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心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

笑顔と涙 ~寄宿舎生活1日目~

ただいま・・・です。

海と、バイバイして、寂しさを振り切って、帰ってきました。

昨日、学校の終わった後から、今朝、学校の登校を見送るまで、海の様子を見てきました。


そうですね・・・。

寄宿舎生活一日目を終えた海は、最高の笑顔が2・頑張ってるもん!が5・涙が3・・・というところです。

寄宿舎には、海を除いて、5人が生活しています。

皆、同じ学校(一人は、まだ幼稚部さん)なので、全く知らない訳ではないことが、大きな救いです。


海は、寄宿舎に泊まる朝、とてもテンションが高く、「ラララララ~ン♪」なんて鼻歌を歌うほどでした。

私は、真逆で、吐き気がするほど、緊張していました(笑)。

とりあえず、いい出だしだぞ・・・という感じでした^^。


学校が終わって、寄宿舎の子どもたちが、寄宿舎に帰ってきました。

みんな、慣れた感じで、テキパキと、学校からの洗濯ものなどを片付けています。

海は、教えていただきながら、一生懸命、指示に従って、片付けていました。


寄宿舎の子ども達は、本当に、よく働きます。

「自分のことは、自分でする」

この、当たり前の様で、家ではなかなか出来ないことが、とてもよく出来ていて感心しました。


海も、家では、毎日、洗濯畳み、タンスにしまう、学校の準備、片付けはしているので、

やり方を覚えれば、そんなに苦痛ではないだろうな~という印象でした^^。


夕食までの間に、自由時間があるのですが、海は、気のあった男の子と、ず~っと、

大きなトランポリンをして、跳んでいました。

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気が合うと言っても、一緒にいる・・・というぐらいの感じで、会話が弾むというレベルでは、

もちろんありませんが^^。自閉症ですので・・。みんな^^。

でも、その男の子が、海を気にいってくれたようで、寝るまで、ず~っとピッタリ^^遊んでいました。


お風呂は、とっても大きなお風呂。

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それはもう、喜んで、プールのようにして、そのトランポリンを一緒に跳んでいた子と、

