なんとかなる。きっと・・・
2012年 08月 17日
今日こそは、明るい記事を書きたかった・・・。
途中までは、書けそう♪と思っていたのに・・・。
でも、ごめんなさい。
今日も、辛かったんです。
海がデイサービスから帰ってきて、夕方の宿題をして、今日の絵を描いたところまでは、
にっこにこだったのに・・・。
デイサービスから、せっかくニコニコで帰していただいたのに・・・。
きっかけは、私の返事でした。
以前にもあったように、「お風呂に入ってきてね。いってらっしゃ~い!」と海に言われたので、
「は~い!」と言ってしまったのです。
その瞬間に、「あ~~~~~、なんで、はい・・なんだ~~ギャ~~」
(しまった、はい、じゃなくて、いってきますって言って欲しかったんだ。
でも、この前、色んな返事があることを話したばかりだから、間違えではないな・・・と思いました。)
「はい、は嫌なんだ!行ってらっしゃい~!」と海が言いました。
もう一度、やってもらいたかったのでしょう。
「行ってきます。」と私・・・。
けれど、今日は、これでもダメだった・・・。
「ちがう、ちがう、ちがう~ギャ~」
もう、私は脱衣所で、洋服を脱いでいました。
はあ・・・。
今日はSTの先生もいない・・・。空もいない。パパもいない。誰もいない。
リビングのドアが「バンッ!」と物凄い音で閉まったのが聞こえました。
なんか、叫んでいるのは聞こえてきたけど、お風呂に入りました。
湯船に、ゴボゴボと浸かり、大きなため息を吐きました。
たった一回の、文字にしたら、たった2文字の「はい」という返事が、ここまで海をおとしていく。
それが自閉症だと言われたら、そうなのかもしれません。そうなんだと思います。
でも、これは、この先通らない。
「はい」だけが、こだわりなら、まだ許されるけど、いっぱいあるんですもの。
こう言ってほしい・・・という返事の仕方が・・・。
とっても機嫌がいい時は、海に「どうぞ!」と言われて、「どうも^^!」と返事をしてしまったとしても、
「どういたしまして」と言ってもらいたい海は、私が、「どうも!」と返事をしたことを許すことができ、
自分で、「どういたしまして・・・」と言いなおして、納得しようとすることが出来ます。
これは、とってもラッキーなときです。
たいていは、今日のように、暗くて深い谷底におちていってしまいます。
私がお風呂から出てきたら、空が部活から帰って来ていました(そろそろ帰るとよんでお風呂に入ったので)。
空が、言いました。
「お母さん、海、どうしたの?やばかったよ!お母さんのバカ~!」って叫んでいて、暴れてた。
「うん、なんか、また返事の仕方で、おっこちてしまったの・・・。」
私が、お風呂から出ると、気持ちがどうであれ、海はお風呂に入らないといけないスイッチが入るので、
叫ぼうが、わめこうが、パジャマと着替えをもって、お風呂に行ってしまいます。
空が、慌てて、追っかけるようにして、お風呂に向かいました。
空、ごめんね・・・そんな気持ちに包まれます。
窓が全開に空いている、通り沿いにあるお風呂。
リビングにいても、おそろしい声と、おそろしい音が聞こえてきました。
警察呼ぶ人は、どうぞ呼んでください・・・・
そんな投げやりな気持ちになっていました。
悲しい気持ちで、夕食を作りました。
お風呂からあがってきた空が、げんなりして、私に言いました。
「お母さん、海、ダメだ・・・・。湯船では、足をドンドンするし、お風呂のドアは叩くし、
ぼくをバカにするな~!と大きな声で叫ぶし・・・。言い方が悪かったのかと、海に謝ってみたけど、
ダメだった・・・。今も、脱衣所で、ドンドンしてる・・・。タオルで叩かれた・・・。」
その直後に、「ぼくを、バカにするな~!!」と叫んで、海がリビングに入ってきました。
泣きながら・・・。叫びながら・・・。
大きく深呼吸をして、海に言いました。
「誰も、海をバカになんてしていない。
お母さんは、返事を言い直したよ。それでも海は、怒って、泣いて、叫んだ。
色んな返事の仕方があること、この前言ったよね。
うん、はい、そうだね、そうだよ・・・こんな風に、返事はいっぱいあるの。
