心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

カテゴリ:空のこと( 39 )

空の卒業式でした。

お天気にも恵まれて、小学生最後の日を迎えることが出来ました。


昨日の朝、輝く朝日に、空と「今日も、新しい一日をありがとうございます!」と挨拶をしました。

そんな風に一日を始めると、とてもすがすがしい気持ちになり、感謝から始められるからです。

朝ごはんの支度を「旅立ちの日に」をYouTubeで聴きながらしよう!と曲が流れた瞬間に、

胸が熱くなり、涙が出てきてしまって、止まらない。

空に、「お母さん、もう、泣いてるの?早くない?」と突っ込まれてしまいましたが、

なんか、もう、色んなことを思い出してしまって、成長した空が今、こうしてここにいることに

感動して泣けてきてしまいました。


前日から、こんなんでどうなることやら・・・(笑)。

そして、卒業式の今日。

空の、ブレザーにパンツ、ネクタイなんか締めちゃった姿に感動!

母親は、これだけでも十分、感動してしまいます。


空は、とても緊張していて、うまく返事が出来るかな・・・とかなり前から、家でも返事やよびかけ、

歌の練習をしていました。

「お母さん、どっちの返事がいい?姿勢は、これならいいかな?」等々・・・。

こんなことを、母親に聞きながら、練習するなんて小学生が最後でしょう。きっと・・・。

毎日、毎日、いっぱい卒業式の練習を積み重ねて、式に臨む意気込みを感じ、感心しました。



卒業式が始まって、子どもが入場してきた途端、もうダメでした。

その凛とした姿に、成長した姿に、感動してしまって、涙、涙、涙・・・。

子どもたちのよびかけも、卒業証書授与も、校長先生のことばも、教育委員会の方のことばも、

歌も、どれも素晴らしくて、本当に心に響く卒業式でした。



6年間、早かったけれど、本当に色々なことがありました。

空だけでなく、私達家族一人一人に、色々なことがあり、耐えられないような苦しみの中に

あった時にも、家族で支え合ってきました。

悩みながら、祈りながら、ぶつかった壁を、家族で乗り越えてきました。


こうして、空の小学校の卒業式に出席し、お祝い出来ることは当たり前ではなく、

心から感謝すべきことで、一つ一つを目に焼きつけるように、幸せを噛みしめました。

本当に、どの子もみんな素晴らしくて、一人一人抱きしめたい気持ちになりました。


式が終わり、みんなで写真を撮ったり、先生や、友達と写真を撮ったりしている時の、

子どもたちの楽しそうなこと!


「空、早く来いよ~!」と肩を組んでは、飛び跳ねて、ふざけたり、大笑いしたり、

見ているだけで幸せな気持ちになりました。

空たちの学年は、みんな男子も、女子もとても仲が良くて、お母さんたちの仲も良くて、

居心地のよい6年間でした。


でも、忘れてはいけないのが、6年生で受けもっていただいた担任の先生です。

心から信頼出来る、最高の先生でした。


昨日、最後の学級通信「キズナ」をもってきました。

子どもたちには、こんなメッセージが書かれてありました。

「・・・途中から

明日にはばたいていくみんなに伝えたいこと。「みんな頑張れ!」何でもいいから、

何か一つ、夢や目標をもって一生懸命になってください。何かを精一杯頑張ったことが、

将来みんなの背中を押し続けてくれます。そして、そこに本当の「キズナ」が生まれるのではないかと

私は考えています。

けれど、頑張れない時だってあるかもしれない。あってもいいんです。

そんな時は誰でもいいから、声をかけて助けてもらってくださいね。

たくさんの思い出をありがとう。最高の卒業式にしましょうね。」



そして保護者宛てにもメッセージがありました。

「・・・途中から

この一年間、大切なお子さんを長い時間預からせて頂きました。

ついにこの日が来たのかと・・「おめでとう」と言える自分と、来週からはこの子たちが登校してこない

という寂しさをもった自分と・・。

不器用で、恥ずかしがり屋な子どもたちでした。

けれど、素直で、真っ直ぐで、優しくて・・・そんな素敵な心をもった子達でした。

私はまだまだ、未熟な教師でした。力が足りず、力になれないこともしばしばあったかと思います。

それでも、一生懸命こちらを向き頑張ってくれた子ども達に感謝の気持ちでいっぱいです。

・・・続く」


先生の心の中に湧き出ている、あたたかい想いが、これらのメッセージの中から

いっぱい伝わってきます。

子ども達も、みんな大好きで、空もいつも、先生の話を嬉しそうに報告してくれました。

きっと、先生の優しさは、子どもたちの心の泉となって溢れ、その結果、喜びにつながり、

やる気を与え、人を想いやる心を育てたのだと思います。


子どもの心を感じようとし、出来たこと、頑張ったことを、認めて、褒めてくださった先生が

そばにいて下さったこの一年間は、空を大きく成長させてくれました。




家に帰り、空が言いました。

「本当に、終わっちゃったな~。でも、俺、すごい達成感があるよ。

○○○○先生と来週から会えなくなるのは寂しいけど。」


「先生、いつでも、学校に遊びにきてくださいって言ってたよ」


「そうだね。」と少しほっとしたようでした。



そして、私が着替えて、出かける用意をしていた時、空が寄ってきました。

「お母さん」

「ん?」


「6年間、ありがとう!」

「うん。うん。」



ものすごく嬉しくて、幸せで、色んな悲しいこともあったけど、そんなことを全て吹き飛ばしてくれる

空からの贈りものでした。


ときどき訪れる、こんな幸せが私を包んでくれる。


空、ありがとう。

空、卒業おめでとう。

空、優しい気持ちに、幸せをもらったよ。

空、あなたのお母さんで、私は神様に感謝したいと思います。


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by soratoumihouse | 2012-03-16 22:57 | 空のこと | Comments(10)

「本気」がかっこいい!

