わって、帰りがけに、もう一人のクラス担任の女の先生にばったり会いました。

そして、まず最初に、立っておしっこが出来たことを、一緒に喜んで下さいました。

その後に、海の給食で頑張っている様子や、海の気持ち、願っている事などを、にこやかに

報告して下さって、あ~、素敵な先生方・・・心の中が幸せな気持ちでいっぱいになりました。

やっぱり、寂しい~~~。と3年が終わってしまい、先生方を恋しく想う母でした。



大人になって、大きな就労という目標を掲げた時、今、海が出来るようになっていた方が

良いことを、面談の時に沢山お話して下さいました。

クラクラする位、いっぱいあったけどどれも大切なことばかりでした。


トイレ一つとっても、男の人が立ってお尻を出して用をたしていたら、恥ずかしいですもんね。

すぐに、簡単に出来ないからこそ、今を大事に、今やるべき事は何なのかを細かくみて

いかなければならないんだと、優しく、あたたかく教えて下さいました。


思春期になれば、男子ならではの性の悩みも出てきます。

コミュニケーションをとることが苦手な障害故に、一般男子のように、恋愛も難しいでしょうし、

(もしかしたら、海でもいいよなんて言ってくれる女子が現れてくれないかな・・・なんて

淡い期待を0.0001%位抱いていたりしますが^^。)、だからといって、悶々とする思春期は、

海だって生理的には一般男子と同じな訳です。

(考えたくないけど・・・。ほんとは・・・。)


でも、何が一般男子と違うかと言えば、何が恥ずかしいことで、人がどう感じるかという事を

理解するのが難しいので、男子の思春期ならではの色々を、これからまた教えていかなければ

ならないのです。

こればかりは、パパのお役目かな・・・。


恋をして、恋愛出来る事は、とても素敵で素晴らしくて、感謝するべきことなんだと思います。

海は、たとえ恋をしても、どう表現していけばいいのかも難しいと思います。

それでも、海が、僕は幸せだと感じながら生きていくために、教えていかなければならないこと、

伝えていかなければならないことは、いっぱいです。



私も、どう伝えていけばいいのか、どういう方法で伝えていけばいいのか、悩むことばかりです。

でも、いつも、先生方がそばにいて下さり、海と私を励まして下さり、海は成長し続けています。

毎年、毎年、海の細かなことを、その時の先生方が、たすきを繋げるように、引き継いで下さる

からこその成長です。


あまり、先ばかりを見て、今の可愛い海を見落とさないように、でも、可愛い海ばかりを

見過ぎて、将来の夢に必要なことを忘れないように、バランス良く海を育てていかなければ

ならないんだな~と思いました。



もうすぐ3年生も終わり、4年生になる海だけど、寂しがってばかりいないで、

海と進級を喜びたいと思います。

海が、4年生になる頃、チューリップの花が咲くかな・・・と、今朝、海と話していました。

大きくなることは、本当に育てている人をワクワクさせてくれますね・・・。

幸せです。


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by soratoumihouse | 2012-03-13 22:22 | 海のこと | Comments(8)
あの震災の日から一年が経ちました。

被災地から遠く離れた私の住んでいる街ですが、あの日のパニックは昨日のことのように

鮮明に思い出します。


停電によって、信号が消え、道路を車で走っていた私は、どう進めばいいのか、

誰も交通整理をしている訳ではないので、大渋滞です。

空は、学校で待機。海は、ヘルパーさんと一緒だったのですが、携帯も繋がらなくなってしまい、

こうなると、私がパニック。

何から何をどうしていいのか、わからなくなってしまいました。


何とか、空と海を引きとり、パパは電車や、バス、全ての交通機関の手段を奪われて、

連絡もとれないまま、帰宅難民でした。


空の学校に一時避難をし(海がすぐなので)、大丈夫ではないかということで、

家に帰りました。

真っ暗な中、役にたったのは、いつも置いてある大きなアロマキャンドルでした。

近くに住んでいる海と同じ障害をもったお友達親子も家に来てもらって、

暗闇の中一緒に過ごしました。


とにかく、今どんなことが起こっているのかを、知ることが出来ませんでした。

次の日、姉の電話で起こされました。

「とにかく、高台に逃げて!!」と言われ、慌ててリビングに行くと、つかなかったテレビが

つきました。

そして、私の目に津波の映像が飛び込んできたのです。

何が起こったの?

何?何?

血の気がひきました。

日本の地図が画面の右下にあり、私の住んでいるところにも津波警報で縁どられていました。


大急ぎで、高台に住んでいるお友達の家に非難させてもらい、パパは朝、帰ってくることが

出来ました。



あの日、東北で起きた震災を、この一年間、何度も想像してみようと思いました。

でも、途中まで想像は出来るのですが、何度想像をしようと思っても、出来ないのです。


私達は、命にかかわることでなくても、パニックになります。

例えば、小銭だけが入ったお財布を失くしたとします。

あ、落としたかな、と思って探して、もしもみつからなかたとしても、そのお財布に大切な

思い入れがなければ、残念だけど仕方ない・・・と諦めることが出来るでしょう。


でも、もしその失くしたお財布に、大事なカードや大金が入っていたとしたら?