どれも正解。
海が言ってほしい言葉があることは、わかるけど、それは、みんな叶えられない。
だから、海には、海が言ってほしい言葉ばかりが返ってくるわけではないことを、覚えていってほしいの。
そして、海に丁寧に、体の洗い方を教えてくれた空に、タオルで叩いたことを、謝って!」
「ごめんなさい」と謝った海でしたが、気持ちはブルーなままです。
暗い夕食を終えたあと、もう一度、海と話して、少し気持ちが落ち着いたのか、
涙も止まりました。
ポロポロ、ポロポロ出る涙に、見ている私も苦しくなります。
ただ、わがままを通している訳じゃないから・・・。
どうして、ぼくはわからないんだろう・・・と自分を責め始める海。
一生懸命、伝えようと、涙をこぼしながら、言おうとするのだけど、
文章がぐちゃぐちゃで、何を伝えようとしているのかが、わかってあげられない。
これが、海を知らない人の前で、今日のような態度や行動をとってしまったら、
なんて、わがままで、乱暴な子なのかしら・・・と思われるでしょう。
そう、思うと、本当に辛いんです。
私は、自分を責めなくていいんだよ・・・と言われたら、そうか・・そんなに自分を責めなくていいんだ・・と
思って、気持ちを楽にすることが出来る。
でも、海は、それが出来ないんですね。
自分で、抑えることが出来なくて、相手の人を悲しい表情にさせてしまったことを、ひどく悲しむ。
そして、何回言われても、どうすることもできない自分を、どんどんと責めていってしまう。
人の表情、声の抑揚、態度を、物凄いセンサーで感じている。
私も、海の荒れ方に、動揺して心を荒げてしまう自分が情けないけど、それが今の未熟な自分です。
でも、海の涙が止まったときに、いつも思います。
やっぱり辛いのは海だということ。
外見からは、行動や言動が伴わなければ、まったく障害がないようにみえる海。
海への対応も、全部海に合わせることがいいわけではありません。
それは、わかっているけれど、外見からは、とても想像できない苦しみを抱えていること。
障害がない人たちと、まったく同じ対応では、当たり前だけど、海には厳しいということ。
さりげなく自然に対応しながらも、心だけは、海に寄り添いたい。
難しいけれど、頑張っていきたい。親として。海の母として・・・。
私が、「は~い!」と返事をする前の、ニコニコの海は、笑顔で今日の絵を描いていました。
海による「海」の絵。
「どうして、今日は、海の絵を描くんだと思う?」と海に聞かれました。
「なんでかな~?」と、私が言うと、
「だって、海が、とってもきれいだったんだよ!」と海。
こんな、穏やかな会話があったこと。
こんな、穏やかな海だったこと。
「は~い」と返事をするまでは、これが今日の海でした。
穏やかな海も、荒れ狂う海も、どちらも別人の顔だけど、同じ海。
自然の海と同じですね。
荒れ狂う海のあとに、波一つない、穏やかに輝く海があることを、忘れないようにしよう。
ずっと、荒れたままではない。
穏やかな海から、いっぱい幸せをもらえばいい。
荒れた海に、泳ぎに行くことはしない。
いつかおさまり、穏やかな海に戻る日を待って、泳ぎにいこう。
そんな風に考えられるお母さんになりたいです・・・。
明日、空の先輩と友達が、家に泊まりにきます。
空を、思い切り楽しませてあげたいです。
今までも、お友達が泊まりにきたことはあったけど、
こんなにドキドキするのは初めてです。
どうか、今日のようなことになりませんように・・・。
祈るような気持ちです。
空に、「明日、海が、今日みたいにならないといいけど・・・お母さん、心配。」と話したら、
「明日、部活の時に、海のことを先輩にちょっと話しておくよ!」と明るく言ってくれました。
空の心強い言葉を聞いて、反省しました。
何を怯えているの?私・・・。
一番楽しみたい空が、こんな風に言ってくれているのに・・・。
なんとかなる。きっと・・・。
どんな海であろうと、それが、我が家なのだから。
また、海を理解してもらえるチャンスだと思って・・・。
よし!明日を楽しみに。
空の笑顔がいっぱい見たいな・・・。
今、テレビから、懐かしい曲が!