空は卒業式でうたう歌を、よく口ずさみます。

口ずさむというよりは、熱唱するという方が正しいかな(笑)。

スマップのCMで使われた、「旅立ちの日に」(作詞 小嶋 登作 作曲 坂本 浩美)

の歌が私は大好きで、空の小学校は、卒業式に歌うかな~と思ったら、

空から歌う事を知らされ、わ~い!と私が喜んでしまいました(笑)。


なんか、メロディーを聴いているだけで、涙が出てきそうです。

夜、子どもたちが寝る前に、You Tubeで「旅立ちの日に」を聴いてみよう!と

いうことになり、歌詞付きのを選んで、スタートさせたら、

空が、それはもう嬉しそうに、急に背筋がピン!と伸びちゃって、

「お母さん、上(ソプラノ)歌って!俺、下(アルト)歌うから!」と

勝手にパートまで決められ、海は、なんだ、なんだと興味深々。


空と母、リビングで熱唱いたしました!(笑)。親子合唱団!

「白い光の中に~ 山並みは萌えて~~~♪」と歌いながら、私は無意識に、

指揮までしながら(笑)!

いや~~~、何度聴いても、素敵な歌、そしてメロディーと詩が美しくて、

卒業式に子どもたちの声で、「旅立ちの日に」を聴けるなんて、最高に幸せ!

卒業か~~~~。


もう、このシーズンは、「卒業」にひたってしまいますね。

毎週、金曜日に、空のクラスの学級便りを持って帰ってきます。

「卒業」に向けて一生懸命、様々な取り組みをしている子どもたちの様子が

書かれてありました。

その中に、とっても心に響く事が書かれてありました。(少し省いて書きます)

「色々な卒業式の練習等、一生懸命頑張ることが恥ずかしいと、少なからず感じる

年頃だと思うけれど、どんなことにも100%の力を出し切る人間であってほしい。

力が不足していても、うまくできなくても、今ある力を出し切る!

「まあ、いいや・・」「このくらいで・・」の気持ちを捨て、自分の力を

出し切ってほしいものです。

それが、積み重なってくると、きっと・・「楽(らく)」から「楽(たの)しい」

に変わってくるはずです。そんな「楽(たの)しい」卒業式を作っていきたいです。」


そう書かれてありました。

いつも、想いが熱くて、素敵な空の担任の先生。

なんて、素晴らしいの!とその文章を読んで感動しました。


私達は、つい、楽な方へとなびいてしまうことが多いです。

でも、一生懸命、力を出すことは、確かに疲れるし、楽じゃないけど、

「楽しい」に変わるんだ!ということを、今日、また素敵な表現で、

先生から教えていただきました。



我が家のトイレに、相田みつをさんの詩が書かれているカードを何枚か、

飾っています。どれも、わたしのお気に入りで、その時の気分で、

飾るカードを入れ替えたりしています。


その中の一つに、「本気」という詩があります。


「本気」 相田 みつを 詩

「なんでもいいからさ

本気でやってごらん

本気でやれば たのしいから

本気でやれば つかれないから

つかれても

つかれが 

さわやかだから」


今まで生きてきた中で、自分の心に深く残り、忘れられない、爽やかな、すがすがしい

想い出って何だろうと思い返すと、中学や高校の部活だったり、

勤めていた時の、100%の力で子どもたちと向き合っていた日々だったり、

夢中になって何かを作って完成した時だったり・・・。


そういう想い出って、決して楽ではなくて、大変で、確かに疲れていたけど、

相田みつをさんの詩にあるように、疲れが爽やかだったな~って。


そういう疲れを共にした、仲間との青春の日々や、何かを成し遂げた達成感、

出来ないことにチャレンジして、努力して出来た時の、幸福感。

それは、「本気」から生まれたものなんだと気付かされます。



いつも、いつも、力を入れ過ぎてしまうと、きっとどこかで、心が折れてしまう

でしょう。

でも、めんどくさいなって、思ったら、少しだけ思いだしてみようかな。

この詩を・・・。

あれ、私の「本気」置き忘れてきたかな・・・って。



空と歌った時も、やっぱり本気でうたうと気持ちがいい。

心がすっきりして、爽やかな気持ちになりました。

決して、空も歌がうまい訳ではないけれど、

あ~、一生懸命、仲間たちと練習しているんだな~と感じられて嬉しかったです。



空の担任の先生も、教えてくださったように、力が不足していても、

うまくできなくても、今ある力を出し切る!ことが、大切なんだな~って

心から思いました。


確かに、自分自身を振り返っても、なんか、合唱コンクールとかで、

恥ずかしいと思っていた時期がありました。

手を抜いてやったコンクールも、練習に練習を積み重ねて、自分の「本気」全開で

やったコンクールもありました。


でも、どちらも憶えていますが、手を抜いた時は、今でも後悔してしまうほど、

なんともいえない中途半端な、何の達成感もない(当たり前ですが)

もやっとした記憶です。


あの時は、(中学2年生頃かな)恥ずかしい、一生懸命やるのが格好悪いと

本気で思っていたので、一生懸命クラスをまとめようとした頑張っている仲間の

気持ちなんて考えもしなかった。


歌うことは歌うけど、そんな本気にならなくったって・・・みたいな

(これが自分だと思うと悲しくなる・・・。)感じでした。

一生懸命やりたかった人の気持ちを、そういう私みたいな人が潰したんだなって。


そして、本気で頑張った時のコンクールの達成感は、仲間との友情も深まり、

自分自身の満足感もいっぱいで、まさに「青春」です。



自分自身の経験を、今日、学級便りを読み、相田みつをさんの詩を読み、

振り返ることが出来ました。

空も、これから、先生がおっしゃっているように、「本気」を格好悪いと

思う時期入っていくと思います。


そうしたら、「本気」がなにより格好いいこと、

私が「本気」を出さずに後悔したことを話そうかなと思います。

そして、「本気」を出したときの幸福感も^^。


今は、卒業式まで、海まで大好きになるくらい、空と「本気」で歌って、

当日を待ちたいと思います。


さあ、寝る前に、もう一回「旅立ちの日に」を聴こうかな・・・。

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by soratoumihouse | 2012-02-18 00:36 | 空のこと | Comments(2)

空の笑顔

朝から、気持ちよく晴れた昨日、空は、お別れ遠足に行きました。

行き先は、東京ディズニーランド!

男子二人と、女子二人のグループ行動で、おこづかいは、昼食代込みで3000円。

空は、物凄く楽しみにしていました。

ディズニーランドに詳しい女子がいて、行く前から聞いてきたいろんな情報を、私に

教えてくれました。


空のお友達からプレゼントしてもらった、おNEWのバッグを持っていきたい!と

前日からお願いされ、新しいバッグに、しおりに書かれたものを入れて、

ウッキウキ!

