心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

「ごめんなさい、ごめんなさい。」

誰にでも苦手なことはあって、一人ひとり、苦手なことも違います。

苦手なことだけではなく、恐怖に感じるポイントも、落ち込むポイントも一人ひとり違います。


海は、とにかく出来ないこと、わからないこと、失敗すること、指摘されることが苦手。

海にとっては、苦手なだけでなく、恐怖であり、そこが落ち込むポイントなんですね。


海が、長縄跳びで、まわっているところから入り、10回跳んで、出るところまで出来るようになったと、

先生が教えてくださったので、個別、自立学習と、体育の時間を見学してきました。


まず、自立課題で、色々な仲間をさがすプリントをしていました。

野菜やら、動物やら、文房具やら、いろんなものの絵(大根とか、犬とか色んな種類のもの・・)が、

描かれていて、茄子の絵を見て、同じ仲間の絵は何か?を答えるというような問題なんです。


茄子の色は何色?とか、茄子は、野菜?果物?といった感じの問題なら、答えられる。

でも、色んな種類のものが並んでいるところから、

・茄子は野菜だから、野菜は大根と気づいて、答えは「大根」が正解。というような、単純ではない問題に、

海は、頭を悩ませたのです。


自立課題なので、まずは、一人でやってみて、終わったら先生に見せに行くのですが、

私が前に行こうとすると、プリントを手で覆ったのを、私は見逃しませんでした。


おっと!危ない!覗きこむところだった。

海が、緊張していて、不安に感じていることがわかりました。

そんなときは、私は、海とあえて目を合わせないようにします。


そして、海は、チェックしてくださる先生のところに行きました。

私は、海が問題を解いているとき、遠目で、海の解答を見ていました。


でも、持ってきたとき、海のプリントを見ると、書いていたはずの答えが、消しゴムで消されていました。

あとは、回答欄に、?マークが書かれていたり。


茄子の仲間に、「だいこん」と書かれてあったのですが、消していました。

すごく、すごく、不安だったんだと思います。


あっているかな・・・・。

間違っているかな・・・。

お母さんもいるし・・・。

先生は、なんか言うかな?

お母さんは、なんか言うかな?


そんなことは、先生だって、私だって、間違ったってちっとも気にしない。

わからなかったら教えてあげるし、間違ったっていい。

いつだって、そういう気持ちで、海に向き合っています。


でもね、海は、たった1枚のプリントだけれど、わからないことが、苦しくて、不安なんです。

間違ったと否定されるかもしれないことも、出来なかった自分にも、海の苦手な挨拶と一緒で、

何を指摘されるかわからない不安、残念そうな表情をされるかもしれない、

もう、不安でいっぱいになる。


消しゴムで、きれいに消すことが苦手な海の、少しうっすら残っている「だいこん」の文字と、

不安そうに、プリントを持ってきた海の表情が忘れられません。


先生が、海がわからなかったところも、わかりやすくヒントをくださって、答えることができました。

でも、結局、その不安や悲しみを、個別学習のときまで、ずっとひきずってしまった海でした。


正直ね、久しぶりの見学だったし、親だから、海が悲しそうな表情をずっとしていると、

こっちまで悲しくなるし、残念な気持ちになってしまいます。


低学年の頃は、そんな海を見るのは普通だったけど、高学年になり、だいぶ気持ちの切り替えも、

早くなったし、時折、荒れることはあっても、こういった場面を見ることは少なくなっていたから・・・。


そんな私の表情が海には伝わってしまったんだと思います。

先生に、ちょっと気になった海の表情のことを伝えていたときに、近くにいなかったのに、

海は見ていたんですよね。

遠くから・・・。

お母さん、先生に何を言ってるのかな・・・って。


そうしたら、体育でプレイルームに行くときも、さらに表情は曇り、泣きだすんじゃないか・・という表情になって

しまったのです。


せっかく、長縄跳びで褒めてあげたかったけど、帰ったほうがいいのか、すごく悩みました。

ラジオ体操をやるときも、先生からお話を聞くときも、ずっと、チラチラと私を見る海。


あまりにひどくて、どうしよう・・・私が海のところへいくのも気がひける。

・・と思ったら、先生が、海を呼んでどうしたのか聞いてくださっていました。


そのあとも、チラチラ私を見て、来て・・というので、海のところまで行きました。

でも、何も言いません。


なので、努めて明るく、「海の長縄とび見たら、帰るからね~♪」とサラッと声をかけました。

長縄跳び大丈夫かな・・・と心配しましたが、先生も海が跳びやすいように、

海にリズムを合わせてくださって、ちゃんと10回跳ぶことができました。

「すご~い!上手~!」と手を叩いて喜んでいたら、少し海の表情が明るくなりました。


みんな、上手に跳べていて感動したし、本当は明るい気持ちでみたかったけれど、

仕方ないですね・・・。


失敗しても、わからなくても、大丈夫、大丈夫!と明るく声をかけてきて、切り替えも早くなってきたけれど、

認知力があがると共に、相手の表情、何を言われるかの不安、それが、どんどん勢いを増して、

深く、海の不安となって出てきてしまうのでしょう。


私は、海の表情を、いつも意識して日々を生活しています。

(海の表情にすべてを合わせているわけではありませんが、海が、ことばで言うことより、表情の方が、

海の心を表しているから。)