そのお財布がとても思い入れのある大切なお財布だったら?

人それぞれ、感じ方は違うにせよ、無い!と気付いた時パニックになると思います。


お財布一つで、パニックになる事がある私達です。

でも、お財布くらいなら、自分に置き換えて想像することも出来ます。

それが、一瞬の間に、住んでいた家も、街も、大切な家族や友人、想い出のアルバムも、財産も、

奪われてしまうということは、想像なんてとても出来る状況ではありません。


震災の映像は何度見ても、本当に起こったことなのかと、信じられない気持ちになります。

何度も言ってしまいますが、お財布一つでパニックになる私達が、震災でうけた被害を、

心の崩壊をどう受けとめていいのかなんて、被災地の方達の想いになんて、簡単に近づく

ことなんて出来ません。



でも、私達は繋がっています。

被災地の人達の力に、米粒一つ位の大きさかもしれないけれど、なりたい。

一人でもいい、頑張って生きようという気持ちになってほしい、そう願うのです。



坂本龍一、小林武史、櫻井和寿の3人によって、環境保全などのプロジェクトへの融資を目的とした

市民のためのバンク<ap bank>が設立し、さらに<ap bank>の可能性を広げるために

小林武史と櫻井和寿が中心となって活動している<Bank band>があります。


その<Bank band>のシングルとしてリリースされた唄に「to you」という曲があります。

(「筑紫哲也NEWS23」のテーマ曲でした。)


「to you」 作詞 櫻井 和寿 作曲 小林武史 唄 Bank Band

池の水が鏡みたいに空の蒼の色を真似てる

公園に住む水鳥がそれに命を与える

光と影と表と裏

矛盾も無く寄り添ってるよ

私達がこんな風であれたら・・・


愛 愛 本当の意味はわからないけど


誰かを通して 何かを通して 想いは繋がっていくのでしょう

遠くにいるあなたに 今言えるのはそれだけ

悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら

人を好きに もっと好きになれるから

頑張らなくてもいいよ


瓦礫の街のきれいな花 健気に咲くその一輪を

「枯らすことなく 育てていける」と誰が言いきれる?

それでもこの小さな祈りを 空に向けて放ってみようよ

風船のように色とりどりの祈り


愛 愛 それは強くて だけど脆くて


また争いが 自然の猛威が 安らげる場所を奪って

眠れずにいるあなたに 言葉などただ虚しく

沈んだ希望が 崩れた夢が いつの日か過去に変わったら

今を好きに もっと好きになれるから

あわてなくてもいいよ


愛 愛 本当の意味はわからない

愛 愛 だけど強くて


雨の匂いも 風の匂いも あの頃とは違ってるけど

この胸に住むあなたは 今でも教えてくれる

悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら

人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくていいよ

今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ」



想像することも出来ない悲しみと絶望の中で、何もかも変わってしまった街並みの中で、

大切な人や、想い出のものも無くなってしまった中で、何を希望にして生きていけばいい?と

立ちすくすことしか出来なかった被災地の方達。

でも、きっとこの歌詞の中にあるように、誰かを通し、何かを通し、想いが繋がっていくと

私は信じています。

悲しみの表情が、明日、少しだけ微笑みに変わってくれたなら、それだけで嬉しいです。

想いが繋がっていれば、その心の温度も繋がっていくでしょう。

人は、手を握ってもらうだけでも心を落ち着かせ、その手のあたたかさで、涙が出るほど幸せを

感じることもあります。

絶対に・・・なんていうことは言えないかもしれないけど、忘れないよ、祈っているよという

想いを被災地の方達に送り続けたいです。


明日、おばあちゃんが笑ってくれたらいいな。


明日、お母さんを亡くした子どもが、天国にいるお母さんに「学校楽しいよ!」って

言って微笑んでくれたらいいな。


明日、大好きな人との想いでを全て失くして泣いている人が、また、想いでを作っていこうって

思えたらいいな。


明日、全然売れなかったお魚が、一匹でも売れたらいいな。


明日、「生きたい」 と、ちょっとだけ今日より強く想ってくれたらいいな。


そう信じて、祈っていきます。




今日は空のサッカーの最後のカップ戦でした。

開会式と、震災の起こった時刻に全員で黙祷をしました。

あたたかい光と、青空の下で、かけまわる子どもたちを見ながら、同じようにサッカーを

していた天国に逝った子どもたち、被災地でバラバラになってしまったチームの子どもたちを

想いました。同時に、親の想いをイメージしました。


天国で、大好きなボールを追いかけて、いっぱい笑っていますように。

バラバラになってしまった友と、心で繋がっていると信じて生きていけますように。


苦しみと悲しみが、いつか微笑みに変わる、その日を信じて・・・・。


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by soratoumihouse | 2012-03-11 23:43 | わたしのこと | Comments(2)