興奮しすぎて、当日の早朝4時起床だったこと、私は知っています(笑)!

なんだか、髪型とか、服装とかを気にしちゃって、いっちょまえに!って思ったけど、

4時に起きてしまう様では、まだまだお子様ですね^^。


大興奮で、「いってきま~す!」と出て行きました。

お天気にも恵まれて、今頃、楽しんでいるかな~と、昼間、ぼんやり考えていました。


そして、帰ってきました。さらに大興奮で!

もう、私に、いろんな事を話したくて、話したくて、仕方のない空。

こんな風に、話をしてくれるのも、いまのうちかな・・・。と思いながら、

「ゆっくり聞くから、まずは、バッグ置いて、ジャンバー脱ぎなよ!」と促して。


スペースマウンテンのお姉さんの「では、宇宙の旅をお楽しみください!」

的なものまねから、手を挙げて乗ったとか、


朝、カレーを食べたのに、また、お昼にカレーを食べたとか、


「グーフィーと写真を撮ったんだよ!凄くない?」とか(笑)、


シンデレラに会って、「マイ ネーム イズ ソラ!アイ ライク サッカー!」って

言ったら、「Oh!! 」って言ったとか(ほんとか!?、ま、いっか。)


あれに乗って、これに乗って、どうだったとか、


ピグレットに追いかけられたとか、


あの~、夜になりそうですが・・・。という感じでした。

私は、そんな空の話を、ホットカーペットの上で、寝ころびながら、聞いていました。

ソファーに座って、それはもう、嬉しそうに、楽しそうに話す、空の顔を眺めながら。


空の顔を、ただ、眺めていました。

時々、空の話がBGMみたいにきこえながら・・・。

大きくなったな~。

言ってることは、こども、そのものなんだけど、でも、顔がもう、こどもではなくて、

大人を一瞬感じる顔つきになっている。


なんか、ドキッとしました。

この頃、本当に私の良きパートナーとして、私を支えてくれている空。

表情も、顔つきも、変わってくるんだな~となんだか、胸キュンでした。

普段は、日常に追われて、見ているようで、じっくりなんて、見ていなかった

のだと思います。


海もいなかったので、ゆっくりと二人で、過ごす時間はとても穏やかでした。

空の話を聞きながら、大笑いしたり、つっこんだりして・・・。


そして、本当に楽しそうに話す、空の笑顔が、私をとても幸せにしてくれました。


お母さんの心は、子どもの心と今でも、へその緒で繋がっているのかもしれません。


こどもが笑顔で、嬉しいと、私の心も嬉しくて。

こどもが悲しくて、寂しい顔をしていると、私の心も悲しくなって。

こどもが不機嫌でキーキーしていると、私の心も不機嫌になって。


きっと、こどもも、その逆で、

私が笑顔で、嬉しいと、こどもの心も嬉しくて。

私が悲しくて、寂しい顔をしていると、こどもの心も悲しくなって。

私が不機嫌でキーキーしていると、こどもの心も不機嫌になって。


いつもは、気付くと、こどもに条件付きの愛情を与えてしまう私です。

~~~が出来たから、えらいね。

~~~が出来たから、嬉しいよ。

こんな風に・・・。

「私の願うこども」にしようとしているのかもしれません。


でも、こどもは、無条件の愛を必要としているんですよね。


昨日の空の笑顔を見た時、あまりの幸せ感に、空がいてくれたらいいやって思えたんです。

頭でじゃなくて、心で感じた瞬間でした。


海が帰ってきて、また嵐のようになりました。


空には「3000円で、昼食代もおやつ代も入っているので、おみやげは、無理して海だけに

買わなくても大丈夫だからね」と話しておきました。


でも、空は、海に600円もするグーフィーのキーホルダーと、私達家族に、

チョコレート、そして、じいやばあ、親戚のおばちゃんや、いとこにもあげたくて、

でもお金がないからと、いっぱいキャラメルが入ったおみやげを買ってきました。

「それなら、みんなに少しずつ、可愛く小分けにして、あげようね!」と言うと、

空は喜んでいました。


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空は、海におみやげをあげたくて、あげたくて、叫んで泣いている海に、

一生懸命、「海、おもやげ買ってきたよ。いる?いる?」と聞くのですが、

海は、「今は、泣いてるから、だめなんだもん!」とわかるような、わからないような

返事をして、三回も渡そうとしても断られました。(かわいそう~)


そして、しばらくして、やっと嵐が過ぎ、空が海におみやげを渡したら、

海は、袋を開けて大喜び!(ほっ・・・。)

早速、海に、学校のかばんに付けてと頼まれました。


その時の海の笑顔も可愛かったのですが、私は、空のなんとも嬉しそうな顔が、

やっぱり幸せで、「空は、優しいね!」と気付いたら言っていました。


「空のおみやげはなくて良かったの?」と聞いたら、

「いらないよ^^。」と笑顔で答えていました。

自分は楽しんだから、いらないんだそうです。


空の優しさが、笑顔が、私をいっぱい幸せにしてくれた一日でした。

素敵なお別れ遠足になって良かったね!(*^_^*)


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by soratoumihouse | 2012-02-10 22:48 | 空のこと | Comments(8)

