心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

君ならやれる。僕ならできる。

一昨日、海の学校のPTA行事の一つになっている事業所見学に行ってきました。

特例子会社の見学は、いつも、学び、感じることが沢山あり、今年も楽しみにしていました。


今回行った会社は、清掃や製本、印刷、社内メール、部品加工などの幅広い業務を行っている会社です。

企業理念の中に、『職業人として、社会人として自立を成し遂げられるよう、恩恵的な関わりをせずに、

厳しく育成する。』という理念が含まれていました。


第一印象としては、非常に厳しい・・・と感じました。

それは、やはり、今の海に当てはめて考えてしまうからですね。


特別支援学校の実習での指導事項では、

・元気な挨拶(自己アピール、感謝の表現)

・正しい生活習慣(夜型人間からの脱却)

・失敗を恐れるな(チャレンジ精神の育成)

・ひ弱さの克服(叱られても動じない強さ)

という4つの柱があり、その柱のもとに指導されているということでした。


これは、どこの会社でも基本的に求められることですが、下2つは、なかなか厳しい表現なので、

私の中で新鮮でした。

あくまでも、表現方法ですが・・・。


ただ、厳しいのではなくて、叱られても成長をしていることを感じてほしいということでした。


ふ~~ん。

確かに、そう感じることができたら、社会の中で通用する大きな力にはなるはず。

でも、海は・・・。


おっとっと・・。

焦ってはダメ。


まずは、見学。

何事も見てみなくては、何もわかるまい。


メール集配、清掃、製本、フォークリフトの運転等など・・・。

見学させていただくときに、必ず、社員の方が、一生懸命、自分の仕事内容を説明してくださいました。


どの仕事の内容も、一般の仕事と何も変わりません。

障害者だから・・とか、出来るところまで・・というような甘えは一切ありません。


真面目に、ひたむきに、一生懸命、丁寧に、無駄なく、その働きが素晴らしかった。

見学させていただいた事業所には、重度の方と軽度の方が半々です。


そばで、指導員の方が、見ていません。

すべて一人で、業務を行っています。


メール業務では、間違いがないか、声だし確認の他にも、ノートにチェックもします。

ミスをしてしまったときも、またノートに、どうしてミスしてしまったのか、どうすればいいのかが、

書き記されてありました。


その素晴らしい仕事ぶりを見せてくださっていた社員の方の後ろでは、

特別支援学校の実習生が、紙を三つ折りにする仕事をしていました。


紙を三つ折りにする。

そう!最初は、きれいに三つ折りにすることだって大変なのよね。


でも、1年、2年・・・と積み重ねた経験が、こんなに素晴らしい仕事が出来るようにと繋がるんだ・・・。

なんか、ウルウルしてしまいました。


フォークリフト運転作業も、落としてしまったらアウトという非常に緊張する作業でありながら、

見事な運転を見せてくださり、感動。


フォークリフトの作業に向いているという見極めを指導員の方にしていただいて、免許をとるために、

一生懸命、勉強し、フォークリフトの免許まで取得することができた。

彼は、趣味のゲームでも運転することを自然と学んでいたようです^^。


製本の作業も素晴らしかったです。

1枚、1枚、気が遠くなるような作業を、丁寧に、丁寧に、折りたたみ、切り落とし、綴じる。

しかも、製本の仕事だけではなく、配送作業まで、入念なチェックのもと、行っていました。


何度も言うようですが、指導員の方は見ていません。

すべて自分たちで作業しています。


今回の事業所見学で、学んだこと。

『厳しさ』の中にある深い愛情でした。


怒鳴りつけたり、大声で叱ったり、そんな厳しさは、ただ、心を傷つけるだけのもの。


でも、必ず出来る。

出来るようになる。

だから頑張ってみよう。

君ならやれる。

僕なら出来る。


強い想いで信じてもらえたら、応援してもらえたら、障害者だって、その厳しさの中に、

愛情があることに気づけるのだと思いました。


ほんとはね、ひ弱いとか、そういう表現は、個人的には好きではないけれど、

見学が終わった頃には、そう表現する中に、私自身が愛情を感じとることができました。


4つの指導事項は、正しい生活習慣以外、海にとって、もっとも苦手とすることばかり。


挨拶が緊張する海。

失敗が最も怖い海。

指摘に弱い海。


どんなお仕事に就けるのか、どんな大人に成長するのか、誰にもわからない。

何から、何を、どうしていけばいいのか、正直、途方に暮れる。


でも、あの実習生が、一生懸命三つ折りにしていた姿。

わからなくなったら、思い出そうと思います。


社会が求めていることが苦手な海だけど、海の笑顔と優しさが消えないように、

先を焦るのではなく、今、目の前にある課題を、こなし、学び、一つずつ、習得していけたらいいね。


どんな仕事でも、必要とされ、任されて、自信に満ちた彼らのように・・・。

海も、働けるようになってくれたらと・・・母として願っています。


強く・・・強く・・・心から・・・。


読んでいただいて感謝です。
プールで急に、「よし!冒険に行こう!」と
向かった先は、乳幼児用プールでした(笑)。
いつも応援ありがとうございます^^。
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Commented at 2013-07-15 07:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-07-15 15:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soratoumihouse at 2013-07-15 21:39
鍵コメントのMさんへ
充実!いい表現だね^^。
今日は、試合だったのね・・・。
ほんと!ドキドキするよね・・・。

今となっては、私より、空の方が海との関係がいいかも(笑)。
悪い言葉も空から覚えるけど、それ以上に大切なことを、海は学んでいるんだね・・・。

海の苦手さと、将来を思うと、辛いな~って感じるときもあるけど、信じなくっちゃね。
焦らずに、海を応援し、支えていこうと思いま~す♪

毎日、暑いね。お互いに、体調に気を付けて頑張ろうね~!
Commented by soratoumihouse at 2013-07-15 21:43
鍵コメントのUさんへ
仕事をするなんて、うんと後のことのように思っていたけど、小学校卒業まで、残り1年半。そうしたら、あっという間に中学、高校だもんね。

正直、仕事で求められていることは、海はとっても苦手だから不安だけど、海が、求められて仕事ができるように、少しずつ、少しずつ、必要なことを習得していけるよう支えていきたいな・・・。
by soratoumihouse | 2013-07-15 00:01 | 海のこと | Comments(4)