笑顔と涙 ~寄宿舎生活1日目~
2012年 10月 03日
ただいま・・・です。
海と、バイバイして、寂しさを振り切って、帰ってきました。
昨日、学校の終わった後から、今朝、学校の登校を見送るまで、海の様子を見てきました。
そうですね・・・。
寄宿舎生活一日目を終えた海は、最高の笑顔が2・頑張ってるもん!が5・涙が3・・・というところです。
寄宿舎には、海を除いて、5人が生活しています。
皆、同じ学校(一人は、まだ幼稚部さん)なので、全く知らない訳ではないことが、大きな救いです。
海は、寄宿舎に泊まる朝、とてもテンションが高く、「ラララララ~ン♪」なんて鼻歌を歌うほどでした。
私は、真逆で、吐き気がするほど、緊張していました(笑)。
とりあえず、いい出だしだぞ・・・という感じでした^^。
学校が終わって、寄宿舎の子どもたちが、寄宿舎に帰ってきました。
みんな、慣れた感じで、テキパキと、学校からの洗濯ものなどを片付けています。
海は、教えていただきながら、一生懸命、指示に従って、片付けていました。
寄宿舎の子ども達は、本当に、よく働きます。
「自分のことは、自分でする」
この、当たり前の様で、家ではなかなか出来ないことが、とてもよく出来ていて感心しました。
海も、家では、毎日、洗濯畳み、タンスにしまう、学校の準備、片付けはしているので、
やり方を覚えれば、そんなに苦痛ではないだろうな~という印象でした^^。
夕食までの間に、自由時間があるのですが、海は、気のあった男の子と、ず~っと、
大きなトランポリンをして、跳んでいました。
気が合うと言っても、一緒にいる・・・というぐらいの感じで、会話が弾むというレベルでは、
もちろんありませんが^^。自閉症ですので・・。みんな^^。
でも、その男の子が、海を気にいってくれたようで、寝るまで、ず~っとピッタリ^^遊んでいました。
お風呂は、とっても大きなお風呂。
それはもう、喜んで、プールのようにして、そのトランポリンを一緒に跳んでいた子と、
入っていました。
トランポリンとお風呂。
この二つが、海の最高の笑顔をみられた時間でした。
やっぱり、いくら何度も見ている場所とはいえ、本当に生活するとなると、まったく違う場所のように
感じてしまうのでしょうね。
海の歓迎会ということで、自己紹介を、最初にするときがあったのですが、
ん?と海を見たら、顔が、こわばって、ワナワナ・・・。
涙がたまってきて、蚊の鳴くような声で、名前を言ったのですが、聞こえなくて、何回かやることになり、
涙・・・でした。
食事のときも、他の子ども達は、それはもう、よく食べる(素晴らしい)。
でも、海は、食事がネック。
これは、最初からわかっていました。
無理に食べさせることだけはしないでください・・・とお願いしていたので、先生も、そういう声かけは
しないでいてくださったのですが、食べないといけない・・という海なりのプレッシャーがあったようで、
私が、横で見ていることも嫌がり、先生方がじっと見るのも、とにかく緊張するようでした。
そして、ウルウル・・・。
今朝の朝食もだったのですが、一番最後まで、残って頑張っていたけれど、全部食べられなくて、
そんなときは、先生に、「食べられない」と言えばいいのよ・・と伝えても、先生の目を見れず、
ウルウル・・・。
ここが、寄宿舎生活で、海の大きな課題になることは、間違いないと思いました。
先生を見て、「想いを伝える」ことです。
出来ない。
食べられない。
困っている。
嫌だった。
悲しかった。
僕もやりたい。
そんな海の声が、親の私には、当たり前だけど聞こえてきました。
何度か、海の代弁をして、説明しました。
でも、寄宿舎にいたら、それを、いちいち海に、確認してはもらえません。