入っていました。


トランポリンとお風呂。

この二つが、海の最高の笑顔をみられた時間でした。


やっぱり、いくら何度も見ている場所とはいえ、本当に生活するとなると、まったく違う場所のように

感じてしまうのでしょうね。

海の歓迎会ということで、自己紹介を、最初にするときがあったのですが、

ん?と海を見たら、顔が、こわばって、ワナワナ・・・。

涙がたまってきて、蚊の鳴くような声で、名前を言ったのですが、聞こえなくて、何回かやることになり、

涙・・・でした。


食事のときも、他の子ども達は、それはもう、よく食べる(素晴らしい)。

でも、海は、食事がネック。

これは、最初からわかっていました。

無理に食べさせることだけはしないでください・・・とお願いしていたので、先生も、そういう声かけは

しないでいてくださったのですが、食べないといけない・・という海なりのプレッシャーがあったようで、

私が、横で見ていることも嫌がり、先生方がじっと見るのも、とにかく緊張するようでした。

笑顔と涙 ~寄宿舎生活1日目~_b0244274_22523498.jpg


そして、ウルウル・・・。


今朝の朝食もだったのですが、一番最後まで、残って頑張っていたけれど、全部食べられなくて、

そんなときは、先生に、「食べられない」と言えばいいのよ・・と伝えても、先生の目を見れず、

ウルウル・・・。


ここが、寄宿舎生活で、海の大きな課題になることは、間違いないと思いました。

先生を見て、「想いを伝える」ことです。

出来ない。

食べられない。

困っている。

嫌だった。

悲しかった。

僕もやりたい。

そんな海の声が、親の私には、当たり前だけど聞こえてきました。

何度か、海の代弁をして、説明しました。


でも、寄宿舎にいたら、それを、いちいち海に、確認してはもらえません。

当然です。

だからこそ、自分で、伝えることを練習する、チャンスだと思いました。


親だから、「先生、怒らないから、伝えてごらん。」と言っても、涙をためて、どうすることもできないでいる

海を見ていると、キュウ~ッと苦しくなっちゃうけれど、きっと、海は、成長して帰るんだ・・と

何度も自分に言い聞かせました。


学校の宿題や課題をする時間も、涙でした。

自分が思っている宿題のやり方と違っていることを、ただ、指摘、確認されたというだけなのですが、

それがきっかけで、おこっちて、その後も、おっこちた時間が長くて、

時間内に課題が全部終えられなかったことを、すごく気にしてしまって、涙。


今朝、私が、帰るのかということを、私に確認しているうちに、ウルウル。

何度か、くっついてきました。

あ~、やめて~、寂しくなる~。そんな気持ちでしたが、海に明るく、「そうだよ~^^」というのが

精一杯でした。

これが、私の見た、海の涙の時間です。



あとは、もう、海なりに、精一杯、くっついていって頑張っていました。

慣れない場所で、指示に従いながら。

頑張っているのが、うんと伝わってきました。

リラックスしているようでも、次に何をしたらいいんだ・・ということを、常に意識している感じでした。

これが、海の、頑張ってるもん!の時間です。


涙もありましたが、笑顔もありました。

海の担任の先生が、朝早く、様子をみに来て下さいました。

「きっと、海くんは、今週は頑張れると思う。来週、休み明けが、来られるかどうか・・というところが

ポイントかな。最後の一週間も、もう、終わるということがわかれば、頑張れると思うわよ^^。

今は、まだ、宿泊のような感じでいると思うの。

でも、バーベキューだったり、花火だったり、イベントがあるわけではないことに、気づく。

そこに気づいたとき、どうなるかよね~。」と話して下さって、納得。

さすが、日々、海をみてくださっている先生。

なんでも、お見通しです^^。


そして、続けて、一緒にいた寄宿舎の先生に伝えて下さいました。

「海くんは、何でもパーティーにしてあげたら、とっても喜ぶから、そうしてあげて^^。

そして、星を見ることも楽しみにしているから、ここぞという時に、星を見せてあげてほしいわ~。」と。


寄宿舎の先生方も、健康面から、精神面、食事、余暇など、あらゆることを自然な感じで、

気にかけてくださり、クラスの先生方とも連携をとってくれ、本当に感謝しました。


海の涙は、やっぱり私も悲しいけれど、海は、間違いなく、精一杯頑張っていました。

かわいい、働き者の仲間たちと・・・精一杯。


今日は、夕方まで、用事があり、気持ちも紛れていたのですが、用事が終わった途端、

寂しくて・・・寂しくて・・・

海の笑顔、海の笑い声、海の匂い、海の温もり・・・。


でも、一カ月は、それを寄宿舎の先生達にあげちゃいます^^。

今、すぐにでも、海の隣りに行って、海の身体をさすりたい。

でもでも、週末までの我慢・・と思っていたら、

「週末も、普段通りにしてくださいね・・」・と他の先生に言われました。


だって、金曜日のお迎えの日には、両手を広げて、海を抱きしめよう~なんて思っていたし、

週末だけなんだから、もう、スリスリ、クンクンしちゃうんだから・・・な~んて思ってたし・・・。


「いつも以上に甘えさせたり、ベタベタしてしまうと、海くんが、週明け、離れられなくなってしまうでしょう!?」

って・・・。

先生は、何でもお見通し。苦笑いです^^。


先生方からの具体的なアドバイスと、友達や、ブログを通しての応援のおかげで、

海の成長の一歩を、しっかり応援出来そうです。

フレー!フレー!海~!

フレー!フレー!私~!

沢山の愛情に、いっぱい感謝して、海を信じて、寝ます。


昨日は、私は全然寝られなくて、一時間おきに起きてしまったので(笑)、

今日は、ゆっくり寝たいと思います。

皆さんの応援に心から感謝をして・・・・。


読んでいただいて感謝です。
寄宿舎の幼稚部のお子さんが、
小さくて、可愛くて、甘えてきてくれて、
たまらなく可愛かったです^^。
海も、あんなに、小さかったのにな~。
海が、大きく見えました。
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by soratoumihouse | 2012-10-03 23:09 | 海のこと