空の本当の気持ち

今、空のサッカーチームの卒団に向けて、母達は、文集作りや、様々な準備

に大忙しです。

文集には、空の書いたメッセージも載りますが、母の書いたメッセージも

載ります。

今日は、海を学校に送った後、文集に載せるメッセージの下書きをしました。

その中に、私は、一つだけ入れたかったお礼の文章があります。

もちろん、サッカーのことがメインなのですが、何を入れたかったかと言うと、

海のことです。


海は、毎回ではありませんが、空の試合に行ったり、お迎えがてら、

少し早めにグランドに行って、遊具で遊んだり、往復したり(笑)して、

過ごすことがよくありました。


グランドや、試合会場に行くと、選手の子どもたちの弟や妹も一緒にいることも

多く、子どもたちはみんな、顔馴染みなので、一緒に駆けずり回って、楽しく

遊んでいました。


海は、「海くん、こんにちは~」とお母さん達から、声をかけられると、

笑顔で「こんにちは~」と今では、挨拶も出来るようになり、

親としては、十分それだけでも嬉しい気持ちになります。


でも、やっぱり、弟や妹たちと、絡んで遊ぶことは難しいのです。

それが、海の障害であり、海の生きづらさなので、自然です。

それでも、時々、小さい子どもたちが、本当に楽しそうに、キャッキャッと

遊んでいるのを横目で見ながら、グランドを、斜め上を見て、ただ、往復している

海を見ると、ちょっとだけ、他の子どもたちが、羨ましくみえてしまう事も

正直に言うとありました。

ほんの一瞬だけですけど・・・。


そんな中、空の学年の子どもたちは、試合の合間とかで、おにぎりを食べたり

している時に、海がふら~っと空の側に寄って行ったりすると、

「おう!海!こんにちは~!」「海は可愛いな~」「ほんと可愛いよな~」

と、いつも可愛がってくれる、優しくて、あたたかい子どもたちでした。


私は、いつも、そういう海に向き合ってくれる子どもたちが可愛くて、

そんな光景を見るのが大好きで、幸せでした。

子どもたちは、海を特別視なんてしていません。

とても自然で、あたたかい。

だからこそ、普段はお礼を言ったりはしないけれど、最後の文集の場を借りて、

子どもたちに「ありがとう」の気持ちを伝えたかったのです。


そして、同じ学年のお母さんや、子どもたちは、海の障害について

知っているけれど、他の学年のお母さんや子どもたち、コーチ等は、

知っている人もいますが、知らない人がほとんどです。

「家の子は、知的な遅れのある、自閉症児です!」と言って歩くのも

おかしな訳で・・・。


文集は、他の学年のコーチや、保護者の方、子どもたちが読みます。

だから、あえて、海のような子がいること、コミュニケーションが苦手なだけで、

人が嫌いな訳ではないこと、少しだけ理解してもらえたら、幸せだな~と

思ったのです。


そして、そういう内容の文章を、私は載せたいと、思っているけれど、

空はどう感じるだろうか、そこだけは、確認して載せたいと思いました。

私じゃなくて、空の気持ちを、どうしても大事にしたかったから・・・。


そして、海が、リビングにいない時に、空に聞きました。

「お母さんは、海が、知的な遅れのある自閉症児だということを書こうと

思っているの。(どういう内容かを全て話して。)

空の仲間たちが、いつも海を可愛がってくれたことが、いつも嬉しかったから

お礼がいいたくて・・・。」と言うと、


空は少し考えて、「いいよ!書いて!」と言ってくれました。

でも、空は、私に気を遣っているかもしれないと思い、

しつこいとは思ったけれど、「本当は嫌だな~って思ってない?」と

聞いてみました。


すると、「仲のいい友達は、海のこと知っているけれど、知らない人達もいる。

なんかおかしいな~って思われてしまうより、知ってもらった方がいいから。」

と空は言いました。


「もしかしたら、文集を読んで、海の事を知って、もしかしたら、

空をからかってくる子がいるかもしれないよ。」と言うと、

「そうしたら、やめて!って言うから。」ときっぱり。

「海が、悲しいから?ってこと?」

「うん、海が悲しむから、やめてって言う!」




海がいる生活は、我が家の当たり前で、改めて、空がどう感じているのかを

なかなか聞いたりすることもしませんでした。

空が、低学年位の時は、何回か、海のことでからかわれたりしたので、

一生懸命、空に、海の事を説明した時期がありましたけど・・・。



空が、私に返事をする前に、少しだけ考えた、あのわずかな「間」に、

空なりの一瞬の迷いみたいなものがあったんだろうな~と思いました。


でも、空の気持ちを聞いて、空が強く成長してくれている事に、

なんだか、うるっときてしまった私です。


きっと、親には言えないような思いを、自分の中で処理してきたことも

あるんだと思います。

そんな時も、乗り越えられてきたのは、空には、素敵な仲間達がいつも

いてくれたからでしょう。


素敵な仲間達に恵まれた空に、良かったね!と心から言ってあげようと思います。

空の心に寄り添ってくれる、元気で、明るくて、たまに悪いこともして、

でも、とびっきり優しい空の仲間達に、いっぱい感謝をしています。

これからも、空の事を、どうぞよろしくお願いします!

そんな気持ちです。


卒団まで、あと少し!この子たちのためなら頑張れます!

あと残り少ない、卒団までの時間を思いっきり、サッカーを楽しんで

もらいたいと願っています。

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by soratoumihouse | 2012-02-06 21:36 | 空のこと | Comments(10)