でも、海は、それ以上に私の表情、まわりの人達の表情を、意識しているんだ・・ということ。

自分がみているようであって、海の方が自分をみている。


そんな小さな海の不安を取り除いてあげたいから、私は、自分の表情にも気を付けなくっちゃ・・・と、

思いました。


認知力が上がることは、とても嬉しいけれど、それに伴う海の苦しみを、もう一回意識していかないと・・・

ですね。


お家で、海の想っていることや、心配になったことを聞こうとして、

「海、あのさ・・・」と言うと、何も言ってないのに、

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」と言うようになってしまいました。


指摘されること、もう一度振り返って聞かれたりすることが、自分は悪いことをしてしまったからだ・・と、

思うようになってしまったみたいです(T_T)。


すごく悲しい。

そのたびに、謝ることではないことを伝えているけれど・・・。


新たに、難しい時期に突入してきたようです。


どうしてやることも出来ず、むしろ追い込んでしまっているのかとも思い、

海との向き合い方に、ちょっと行き詰っている私です。


海と一緒。

少しずつ、少しずつ、大人に向かって歩んでいる海の、上手な理解の仕方を学んでいきたいと思います。


そんな親子のモヤモヤを、いつも引き受けてくれるアロハ。

今、我が家に、アロハが来てくれた意味を、日々感じている今日この頃です。


読んでいただいて感謝です。
空と海でアロハの散歩は日課になりました。
空は、上手に海に役割をあげているようで、
助かるよ~と海に言ってて、感心しました。
海の心に近いのは、空かもしれません^^。
いつも応援ありがとうざいます。
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Commented by mitukerukurashi at 2013-06-07 23:14
うーん、なるほど。考えさせられます。
そして切ないです( ; ; )
うちも失敗したり、出来ないことに挑戦するのが苦手です。その都度、出来なくてもよいからやってみよう!となるのですが、子供からしたら出来ないならやりたくないと思いますよね〜
しかも親の落胆した表情って子供は見逃さないですよね。ますます不安かと思います(>_<)
注意してても無意識に顔に出てしまうし。

私の解決策としては、親もどんどん失敗して見せるかな。
そして、めげずに笑顔で頑張る姿勢を見せたり、時には誰かに甘えたりして解決していく方法を見せる。
そして、子供にもアドバイスをもらう!
親は常に正しいという教育方針も聞くけど、人間なんだし誰だって苦手なことはあると口でなく身をもって教えることも良いと考えてます^^
海くんの不安が少しでも解消されますように。
Commented by soratoumihouse at 2013-06-08 01:11
mitukerukurashiさんへ
すごく素敵な方法ですよね~(*^_^*)。
頭ではわかっているのに、つい、自分基準で、威圧しているんでしょうね・・・。反省です(>_<)。

私は、ぬけているので(笑)、失敗を意識しなくても、みせていることも多いのですが(とほほ)、でも、やっぱり口で教えていることが、日常では多いんだと思います。

忘れかけていた大切なことを意識することができました。
身をもって・・・ですよね^^。大切、大切・・・。
感謝です(*^_^*)。

海の不安な心に寄り添っていただいて・・・嬉しかったです。
ありがとうございました♪
Commented at 2013-06-08 20:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soratoumihouse at 2013-06-09 16:08
鍵コメントのSさんへ
そっか~、やっぱり○○ちゃんも敏感なのね~。
どんなに、いいよと言っても、その表情の中に、本当は残念そうだ・・とか、悲しそうにしている・・とか、子どもって見抜くのよね~。

ほんと!アロハの力は大きい!毎日、家族一人ひとりが癒されてるよ~。
空、優しいけど、食べすぎでお腹壊して、学校から呼びだされるけどい~い(笑)?ふふふ。
Commented by ちゅらりん at 2013-06-19 09:52 x
今日初めてブログ拝見しました。
読んでいて涙が出てきました。
海くんの不安な気持ちが伝わりました。切ないですね…。
うちの自閉症の次男はいま小1です。
学年が上がるにつれ、新しい色々な悩みが出てくるのでしょうね…。
Commented by soratoumihouse at 2013-06-19 18:28
ちゅらりんさんへ
ブログを読んでいただいて感謝です。
年齢が上がり、わかることも増えて、嬉しいことも沢山ですが、もともと、とてもデリケートなので、海自身、きつい時期に突入したんだな~って思っています。

でも、こうして、想いを共有していただける幸せを感じています。

息子さん、小学1年生なんですね^^。
そうですね・・。これから、また成長の変化と共に、悩みも変わってくると思いますが、その時々の悩みと向き合いながら、でも、確実に出来ることが増え、成長している幸せも、感じていきたいですね~(*^_^*)。
by soratoumihouse | 2013-06-07 11:29 | 海のこと | Comments(6)