当然です。
だからこそ、自分で、伝えることを練習する、チャンスだと思いました。
親だから、「先生、怒らないから、伝えてごらん。」と言っても、涙をためて、どうすることもできないでいる
海を見ていると、キュウ~ッと苦しくなっちゃうけれど、きっと、海は、成長して帰るんだ・・と
何度も自分に言い聞かせました。
学校の宿題や課題をする時間も、涙でした。
自分が思っている宿題のやり方と違っていることを、ただ、指摘、確認されたというだけなのですが、
それがきっかけで、おこっちて、その後も、おっこちた時間が長くて、
時間内に課題が全部終えられなかったことを、すごく気にしてしまって、涙。
今朝、私が、帰るのかということを、私に確認しているうちに、ウルウル。
何度か、くっついてきました。
あ~、やめて~、寂しくなる~。そんな気持ちでしたが、海に明るく、「そうだよ~^^」というのが
精一杯でした。
これが、私の見た、海の涙の時間です。
あとは、もう、海なりに、精一杯、くっついていって頑張っていました。
慣れない場所で、指示に従いながら。
頑張っているのが、うんと伝わってきました。
リラックスしているようでも、次に何をしたらいいんだ・・ということを、常に意識している感じでした。
これが、海の、頑張ってるもん!の時間です。
涙もありましたが、笑顔もありました。
海の担任の先生が、朝早く、様子をみに来て下さいました。
「きっと、海くんは、今週は頑張れると思う。来週、休み明けが、来られるかどうか・・というところが
ポイントかな。最後の一週間も、もう、終わるということがわかれば、頑張れると思うわよ^^。
今は、まだ、宿泊のような感じでいると思うの。
でも、バーベキューだったり、花火だったり、イベントがあるわけではないことに、気づく。
そこに気づいたとき、どうなるかよね~。」と話して下さって、納得。
さすが、日々、海をみてくださっている先生。
なんでも、お見通しです^^。
そして、続けて、一緒にいた寄宿舎の先生に伝えて下さいました。
「海くんは、何でもパーティーにしてあげたら、とっても喜ぶから、そうしてあげて^^。
そして、星を見ることも楽しみにしているから、ここぞという時に、星を見せてあげてほしいわ~。」と。
寄宿舎の先生方も、健康面から、精神面、食事、余暇など、あらゆることを自然な感じで、
気にかけてくださり、クラスの先生方とも連携をとってくれ、本当に感謝しました。
海の涙は、やっぱり私も悲しいけれど、海は、間違いなく、精一杯頑張っていました。
かわいい、働き者の仲間たちと・・・精一杯。
今日は、夕方まで、用事があり、気持ちも紛れていたのですが、用事が終わった途端、
寂しくて・・・寂しくて・・・
海の笑顔、海の笑い声、海の匂い、海の温もり・・・。
でも、一カ月は、それを寄宿舎の先生達にあげちゃいます^^。
今、すぐにでも、海の隣りに行って、海の身体をさすりたい。
でもでも、週末までの我慢・・と思っていたら、
「週末も、普段通りにしてくださいね・・」・と他の先生に言われました。
だって、金曜日のお迎えの日には、両手を広げて、海を抱きしめよう~なんて思っていたし、
週末だけなんだから、もう、スリスリ、クンクンしちゃうんだから・・・な~んて思ってたし・・・。
「いつも以上に甘えさせたり、ベタベタしてしまうと、海くんが、週明け、離れられなくなってしまうでしょう!?」
って・・・。
先生は、何でもお見通し。苦笑いです^^。
先生方からの具体的なアドバイスと、友達や、ブログを通しての応援のおかげで、
海の成長の一歩を、しっかり応援出来そうです。
フレー!フレー!海~!
フレー!フレー!私~!
沢山の愛情に、いっぱい感謝して、海を信じて、寝ます。
昨日は、私は全然寝られなくて、一時間おきに起きてしまったので(笑)、
今日は、ゆっくり寝たいと思います。
皆さんの応援に心から感謝をして・・・・。
読んでいただいて感謝です。
寄宿舎の幼稚部のお子さんが、
小さくて、可愛くて、甘えてきてくれて、
たまらなく可愛かったです^^。
海も、あんなに、小さかったのにな~。
海が、大きく見えました。
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海と、バイバイして、寂しさを振り切って、帰ってきました。
昨日、学校の終わった後から、今朝、学校の登校を見送るまで、海の様子を見てきました。
そうですね・・・。
寄宿舎生活一日目を終えた海は、最高の笑顔が2・頑張ってるもん!が5・涙が3・・・というところです。
寄宿舎には、海を除いて、5人が生活しています。
皆、同じ学校(一人は、まだ幼稚部さん)なので、全く知らない訳ではないことが、大きな救いです。
海は、寄宿舎に泊まる朝、とてもテンションが高く、「ラララララ~ン♪」なんて鼻歌を歌うほどでした。
私は、真逆で、吐き気がするほど、緊張していました(笑)。
とりあえず、いい出だしだぞ・・・という感じでした^^。
学校が終わって、寄宿舎の子どもたちが、寄宿舎に帰ってきました。
みんな、慣れた感じで、テキパキと、学校からの洗濯ものなどを片付けています。
海は、教えていただきながら、一生懸命、指示に従って、片付けていました。
寄宿舎の子ども達は、本当に、よく働きます。
「自分のことは、自分でする」
この、当たり前の様で、家ではなかなか出来ないことが、とてもよく出来ていて感心しました。
海も、家では、毎日、洗濯畳み、タンスにしまう、学校の準備、片付けはしているので、
やり方を覚えれば、そんなに苦痛ではないだろうな~という印象でした^^。
夕食までの間に、自由時間があるのですが、海は、気のあった男の子と、ず~っと、
大きなトランポリンをして、跳んでいました。
気が合うと言っても、一緒にいる・・・というぐらいの感じで、会話が弾むというレベルでは、
もちろんありませんが^^。自閉症ですので・・。みんな^^。
でも、その男の子が、海を気にいってくれたようで、寝るまで、ず~っとピッタリ^^遊んでいました。
お風呂は、とっても大きなお風呂。
それはもう、喜んで、プールのようにして、そのトランポリンを一緒に跳んでいた子と、
入っていました。
トランポリンとお風呂。
この二つが、海の最高の笑顔をみられた時間でした。
やっぱり、いくら何度も見ている場所とはいえ、本当に生活するとなると、まったく違う場所のように
感じてしまうのでしょうね。
海の歓迎会ということで、自己紹介を、最初にするときがあったのですが、
ん?と海を見たら、顔が、こわばって、ワナワナ・・・。
涙がたまってきて、蚊の鳴くような声で、名前を言ったのですが、聞こえなくて、何回かやることになり、
涙・・・でした。
食事のときも、他の子ども達は、それはもう、よく食べる(素晴らしい)。
でも、海は、食事がネック。
これは、最初からわかっていました。
無理に食べさせることだけはしないでください・・・とお願いしていたので、先生も、そういう声かけは
しないでいてくださったのですが、食べないといけない・・という海なりのプレッシャーがあったようで、
私が、横で見ていることも嫌がり、先生方がじっと見るのも、とにかく緊張するようでした。
そして、ウルウル・・・。
今朝の朝食もだったのですが、一番最後まで、残って頑張っていたけれど、全部食べられなくて、
そんなときは、先生に、「食べられない」と言えばいいのよ・・と伝えても、先生の目を見れず、
ウルウル・・・。
ここが、寄宿舎生活で、海の大きな課題になることは、間違いないと思いました。
先生を見て、「想いを伝える」ことです。
出来ない。
食べられない。
困っている。
嫌だった。
悲しかった。
僕もやりたい。
そんな海の声が、親の私には、当たり前だけど聞こえてきました。
何度か、海の代弁をして、説明しました。
でも、寄宿舎にいたら、それを、いちいち海に、確認してはもらえません。
当然です。
だからこそ、自分で、伝えることを練習する、チャンスだと思いました。
親だから、「先生、怒らないから、伝えてごらん。」と言っても、涙をためて、どうすることもできないでいる
海を見ていると、キュウ~ッと苦しくなっちゃうけれど、きっと、海は、成長して帰るんだ・・と
何度も自分に言い聞かせました。
学校の宿題や課題をする時間も、涙でした。
自分が思っている宿題のやり方と違っていることを、ただ、指摘、確認されたというだけなのですが、
それがきっかけで、おこっちて、その後も、おっこちた時間が長くて、
時間内に課題が全部終えられなかったことを、すごく気にしてしまって、涙。
今朝、私が、帰るのかということを、私に確認しているうちに、ウルウル。
何度か、くっついてきました。
あ~、やめて~、寂しくなる~。そんな気持ちでしたが、海に明るく、「そうだよ~^^」というのが
精一杯でした。
これが、私の見た、海の涙の時間です。
あとは、もう、海なりに、精一杯、くっついていって頑張っていました。
慣れない場所で、指示に従いながら。
頑張っているのが、うんと伝わってきました。
リラックスしているようでも、次に何をしたらいいんだ・・ということを、常に意識している感じでした。
これが、海の、頑張ってるもん!の時間です。
涙もありましたが、笑顔もありました。
海の担任の先生が、朝早く、様子をみに来て下さいました。
「きっと、海くんは、今週は頑張れると思う。来週、休み明けが、来られるかどうか・・というところが
ポイントかな。最後の一週間も、もう、終わるということがわかれば、頑張れると思うわよ^^。
今は、まだ、宿泊のような感じでいると思うの。
でも、バーベキューだったり、花火だったり、イベントがあるわけではないことに、気づく。
そこに気づいたとき、どうなるかよね~。」と話して下さって、納得。
さすが、日々、海をみてくださっている先生。
なんでも、お見通しです^^。
そして、続けて、一緒にいた寄宿舎の先生に伝えて下さいました。
「海くんは、何でもパーティーにしてあげたら、とっても喜ぶから、そうしてあげて^^。
そして、星を見ることも楽しみにしているから、ここぞという時に、星を見せてあげてほしいわ~。」と。
寄宿舎の先生方も、健康面から、精神面、食事、余暇など、あらゆることを自然な感じで、
気にかけてくださり、クラスの先生方とも連携をとってくれ、本当に感謝しました。
海の涙は、やっぱり私も悲しいけれど、海は、間違いなく、精一杯頑張っていました。
かわいい、働き者の仲間たちと・・・精一杯。
今日は、夕方まで、用事があり、気持ちも紛れていたのですが、用事が終わった途端、
寂しくて・・・寂しくて・・・
海の笑顔、海の笑い声、海の匂い、海の温もり・・・。
でも、一カ月は、それを寄宿舎の先生達にあげちゃいます^^。
今、すぐにでも、海の隣りに行って、海の身体をさすりたい。
でもでも、週末までの我慢・・と思っていたら、
「週末も、普段通りにしてくださいね・・」・と他の先生に言われました。
だって、金曜日のお迎えの日には、両手を広げて、海を抱きしめよう~なんて思っていたし、
週末だけなんだから、もう、スリスリ、クンクンしちゃうんだから・・・な~んて思ってたし・・・。
「いつも以上に甘えさせたり、ベタベタしてしまうと、海くんが、週明け、離れられなくなってしまうでしょう!?」
って・・・。
先生は、何でもお見通し。苦笑いです^^。
先生方からの具体的なアドバイスと、友達や、ブログを通しての応援のおかげで、
海の成長の一歩を、しっかり応援出来そうです。
フレー!フレー!海~!
フレー!フレー!私~!
沢山の愛情に、いっぱい感謝して、海を信じて、寝ます。
昨日は、私は全然寝られなくて、一時間おきに起きてしまったので(笑)、
今日は、ゆっくり寝たいと思います。
皆さんの応援に心から感謝をして・・・・。
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寄宿舎の幼稚部のお子さんが、
小さくて、可愛くて、甘えてきてくれて、
たまらなく可愛かったです^^。
海も、あんなに、小さかったのにな~。
海が、大きく見えました。
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by soratoumihouse
| 2012-10-03 23:09
| 海のこと