「償い」

今日は、空の最後の授業参観でした。

授業参観も、いっぱい観に行ったな~と、今までの参観のことを思いだして、

学校へ向かいました。


今日の参観は、道徳の時間でした。

テーマは、さだまさし作詞・作曲の「償い」という曲を聴いて、子どもたちがディベート

(主題について、異なる立場に別れて、議論する)を行うというものでした。


内容は、事前に手紙で知らされていたので、私も、知らない曲だったので、

You Tubeで聴きました。

長い歌詞ですが、今日、授業で歌詞を、親にも配っていただいたので、

紹介します。


「償い」 さだまさし 作詞・作曲

「月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに 必ず横町にある

郵便局へとび込んでゆくのだった

仲間はそんな彼をみて みんな貯金が趣味のしみったれた奴だと

飲んだ勢いで 嘲笑っても 

ゆうちゃんは にこにこ笑うばかり


僕だけが知っているのだ 彼はここに来る前にたった一度だけ たった一度だけ

哀しい誤ちを犯してしまったのだ

配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に ブレーキが間にあわなかった

彼はその日とても疲れてた


人殺し あんたを許さないと 彼をののしった 被害者の奥さんの涙の足元で

彼はひたすら大声で泣き乍ら ただ頭を床にこすりつけるだけだった


それから彼は人が変わった 何もかも 忘れて 働いて 働いて

償いきれるはずもないが せめてもと 毎月あの人に仕送りをしている


今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た

しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた

それは事件から数えてようやく七年目に初めて あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り


「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました

だから どうぞ送金はやめてください あなたの文字を見る度に

主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど

それよりどうかもう あなた自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」


手紙の中身はどうでもよかった それよりも 償いきれるはずもない

あの人から返事が来たのが 

ありがたくて ありがたくて ありがたくて ありがたくて ありがたくて


神様って 思わず僕は叫んでいた 彼は許されたと思っていいのですか

来月も郵便局へ通うはずの 優しい人を許してくれて ありがとう

人間って哀しいね だってみんなやさしい

それが傷つけあって かばいあって 何だかもらい泣きの涙が

とまらなくて とまらなくて とまらなくて とまらなくて」


ディベートの内容は、「ゆうちゃんは償うことができたのか?」というものでした。

クラスに入ると、「償うことができた」と思った子どもたちと、

「償うことはできていない」と思った子どもたちが、グループにわかれて

対面して着席していました。



今回の授業のテーマを知り、私だけでなく、空はどう感じたのだろうと一昨日、

家で、聞いてみました。

空は、学校で、一度聴いてきたのですが、内容がわかっていない部分も

あったので、一緒にYou Tubeで聴くことにしました。

わからない言葉が出てきたら、辞書で調べてもらい、歌詞を一つ、一つ、

じっくりと意味をかみしめていきました。


だんだん、内容がよく理解できるようになってきた空は、私の横で、

涙を流していました。

その涙は止まることがなく、曲が流れている間、泣き続け、終わってから、

話をしても泣き、空なりに、色んなことを感じたんだな~と思いました。



この感想に、答えなんてないこと、それぞれが、感じることが大切なことだと

話しました。

私は、空にブログを、まだ見せていませんが、その時、一つだけ私が書いた

ブログの記事を読んで聞かせました。

それは、先日書いた「許しあう力」という題の記事です。


そのブログの記事を読んだ時も、泣いていました。

私は、この曲を聴いて、私の感想を空に言いました。


ゆうちゃんは、とても疲れていて、わざと人をひいてしまった訳じゃないよね。

でも、なんの罪もない人を死なせてしまった。

大切な人の命が奪われて、その人の奥さんの気持ちを想ったら、

奥さんが、発狂してしまうのは、よくわかるの。


もし、空が、車にひかれたら、お母さんも何を想って、何を加害者の人に

言ってしまうかわからない。

大切な人が亡くなってしまう悲しみは、きっと想像よりうんと辛いことだと思う。


でもね、ゆうちゃんは、もう取り返すことのできない、大切な命を奪ってしまって、

許されようだなんて、これっぽっちも思っていなかったと思うの。

でも、とりかえしのつかない事をしてしまった、自分に出来る今の全てで

出来る事として、仕送りすることを選んだと思う。


だから、その被害者の奥さんから、手紙が来たときは、

泣いても泣いても泣いても、涙が止まらないくらい嬉しかったんだよね、きっと。


ゆうちゃんは、これで、許されたなんて思っていないと思うし、

もう、償うことができたとも思っていないと思う。


でも、ゆうちゃんの様に、自分のしてしまった罪の重みを、苦しいほど感じて、

自分の出来る誠意で、罪を償おうとしている人の心は、

7年かもしれないし、10年かもしれないし、30年かかるかもしれないけど、

きっと、相手の人に届くんだと思うの。


そして、相手の人に、その心が届いた時、その罪は、その相手の人の心の中で、

許されるんじゃないのかなって思ったんだ。


人は、許しあえる生き物だって、桜井さんが、歌詞の中で言ってくれてるの。

お母さんも、同じように思う。

許す事は、勇気がいるけど、許せることは素敵な事。

そして、自分が悪いことをして、許してもらった時は、涙がでる程嬉しいもんね。


許しあえるって、素敵なことだよね。

お母さんはそう思うんだと話すと、涙が止まった空が言いました。

「許せる人になりたい・・・。」


「うん、お母さんも、おんなじ!」


ここまでかかった時間は、2時間近く。

でも、空と真剣にゆっくり向き合う事は、なかなかないので、とても有意義な

時間になりました。



授業は、とても素敵な授業でした。

私は、6年間の中で、一番素敵な授業だと思いました。

子どもたちが、本当に、素直な意見を伝えあっていました。

命について、人の気持ちについて、どんな思いで手紙を、受け取っていたか、

沢山の意見が、それぞれのグループから出て、それを先生が、黒板にきれいに

まとめてくださっていて・・・。


先生の意見も、答えではなく、あくまでも、先生の意見だと伝えて語ってくれました。

「償うことができた」というグループにいた女の子が、最後に話した意見が

印象的で、私の心に残りました。


「生きている人の気持ちも大切だと思います。」

ストレートに、私の心に入ってきました。

人の命が、突然なくなってしまい、混乱のなかで、もがき苦しむ被害者と加害者の想い。


被害者の命という、何にもかえることが出来ないその命を想うばかりに

生きている人の想いを、かき消されてしまいそうになります。

償いきれないことなのかもしれないけれど、生かされている人の気持ちを

忘れてはいけないと、その子が素直な言葉で伝えてくれたように感じました。



今日のような命、償うということの、(確かに重いテーマではあるけれど)

大切なことを、先生と、子どもたちが、真剣に向き合える授業は、

本当に素晴らしいと思いました。

こういう授業は、毎日あってもいいなと願ってしまう私です。


子どもたちも、大きくなっていく途中で、今日の授業を思い出し、

もしかしたら、想いがかわるかもしれません。

私だって、起こった何かで、想いが変わるかもしれません。

何が、自分に起こるかなんて、神様にしかわかりません。

でも、今日の授業のように、命に向き合った経験が、きっと自分の心を

豊かにしてくれるでしょう。



素敵な先生と過ごせる子どもたちは、幸せですね。

今日の、素晴らしい授業、と子どもたちの素直な意見に触れさせてもらえて、

私も、幸せを感じて帰ってきました。

心を豊かに育てて、空と一緒に、許せる大人になりたいです!