テツ&トモの「なんでだろう~♪」。
なんでだろ~う、なんでだろ~う、
なんでだ、なんでだろう~♪
海が、今度荒れたら歌おうかな(笑)。
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途中までは、書けそう♪と思っていたのに・・・。
でも、ごめんなさい。
今日も、辛かったんです。
海がデイサービスから帰ってきて、夕方の宿題をして、今日の絵を描いたところまでは、
にっこにこだったのに・・・。
デイサービスから、せっかくニコニコで帰していただいたのに・・・。
きっかけは、私の返事でした。
以前にもあったように、「お風呂に入ってきてね。いってらっしゃ~い!」と海に言われたので、
「は~い!」と言ってしまったのです。
その瞬間に、「あ~~~~~、なんで、はい・・なんだ~~ギャ~~」
(しまった、はい、じゃなくて、いってきますって言って欲しかったんだ。
でも、この前、色んな返事があることを話したばかりだから、間違えではないな・・・と思いました。)
「はい、は嫌なんだ!行ってらっしゃい~!」と海が言いました。
もう一度、やってもらいたかったのでしょう。
「行ってきます。」と私・・・。
けれど、今日は、これでもダメだった・・・。
「ちがう、ちがう、ちがう~ギャ~」
もう、私は脱衣所で、洋服を脱いでいました。
はあ・・・。
今日はSTの先生もいない・・・。空もいない。パパもいない。誰もいない。
リビングのドアが「バンッ!」と物凄い音で閉まったのが聞こえました。
なんか、叫んでいるのは聞こえてきたけど、お風呂に入りました。
湯船に、ゴボゴボと浸かり、大きなため息を吐きました。
たった一回の、文字にしたら、たった2文字の「はい」という返事が、ここまで海をおとしていく。
それが自閉症だと言われたら、そうなのかもしれません。そうなんだと思います。
でも、これは、この先通らない。
「はい」だけが、こだわりなら、まだ許されるけど、いっぱいあるんですもの。
こう言ってほしい・・・という返事の仕方が・・・。
とっても機嫌がいい時は、海に「どうぞ!」と言われて、「どうも^^!」と返事をしてしまったとしても、
「どういたしまして」と言ってもらいたい海は、私が、「どうも!」と返事をしたことを許すことができ、
自分で、「どういたしまして・・・」と言いなおして、納得しようとすることが出来ます。
これは、とってもラッキーなときです。
たいていは、今日のように、暗くて深い谷底におちていってしまいます。
私がお風呂から出てきたら、空が部活から帰って来ていました(そろそろ帰るとよんでお風呂に入ったので)。
空が、言いました。
「お母さん、海、どうしたの?やばかったよ!お母さんのバカ~!」って叫んでいて、暴れてた。
「うん、なんか、また返事の仕方で、おっこちてしまったの・・・。」
私が、お風呂から出ると、気持ちがどうであれ、海はお風呂に入らないといけないスイッチが入るので、
叫ぼうが、わめこうが、パジャマと着替えをもって、お風呂に行ってしまいます。
空が、慌てて、追っかけるようにして、お風呂に向かいました。
空、ごめんね・・・そんな気持ちに包まれます。
窓が全開に空いている、通り沿いにあるお風呂。
リビングにいても、おそろしい声と、おそろしい音が聞こえてきました。
警察呼ぶ人は、どうