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心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

叔母の涙

先日の3連休。

とっても疲れてしまった私(>_<)。

なぜ?


それは、海の今に、がっつり向き合わなくてはならないことが続いてしまったから・・・。

その中でも、今回、記事に残しておこうと思った出来ごとは、なかなか・・・。

・・・という訳で、やっと今日、パソコンの前に座り、記事を書こう・・・と思いました。


3連休の初日、お彼岸なので、叔母の家に行きました。

海は、叔母が大好きで、行くことをとっても楽しみにしていました。


リビングで、海は、叔母の家の懐中電灯を2つ持って、楽しそうに、点けては何やら話し、

あちこち移動して遊んでいました。

(完全に、怪しい人(笑))


その日、海は、叔母の家でいっぱい遊ばせてもらい、夕食もご馳走になり、私の母も来ていたので、

実家に母を送ってから、夜遅くに我が家に帰りました。


次の日の夕方、叔母から電話がありました。

用件は別だったのですが、電話を切る前に、そうそう・・・と叔母が私に言いました。


「昨日、海くんが遊んでいた懐中電灯、海くん、どこに置いたかしら~?探してもなくて・・・。」


「あ~、遊んでたもんね、でも、どこに置いたか見届けてなかった~。ごめんね~。

でも、海に、持っていったらダメよ・・・と言ったから、家には持って帰ってはいないと思うんだけど・・。

今、出先だから、あとで海に、聞いておくね~」と私。


そして、海に聞きました。

「ね~、海、いたいたばあ(海が呼んでいる叔母の呼び名)が、懐中電灯がないって。

昨日、遊んでいたでしょう?どこに置いた?」


すると、一気に海の表情がこわばりました。

「まさか、お家に持って帰ってきてないよね?」

「持ってきちゃった。」


「え?2つ?お母さんが、持って帰ったらいけないっていったのに?」

「・・・ごめんなさい。」


「なんで?」

「だって、いたいたばあは、いいよって(言うと)思ったから・・・。」


今、叔母は、叔父が亡くなってしまい、大きな家に一人きりで、しかも体調もよくないので、

引っ越しをする予定でいます。


それで、私が、叔父の作った木製の電気シェードを一つ、想い出に欲しいな・・と頼むと、

どうせ捨てちゃうかと、快くOKしてくれました。


そのとき、叔母が、冗談で私に言いました。

「もう何でも、好きなもの全~部持って行って~!」って。

「はははは・・・。いい、いい、いらないよ~!」と大笑い。


それを、海は聞いていたから、何でも持って行っていいと思ったのかな・・・。

でも、私は、あまりに海が懐中電灯でずっと遊んでいたので、持って帰ったらいけないよ・・と言ったのに。


ショックだ・・・。

でも、ショックなんて言ってられない。

大切なことは、ことが起こったそのときに伝えなければ・・・。


大きく息を吐いて、海に言いました。


・叔母に、もらっていいか聞かなかったこと。

・叔母も、海にあげるなんて言っていないこと。

・お母さんが、持ってたらいけないよ・・・と伝えたこと。

・どんなに優しい叔母でも、勝手に持ってきてしまったら、泥棒になってしまうこと。

・それは、お店でお金を払わないで、持ってきてしまうのと、同じだということ。

・叔母も、お父さんもお母さんも、とても悲しいこと。


半分は諭し、半分は厳しい顔と口調で言いました。


話しているうちに、パパも私も、同じ気持ちになっていました。

春休みにまた、叔母の家に、遊びに行かせてもらう予定でいて、

電話で謝った後、そのときに返せば・・・と最初、考えました。


でも、違う。

今、叔母に返しに行き、謝らないといけない・・・と。


もう、夕方でした。

決して近くない叔母の家。


でも、すごく大切なことで、今、学ばせないといけない。

大きくなってから、とりかえしのつかないことになってしまってはいけないから・・・。


「パパ、今、謝りにいかない?」と私が言うと、

「うん、それがいいよ!」とパパは言ってくれ、ほっとしました。


毎日、仕事から帰るのはいつも深夜12時過ぎ。

前日も、叔母の家に行きも帰りも、ずっと運転で、夜遅くて、かなり疲れたいたパパ。


パパに感謝し、叔母に電話をしました。

叔母は、それだったら、いい、いい・・・(わかったから、いい)と言ってくれましたが、

事情を説明し、海に謝らせ、返しに行きたいことを、お願いしました。


空は、友達と遊んでいたので、留守番を頼み、パパと私と海で、前日に行った叔母の家へ。

高速が渋滞していて、2時間半。

もう真っ暗だったけれど、無事に叔母の家へ着きました。


両手に懐中電灯を2つ持った海。

叔母に会って、海が、言いました。

「持ってきちゃって、すいません。」

「はい、持ってきてくれてありがとう。もう、いいのよ。」と叔母がにっこり。


「海、そういうときは、すいません・・じゃなくて、ごめんなさい・・・って言うのよ。」と私。

「ごめんなさい。」と海。


叔母には、たまたま電話がきてしゃべっていた私の母に頼んで、叔母に、電話してもらい、

海が謝った時に、優しさで、持って来なくてよかったのに・・とか、あげるからいいのよ^^・・・とか、

言わないでほしいと伝えてもらっていました。


「おばちゃん、懐中電灯がなくて困ったのよ・・・」と言えたら言ってもらって・・・と母に、お願いしましたが、

さすがに優しい叔母には、言えなかったのだと思います。


そして、前日に続き仏壇のところに行き、海とお線香をあげて、

海を可愛がってくれていた天国の叔父にも、言いました。


「海、いたいたじいも、海が懐中電灯を持って行ってしまって、天国から見ていて、悲しかったんだよ。

もう、そういうことは、しないようにしようね。」と。


海は、目が涙でいっぱいになり、それを見ていた私も泣けてきて、

そして、私たち親子を見ていた叔母も泣いていました。


叔母に、私からもう一回、謝り、夜にバタバタと来た私達を、快く受け入れてくれた叔母に感謝をし、

家に帰りました。


家に着いて、叔母に電話で連絡すると、叔母が言いました。

「もう、おばちゃん、涙が止まらなくて・・・。余計なこと(懐中電灯がないということ)を、

言わなければ良かった・・・って。海くんに可哀想な想いをさせちゃって・・・。ごめんね。」


「う~~うん、とんでもないよ。海がいけなかったんだし、大切なことで、どうしても、今謝らないといけなかった

から、こちらこそ、ごめんね・・・なの。」と私。


「もう、十分、海くんは謝ったから、もう、怒っちゃだめだし、言っちゃダメよ。」と叔母。

「うん、うん。わかってる^^。言わない。言わない。ありがとうね!」・・・と言って、電話を切りました。


昨夜(24日)、朝食を食べながら、春休みに、また叔母の家に行こうね・・・と私が言うと、

海が、急にうるうるし、しくしく泣きだしてしまいました。


「どうしたの?」と、空と私で聞くと、

「また、やってしまうかもしれない・・。」と海。


「大丈夫だよ!」と、これまた声をかぶらせながら、空と私が言いました。

「でも、心配なの・・。」


「そう。でもね、海は、もう、勝手に持ってきてはいけないんだ・・てわかったでしょう?」

「うん・・・。」


「だったら、大丈夫。もう、しないよ^^。」と私が言うと、少し、安心したようでした。


一瞬やりすぎだったのかな・・・と、海の涙を見て、思いましたが、

やっぱり、これで良かったんだと、思い直しました。


海に、悪意があって、やったことではないことは、もちろんわかっています。

でも、認知もあがり、誘惑に負け、やったらいけない・・・とわかっていても、いいかな・・・と、

持ってきてしまった。


でも、それは、社会の中で、許されることではないから、今、少し厳しくても伝えるしかないんですよね。

今の海なら、きっと、わかる・・・と信じて。


全部は、上手に理解できなくても、どんなにいけないことをしたのか・・・ということを心で感じるには、

やっぱり、起こったそのときじゃないと、もっともっと、理解するのが難しくなるから・・・。


パパは体力、私はメンタルで、どっときた連休でした。

海のメンタル面の対処は、基本、私が担当(?)なので(笑)、続いたりすると、どっとくるんですよね・・・。


日曜日は、空のサッカーの応援に行き、帰りに、ママ友とランチ出来たので、

だいぶリフレッシュできましたが・・・。


海の6年生も、親子共々、これまた先生に、どっぷりお世話になりそうです・・・。

読んでいただいて感謝です。
空の通信表が来ました~。
あ、またメンタルがやられそう・・・。
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by soratoumihouse | 2014-03-25 21:44 | 海のこと