(私は、もう大人だけど(笑))



空の教室からの景色が大好きです。

こんな教室で、過ごせる空は、幸せです。


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by soratoumihouse | 2012-02-03 00:00 | 空のこと | Comments(4)
今日は空の12歳の誕生日です。

空の事を書く前に、日付けが前後してしまうので、昨日と一昨日の事を先に書きたいと思います。

6日に一泊で、私の両親と、私の姉夫婦と姪、私の家族で、仙台に行ってきました。

朝早く、出発して、昨日は夜遅くに、帰ってきたので、丸々二日間、仙台にいられた感じです。


ブログでも書きましたが、私自身も被災地に行って、祈りたかったのですが、

「かぞえうた」がきっかけで、海が、祈りたいと言った事が、どうしても心に残っていて、

できるだけ、早く行きたいと思っていました。


そこに、年末に会った姉が、仙台に行こうとしているのを知り、

「私も行きたい!」と言ったことが始まりで、それなら、パパも、空も、海も

みんなで行きたいと思い、家族で行くことにしました。


空と海には、はじめから、被災地に行って、祈ってくることが、目的の旅だと伝えてありました。

もちろん、海には、詳しいことは、わかりませんが、

「地震や津波で、いっぱい悲しい思いをした人たちのところで、お祈りできるよ!」と

伝えました。


1日目は、疲れをとる意味でも、ホテルでゆっくりしようと、大きなお風呂に入り、

美味しい食事をいただき、松島の美しい景色を眺めながら、本当にのんびりさせてもらいました。

両親と旅行に行ったのは、本当に久しぶりです。

こんな風に、みんなで旅行に来られる事を、当たり前だと思ってはいけないな、

いっぱい、感謝しようと思いました。


夜遅くに、私は、2回目のお風呂に行きました。

露天風呂が、とっても気持ち良くて、外に出ると、粉雪が!

真っ黒な空から、ちらちらと降る雪、露天風呂から上がる湯気、お風呂の中にライトアップ

されている青い光が、一体となって、とても幻想的でした。

湯船につかりながら、ずっと空を見上げていました。

本当に、ドラマとかで、よく降らせているような、美しすぎる雪に見惚れてしまい、

その静けさもあって、お風呂に入りながら、叔父の事を考えていました。

なんか、この雪も、天国からのプレゼントかなぁって、、、。




次の日は、レンタカーで、移動しました。

せっかく、松島に来たので、遊覧船に乗り、晴れわたる青空と、かわいいかもめ達に

囲まれて、のんびり島巡りをすることが出来ました。

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そして、いよいよ、旅の目的です。

私達は、石巻に向かいました。

石巻が近づいてくると、一瞬、目を疑うような光景が、目に飛び込んできます。

あるはずの窓が全然なかったり、まがるはずのないような所が、グニャっと曲がっていたり、

そして、どんどん、すさまじい光景が、広がってきます。


最初は、わ~、わ~、と驚いて声を出していましたが、もう、声が出ませんでした。

震災から、約10か月が経っても、まだ尚、まるで、戦争の後の、焼け野原みたいに、

あるべきはずの家は、なく、2階部分まで、骨組みしかないような家が、ポツンとあったり、

お墓は、なぎ倒され、所々で、パワーショベルが作業をしていて、がれきの山があって。

澄みわたった青い空と、まるで正反対の景色が広がっていました。


車を降りて、歩いていると、大きな建物が、目に入ってきました。

近くに行くと、それが、小学校であることがわかりました。

「石巻市立門脇小学校」でした。

ことばを失いました。

地震と津波が残したものは、見るのも耐えがたいような、光景でした。

火災も起こったために、本当に戦争の後のようで、教室の中は、見るも無残な姿でした。


天井は、落っこちて、床は砂と泥で溢れ、あらゆるものが倒され、何回転もしたのだろうと

思わせる状態でした。

カーテンが焦げて、ガラスが割れて、そこらじゅうに散らばっていました。


今日、姉に教えてもらい、検索してみたら、ここの小学校は、明治6年に創立の

とても歴史のある小学校であることがわかりました。


被災前の小学校の素晴らしい外観と、被災直後の小学校の写真を見て、また、ことばを

失いました。

誰が、こんな姿になるなんて想像出来たでしょうか。


やっぱり、ここでも感じました。

神様にしかわからないこと、人間の想像をはるかに超えたことが起きるということ。


小学校の教室を見ながら、どんなに怖かっただろうかと、涙がでました。

沢山のこども達、沢山の大人の命が、沢山の生ある命が、一瞬で奪われてしまいました。



お母さんに、「さよなら」も言えないで。

子どもに、「おかえり」も言えないまま。

夢に向かって、走っていた少年も。

おばあちゃんとお散歩に行くはずの少女も。

新しく産声をあげて、誕生したばかりの命も。

主人の帰りを待っていた犬も。


みんな、みんな、恐怖におびえながら、その冷たい水の中で、燃えたぎる炎の中で、

がれきの下で、その暗い闇の中で、何を思い、息をひきとったのだろうかと、

考えるだけで、胸が締めつけられます。


私達にできること。

ボランティアに行くことも、募金をすることも大きな力。

でも、まず、その亡くなった尊い命を想って、祈りたい。

毎日じゃなくても、被災地に行けなくても、

悲しみや苦しみを、自分なりに想像して祈りたい。

残された家族の事を想って、祈りたい。



そして、戦争と同じで、どんなに時が経って、街はどんどんきれいになり、

いつか、震災があった面影が、街から消えていくのかもしれない。

だけど、その悲しみがあった事実を伝えていかなければいけないと思います。

それが、私達が生きている間に、与えれた大きな使命の一つかもしれません。


空はやはり、小学生ということもあり、驚きを隠せない様子でした。

海は、わからないなりにも、車の中から、静かにその景色を見て、私と一緒に

教室をみて、私の話を、海なりに一生懸命聞いていました。



空と海と手を合わせ、祈りました。

天国にいった数えきれないくらいの人達に、祈りが届きますように。

残された家族に、祈りが届きますように。


沢山、飛び散っていた、ガラスの破片を、大きいのと、小さいのを、一つずつもらってきました。

大人と子どもの命を忘れないように、家の光の届く場所に置きたいと思います。

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時間も限られているので、最後に、もう一か所、仙台市立荒浜小学校にも寄ってもらい、

ここの小学校も、大きな被害を受けていて、中には入れませんでしたが、

空と海が、仙台に行く前に書いた手紙を、結んで、祈ってきました。

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仙台駅に帰らなくてはならない時間になり、車に乗り込みましたが、

