心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

思い通りにはならないの?

「おじゃましま~す!」と空の先輩3人(中2)が、泊まりに来ました。

大きいわ~と、その存在感にびっくり。

みんな、狭い空の部屋へと上がっていきました。


今回来てくれた先輩は、海は3人とも知りません。

どうなるか、ちょっと心配だったので、先輩に海のことを伝えてほしいと、空に頼みました。

私が、言おうか?と空に言ったら、自分で言うから大丈夫!と言ってくれたので任せました。


空に、なんて伝えたの?と、後で聞いたら、

「俺の弟は、障害があって、上手にコミュニケーションをとるのが難しいのと、リビングとか走ったりするけれ

ど、普通にしてくれればいいです。」と言ったよと、教えてくれました^^。

先輩も、「わかった!」と言ってくれたそうです。


海は、どうだったかと言えば、お兄ちゃん達が、お泊りにくるということを伝えてありました。

そのせいか、意外と楽しみにしていました。

先輩たちがくると、ちょっとして、海も先輩たちのいる空の部屋へと上がっていきました。


中は見ませんでしたが、海がうるさくしている様子もなかったので、そのままにしておきました。

かなりの時間が経ってから、海がリビングに下りてきました。


「空が、アイスを食べてきたら?」って言ったようです。

おそらく、そろそろ先輩たちだけといたいな~と思ったのでしょう。


そりゃ~、そうですよね。

いくら静かに遊んでいる(ミニカーを走らせて遊んでいたと空から聞きました。)と言ったって、あの狭い部屋

の中に、大きな先輩たちだけでもいっぱいなのに、海もいたら、その存在感だけでも、なかなかだと思います。

なんとなく気を遣ってしまうでしょうし・・・。


なので、海に言いました。

「あのね、空は先輩たちと一緒にお話があるから、今はもうお部屋に行かないで一緒にリビングにいようね。」


すると、海は、おっこちてしまって、言いました。

「ぼくは、お兄ちゃんたちのところへ行きたい。静かにしたら行ってもいいの?」


続けて海が言いました。


「思い通りにはならないの?」


海の心で精一杯考えたんだと思います。


切なくて、胸がいっぱいになりました。


「うんうん。海の気持ちはよくわかるよ。お兄ちゃんたちのところへ行きたいよね。

でもね、空はお兄ちゃんたちといっぱい話すことがあるの。

だから、今は、空とお兄ちゃんたちだけでいさせてあげてね。

海が、静かにできないからじゃないからね。

また、もう少ししたら、頼んでみようね。」


そう私が言うと、泣き始めてしまった海でした。

海が小さなころは、空の友達が遊びに来ても、まったく興味なし。

でも、少しずつ、少しずつ、優しい空の友達に興味も出てきて、海はリビングで走っていても、

空の友達がいる空間を、楽しめるように変わってきました。


去年くらいから、空の友達が泊ったときも、自らその部屋に行きたいと言ったくらいでした。

みんな優しいので、きっと居心地が良かったのだと思います。


海の気持ちも、うんとわかります。

でも、空の気持ちはもっとわかります。

海の気持ちも大切だけれど、空の気持ちも大切にしてあげたい。


そして、これからもまた、こういう機会が沢山あると思います。

なので、今度は少しずつ、海にも教えていかなければなりません。

空の友達や先輩と、ずっと同じ所にはいられないんだよ・・・ということを。


しばらく私にしがみついて泣いていました。

何とか気持ちを切り替えさせてあげたいと思い、かなり前に録ってあったミスチルの番組を観ることにしま

した。


桜井さんの曲が流れると、泣いていた海も、顔を上げて、テレビを見始めました。

私の大好きな「Tomorrow never knows」が流れたので、歌っていました。

「♪果て~しない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう

癒える事ない傷みなら いっそ引き連れて

少しぐらい はみだしたっていいさ oh oh 夢を描こう

誰かの為に生きてみたって oh oh Tomorrow never knows

心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ~♪」


すると、海が、「ぼくも行ってい~い?」と聞いてきました。

多分、歌詞の中で、ぼくはゆくのさ・・とあったからだと思います。

「いいよ。」って言いながら、海が愛おしくなりました。


海は、もちろんこの歌詞がわかりません。

たまたまなのだけれど、癒えることのない傷みを、一緒に引き連れていこうね。それごと受けとめるからね。

そんな気持ちになってしまいました。


録画しておいたものも見終わり、かなり時間も経ったので、海に言いました。

お兄ちゃんたちのところに行きたかったら、

「ここにいてもいいですか?」って聞いてごらん^^!


