心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

アロハへの手紙

27日の宿泊学習を、とても、とても、楽しみにしている海。

学校でも、荷物の整理について学んだり、事前授業も、着々と進んでいるようです^^。


でも、海には、心配なことがあったようです。

今日、デイサービスから帰って来て、「ぼく、アロハにお手紙書いてくる。」と、

紙を1枚出して、自分の部屋に行ってしまいました。


そして、少しして、自分の部屋から戻って来ました。

「アロハにお手紙書いたんだ!だって、アロハのことが、とっても心配だから・・・。」


お手紙には、こんなメッセージが書かれていました。

(アとハを間違えて、後で、黄色いペンで直していました^^。)

『ハロハ(アロハ)へ

6月27日・28日に しゅくはくがくしゅうにいくんだ。

1かいだけだから さびしがらないでね!!

うみ』

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なんかね、その手紙を読んだら、海の優しさに触れたような気がして、たまらなく愛おしくなってしまいました。

アロハに渡すと、噛んじゃったり、破いてしまいそうだから、私がアロハを抱き上げ、

海に、書いた手紙の文章を読んでもらいました。


私が、アロハの代わりに、「ありがとワン♪大丈夫だよ。海のこと待ってるね♪」と言いました。

海は、とっても嬉しそうに、アロハを見て、ずっと話しかけながら、アロハを可愛がっていました^^。


宿泊学習は、海にとって楽しみなこと。

自分の楽しみだけでいっぱいになってしまったって、おかしくないけれど、

自分がいなくなることで、大好きなアロハが寂しくなってしまうんじゃないか・・って、

そんな風に、自分じゃない相手を想えるようになったんだな~~って。


みんなが楽しそうに公園で遊んでいたって、誰とも絡むことがなかった。

ひたすら、同じ場所を走って往復し、まわるタイヤをみつめ、これが自閉症なんだ・・って重い気持ちになった

あの頃。


人の気持ちに気づいたり、相手を思いやれるようになるなんて、信じることができなかった。

そんなの夢だな~って。


海が、自閉症と診断がついた頃は、コミュニケーションの苦手な障害だから、

夢どころか、思いやるなんて、出来ない障害なんだと誤解してた。


海が生まれてきて10年。

コミュニケーションは、それはね、やっぱり苦手。

でも、海なりに、海のスピードで、自分じゃない相手を想うことを、海は諦めていない。


相手の気持ちに気づけなくて、パニックになって、荒れて、それでまた、相手に嫌な想いをさせてしまったと、

おっこちる。


それでも、相手のことを想うことを諦めない海を、私は、素直にすごいなあ~って。


だって、自閉症ではない私は、相手に想いが伝わらなかったりしたら、

もう、いいや・・・とか、意見が合わないから仕方ないし・・と、どっかで諦めてしまうこともあるし、

いろんな人がいるよね~と、距離をおいたり、自分の中で、ここまで・・というラインをひいてしまうことも少なく

ありません。


海には、距離をとったり、自分の気の合う人だけを選ぶことも、難しすぎます。

私たちが、普段、何気なくできる、相手の気持ちの裏を読んだりすることも出来ません。


本当は、~~って言ってるけど、遠慮しているからかしら・・・とかね。

疑うことも、計算することもしない。


だから、すべてストレートに入ってきてしまう海。

自分の経験を通して、想いを知っていく海。


大好きな人と離れることが、どんなに寂しいことなのかを、海の経験が、想いやることへと繋げたのでしょう。


コミュニケーションをとるのが苦手でも、なかなか人の気持ちに気づけなくても、

心ある方達の支えや思いやりによって、また、自分の経験を積み重ねていくことによって、

相手を想うことが出来るようになるんだな~と、胸があつくなりました。



それでも、日常は難しすぎることの連続。

海は、自分の思いと、相手の思いは、同じなんだと信じているんです。

けれど、実際は、そうじゃないことだらけです。

そして、そうじゃないことのショックは、その都度、海を襲います。

それがパニックになるんですよね。


人とコミュニケーションをとることは、こういったことを瞬時に判断したり、気持ちを切り替えたり、

自分に言い聞かせたりしながらでなければ、スムーズにとることは出来ないでしょう。


相手が違えば、みんな考えることも、思いも違う。

その日の気分でも違うし、人が成長する中で、考え方も変わったりします。

だから、マニュアルは作れません。


そう思うと、自閉症の人達のパニックが、すごくよくわかるような気がするんですよね。

海も、そういった数々のコミュニケーションの経験の中で、自分が思っていた反応や返事がこなかったことが、

ショックだったし、わからなくて、それが緊張や失敗への恐怖へと繋がっていったんだと思います。


だからこそ、海が、自分の判断で、相手を想い、行動や言動に移せた時は、

その想いを、いっぱい受け取ってあげたいし、褒めてあげたいのです。


きっと、想像なんてできないくらいの不安を抱えて生きているのだと思うから・・・。


自分の楽しみの中で、アロハを想えたという、成長している海を、心から感謝して喜びたいと思います。

読んでいただいて感謝です。
明日は、海の学校の参観日。
海が、あまり緊張しませんように・・・。
母は、静かに祈るのみです。
いつも応援ありがとうございます。
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Commented at 2013-06-22 23:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soratoumihouse at 2013-06-24 00:17
鍵コメントのKさんんへ
何となく、大人になったら出来ているようなことも、海には、とても高いハードルのような気がして、イメージどころか、無理だと思ってたこともいっぱいあった。

でも、こうして、海を育てながら、今を大事にしていかなくちゃな~って感じたわ。そして、子どもの成長の力を実感しているわ~。

いつも、共に喜んでくれて、本当にありがとう。
by soratoumihouse | 2013-06-22 00:56 | 海のこと | Comments(2)