疲れたからではなく、ことばが、皆、出ませんでした。

僅かな時間しかいられなかったけれど、祈ってくるという想いは果たせました。



帰りの電車の中で、少しだけ、空と海と話をしました。

空は、「僕たちと、同じくらいの子どもたちは、みんな学校に行きたかったと思う。

もっと、もっと、勉強も、遊びもしたかったはず。夢をもっていたと思う。

それなのに、沢山の子どもたちが、亡くなって、本当にかわいそうだと思う。」と言ってました。


海は、「地震、津波、いっぱい天国いった。みんな、がんばって、、、。」と話してくれました。

私が、「お母さんと子どもも離れ離れになってしまったんだよね。悲しいね。」と話したら、

海が、「はなればなれって、な~に?」と聞いてきました。

「すぐに会えないところに離れてしまうこと、、、。」

何も言わずに聞いていましたが、今日、少し話をすることがあって、離れ離れの話を

私がもう一回、話したら、海が大粒の涙を流していました。


この旅行は、祈りの旅でしたが、祈りを通して、また一つ、心に命の種を蒔けたような

気がします。




空が、「俺の11歳最後の日に、仙台に来られてよかった、、。」と言っていました。

今日8日、空は、大きな経験をして、誕生日を迎えることが出来ました。

空がいてくれるから、明るくなる我が家。

空の笑顔が、暗くなってしまったときの家族に、光をくれる。

弟を可愛がり、友達を想い、父や母、じいやばあ、親戚、みんなの健康や幸せを祈る空。

「ありがとう」と気持ちよく言える空。

よく手伝ってくれる空。


空が生まれてきた時は、12歳なんて、遠い遠い日のことのようだったのにね。

大きくなってくれてありがとう。

こうして、誕生日をお祝いできる事を、いっぱい感謝しようね。


空が空らしく、生きていけるように、手助けができるように、私自身が成長しなきゃね。

今年も、空の笑顔がいっぱい見たいです。

空、12歳のお誕生日、おめでとう!

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by soratoumihouse | 2012-01-09 01:50 | 空のこと | Comments(10)

子どもの空、大人の空。

明日で、子どもたちの学校も終わり、明後日から、冬休みです。

今朝は、気付いたら、こんな歌を自分で替え唄ににして、歌っていました。

「お正月」のメロディーにのせて。

「もーいーくつ寝ると、始業式~~ 始業式には手を挙げて、歓喜の舞でも

 踊りましょう~~ は~や~く~ こ~いこ~い 始業式~~~~♪。」


まだ、終業式も終わってないのに。

冬休みか~。

幼稚園に勤めていた頃、お母さんたちが、早く幼稚園始まってほしいわ~と

言ってた気持ちが、よ~くわかります。

先生たちは、待ちに待った冬休みかな。


そんな事を、考えながら、朝の支度をしていて、靴下を取って、リビングに入ると、

空が、ジャンケンして勝ったら通してあげる!とか言い出した。

はいはい、まだまだ6年生、おこちゃまだな、、、と思いながら、

「じゃんけん~ぽ~ん!」と、

空はグ~を、私は、パーを出し、

「まだまだだな。」と言って進もうとしたら、「もう1回~!」とか言い出すので

「そんな、お暇ではございませんの。 はい、どいて、どいて、」と

空をよけて行くと、くっついてきた。

やることないんかい~!と思いながら、「じゃ~口でやろう!」と私が言って、手作業しながら、

せ~の!

「じゃんけん、ガー!」と言ってしまった。

パーとグーが混ざってしまったの。ほほほ。

そしたら、空が、

「何だよ、ガーって!」と失笑して、相手にならんと言わんばかりに去って行きました、、。


さあ、今日はスクランブルエッグでも作るかと、暇そうな空の方をみて、

「今日は、スクランブルエッグにしようかな~~~。」と期待して言ってみましたが

今日は返答なし。

そう、毎回、毎回、朝食作りに食いついてくる訳ではないんだ、、、と期待も外れ、

楽する方向へいこう、いこうとする母に、神様は待った!をかけたな と分析。

で、諦めて、フライパンを出し、火をつけて、あたため始めたら、

す~~~っと、空が近づいてきた。

(海じゃなくてよかった、、、。と確認パレード?と、無意識に反応してしまう母でした。)

そして、ジュ~っと焼き始めたら、空が、

「お~~~~っと、卵がフライパンの中に入りました!」

「ここで、手早くかき回さないと、固まってしまう!」

「いい感じだ!いいぞ!いいぞ!」


ふっ、ふっ、ふっ。次は実況中継か~い!

海が、静かな時を、狙い定めて来ておるな、、、。

お主、なかなかやるのう~!


っていうか、実況中継するんだったら、作ってよ、、。と

またまた楽な方向へ行こうとする母でした。うひひ。



今日はパンとスクランブルエッグ。ヨーグルト。

私は空き瓶が大好き!

スクランブルエッグを入れたのは、アロマキャンドルを入れる様の入れ物(笑)。

ボンヌママンの瓶は、ほぼ、毎日食べるヨーグルト入れ。可愛いから、好き。

お友達からもらった、お皿で、朝食ハッピー!

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夜、ちょいと、空と海を疑わねばならぬ出来事が起こり、少々イライラ気味の

私は久しぶりに、大きな声を出してしまいました。反省。

そして、空と口論になったら、空は、もうわかったよ、、、、。

と、寂しそうに言いました。

また、空を、傷つけてしまいました。

その時は、どうにも私の気持ちがおさまらなくて、二人を寝かせて、リビングに

降りてきました。

でもやっぱり、、、、、。

ダッシュで階段を駆け上がり、空に、言いました。

「お母さん、ちょっと言い過ぎちゃった。ごめんね。」

そしたら、空が、

「お母さん、言いすぎてないよ、、、。おやすみ、、。」

と言ってくれ、

海は、「お母さん、泣いてるの?」と心配してくれ、

「泣いてないよ、、。」と言うとほっとした様子。


納得いかないこと、言われたり、悔しかったりしているはずなのに、

かばって、心配してくれて、子どもの方が、よっぽど、大人だな~と

優しい心に感謝して、反省しながら、寝室のドアを閉めました。

明日は、今日出来なかった分、割増して、優しい母になれますように、、、。


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by soratoumihouse | 2011-12-21 21:49 | 空のこと | Comments(6)