そう言うと、海は、「聞いてもい~い?」と聞くので、

「いいよ。」と私。


「聞いてもい~い?」と海。

「いいよ。」と私。


そして、海は、空の部屋へと行きました。

人への興味、関わりを、自ら求めていけるようになったことは、本当に素晴らしいことです。


一緒に何かをするわけではないけれど、そういう空間にいることが苦痛でなくなったら、

これからの将来に生かされると思うから・・・。


少しの間、海も空の部屋にいさせてもらって、海は寝る時間になりました。

夜、遅くまで空の部屋からは、楽しそうな笑い声が聴こえ、海はスヤスヤと寝息をたて、

私は、その可愛い寝顔を見ながら、眠りにつきました。


朝食は、さすが中学生。

パンは、食パン10枚とイングリッシュマフィン8枚。

チーズトースト、イングリッシュマフィンには、クリームチーズとジャム、あとフレンチトーストを作りましたが、

写真を撮る時間なし(笑)。

ヨーグルトは、いつも海が計って家族の分を瓶に入れてくれるのですが、今日はもうあと4つ追加で、

全部で8瓶分、計って詰めてくれた海でした^^。


いっぱい食べてくれて嬉しかったです。

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朝食のあとは、みんなでWiiのゲームを始めました。

みんな寝たままのスウェットのままで(笑)。

ずっと、空や先輩たちがゲームをやっていましたが、海は、その横でリビングの往復をしていました。


イメージでは、一番やんちゃそうに見えた先輩が(笑)、本当によく海と遊んでくれました。

「一緒に対決しよっか!」と言って、海にやりたいものを選ばせてくれて一緒にやったり、

海が勝つと、「つえ~(強い)!すごいな~!」と褒めてくれるのです。

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いや~、文章で表現するのが、とっても難しいのだけれど、とにかく自然で、関わり方が上手なのです。

洗い物をしていて、パッと海を見たら、その先輩が海と腕相撲をしてくれていました。

「お、つえ~、でも負けないぞ~!」とか言いながら^^。

感動してしまいました^^。


中学男子、確かに口は悪いし、思春期で、色々と難しいお年頃です。

でも、とっても可愛くて爽やかな笑顔で、挨拶もとっても気持ちよくしてくれるし、

基本的に、皆、本当に優しいんですよね。


空にも、もう一度、先輩達にお礼を伝えておいてね・・と言いました。

空だけではなく、海まであんなに笑顔にしてくれたこと。

本当に嬉しかったから(*^_^*)。


空を通して、いっぱいコミュニケーションを学ばせてもらえる海は、とっても幸せですね。

悲しくなることもあるけれど、この悲しみを乗り越えるたびに、成長してくれると信じています。


優しい友達や先輩たちに囲まれて、やっぱり、空も幸せです^^。


読んでいただいて感謝です。
靴が大き過ぎて、3人しか来ていないのに、
玄関が半分埋まりました(笑)。
いつも応援ありがとうございます。
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Commented at 2013-01-21 15:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-01-21 21:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by きーこ at 2013-01-21 22:09 x
海君ママさんへ

海君にとっても、いい経験でしたね・・・

空君の先輩や友人がきてくださることが、海君の中にも

変化が少しずつ、見受けられるような気がします・・・

空君たちが、楽しそうに遊んだり、話をしたり、ゲームをしたりしている

姿を見て、海君も目から学ぶことが出来たような・・・

海君ママさんが、空君の友人たちを喜んで、受け入れることが、

私はとても、偉いなと尊敬します・・・

大人になったときに、いかに、経験の有無が、考え方を左右するか

わかりませんものね~

今夜も、海君、空君、ママさんに想いを馳せてお祈りしています・・・
Commented by soratoumihouse at 2013-01-21 23:46
鍵コメントのM.Tさんへ
空とでさえ、他人みたいだった海が、少しずつ、少しずつ、空の友だちにも心を向けるようになったのは、やっぱり空の友達が、海に自然に優しいからなのよね。
こういう小さな経験の積み重ねが、人の心を変えていくのね。
空の友達には、心から感謝しています。

インフルエンザ流行っているね(>_<)。
お熱下がって良かったね^^。お大事にね。
Commented by soratoumihouse at 2013-01-21 23:53
鍵コメントのIさんへ
大きいのよ~!本当に。空が小さいから、余計に感じるのよね^^。
小学校の頃から、空の友達は、しょっちゅう家に来ているし、みんな優しいから、海もいつのまにか安心出来るようになったのかもしれないね。
ほんと、今回泊りにきてくれた子達も、みんな優しくて感動してしちゃった。

食べたわよ~!!朝食も、お菓子も、ジュースも。
チーズケーキも美味しかったから、また焼いたら、夜中にぺロリ(笑)。
気持ちがよかったわ~。

空と海の笑顔のために、またお泊りさせてあげなきゃね(*^^)v
Commented by soratoumihouse at 2013-01-22 00:05
きーこさんへ
本当に、空は小学校の頃から、友達や先輩に恵まれて、幸せだな~って感じています。
空が小学生の頃も、お友達が、しょっちゅう遊びに来ていましたし、そうすると、海をとっても可愛がってくれるのです。いい距離感で。
そのおかげで、海も、空の友達は、優しいし、好き・・と感じたんでしょうね。
今回来てくれた中学生は、とっても大きかったので、どうかな~と思いましたが、海の中では大きさは関係なく、空の友達、大きなお兄ちゃんという安心感が強かったのだと思います(*^_^*)。

海の友達では、なかなか無理なので、これからもいっぱい空の友達に来てもらって、いろんな経験を積み重ねていってほしいなって思っています^^。

私も、よくお泊りっこをしていたので、空にも・・って思ってしまうのだと思います。
私自身、本当に楽しかった想い出でいっぱいです^^。
空も、本当に楽しそうでした♪
by soratoumihouse | 2013-01-20 22:14 | 海のこと | Comments(6)