優しい空

 我が家は、海が色々と大変な時も多いので、空は我慢をいっぱいしているんだと思います。

 私自信、海が大変な時は、心にゆとりがなくなり、多分、空が何かを言おうと

 していても、それを聞いてあげるよ という空気が、そこにはないんだと思います。

 
 時々、空と海がうまくいかなくなってしまう時があります。

 一般的な家庭なら、時に、取っ組み合いのケンカをしたりするのでしょう。

 でも我が家はそういう兄弟ゲンカをした事がありません。

 喧嘩をしないのではなく、喧嘩にならないのです。

 
 誰が何を教えてきた訳ではないけれど、自閉症の海がいる、海と生活していくことの形を

 家族で作ってきたんだと思います。

 指摘レベルで、ひどく傷つく海にはこんな方法で。

 返事が「うん」だと我慢できずに落ち込んでしまうから、「はい」で。

 並んでいるミニカーはそのままで。とかとか、、、。


 空は海より3歳しか違わないのに、海と生活するルールなんてないけれど、

 生活していく中での、暗黙の了解になってしまっていたのでしょう。

   
 自分が小学生の頃なんて、な~んにも考えないで、当たり前に甘えて、

 当たり前にわがまま言って、家族に気を遣う事なんて考えもしなかった。


 でも空は、時に見えない重圧に耐え、叫びたい怒りを心にしまいこんで

 自分自身と闘って、まだまだ幼い心で、いっぱい耐えてきたんだろうな(今も)

 と思うと、つい空には強く怒ってしまう、自分の弱さに恥ずかしくなります。


 海が泣いてお風呂から出てきたりすると、つい、空が海に何か言ったんじゃないかな

 とか疑ってしまったり、うまく説明できない海の心ばかりを知ろうとしてしまうのです。

 

 それでも空は、海の事が可愛くて、可愛くて、自分がホットカーペットの上で

 毛布にくるまっていると「海、おいで、一緒に入ろう(毛布に)」と呼び寄せ

 (空気の読めない海は、やだ。とか言ってリビング往復(笑)、、)。

 おこづかいで、一緒に海と買い物行って、何か買ってあげたいんだ!と

 何回も連れて、自分のは20円位のおやつを買って、海には100円のアイスを買ってあげたり、

 何か海が出来るようになったり、少し難しい単語を言ったりすれば

 「海、すごい!すごいね!」と言い、

 私に怒られてしまって、泣いている海に、「ハグしてあげようか おいで」と声をかける。

 空が3年生の時から、海をお風呂に入れてくれ、時に、絵本を読んであげ、

 不器用な海が困っていたら、決して器用でない空が助けてあげる。



 それなのに私は、空の心を無視して、空を傷つけてきました。

 空の気持ちを、海の心を知ろうとするような想いで、気付こうとしませんでした。

 

 それでもこんな母親を、必要としてくれる。

 求めてきてくれる。

 空は、優しいです。

 もちろん、悪いこともするし、怒らせるような事もします。

 でもいつも家族の事を考えてくれます。



 口では、お兄ちゃんだからと言わなくても、空と向き合う時に、そう言ってるのと

 同じような態度で接していたのかもしれません。

 
 
 うるさくて、静かにして!と言われたりする空だけど、私は海に言いたい。

 空がお兄ちゃんで幸せだね。

 そして私にも言いたい。

 空の優しさを忘れないでって。


 空、いつも我慢させてごめんね。

 今までの我慢を、すぐに埋めてあげる事はできないけど、

 空が空のままであれるように、この家族のもとに生まれてきてよかったと

 言ってもらえるように、心をハグしてあげられるように、、、、。


 海もうまく表現できないけれど、海は空が大好きなんだよ ということも。

 空、ありがとうね。

 
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by soratoumihouse | 2011-12-06 00:03 | 空のこと | Comments(8)

 空、よっしゃ~!

 
 昨日のブログ内容の流れからいくと、いろんな写真を載せる感じだけど、

 今日はこども達のことを書きたい気分。

 私はほんとにA型かな?

 でもやっぱり書きたい気持ちのまま書いてみようっと。


 
 今日は長男、空の個人面談の日。

 「お母さん、今日は面談の日だよね?」

 「そーだよ。今日は私、先生に 「いや~お母さん、空くんは物凄い頑張ってますよ~。

 素晴らしいですよ!」ってほめられちゃうんだよね?」と言うと、

 ちょっと焦った顔をして「いや~悲劇が起こるかもよ~」とか言い出した。

 おいおい、やめてくださいよ。私、結構へこみやすいんだから、、、。

 そんな事を朝っぱらから言われて、冗談だよねと思いながら、学校が近づくと

 ドキドキしてきてしまった。(気、ちっちゃ)

 
 爽やかな先生の笑顔に迎えられ、何を言われるのかドキドキ。

 先生は、言うべき事が書かれてあるだろうノートをちらっと見ながら

 一つ目、二つ目と、頑張っている空を評価してくださっているコメント。

 もう終わっていいですよ~。と心の中で思いながら、まだまだ続く様子。

 ちらっ、ドキッ、ちらっ、ドキッ。

 三つ目、四つ目、、、おやっ?これはもしや?とフムフムしていたら

 お、お、終わった~!


 ラッキー!へこむ事言われなかった。

 わ~い!わ~い!と空の母、ルンルンで家に帰ってきました。

 でも、小心者の空(面談に関してだけ)は、先生に事前に聞いていたらしい。

 「先生、今日、お母さんに何言うんですか?あまり変なこと言わないでください」と。

 なかなかやるね。息子よ。

 おかげで言われなかったよ。お母さん。

 これも母への愛情だろうか、、。

 結果よければすべてよし!

 
 家に帰ってから、空に内容を報告すると、「よっしゃ~!」と大きな声で跳び上がり、

 1分後に友達と遊ぶからと消えてしまいました。

 男って、単純~。

  
 夕飯が終わり、「お母さん、今日はお祝いだから~遅くまで起きてていい?」

 「はあ~っ?何のお祝いじゃーい!」

 と言いながらも寝る時間を延長してあげた、優しい優しい母でありました。

 チャンチャン。

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by soratoumihouse | 2011-11-30 21:23 | 空のこと | Comments(6)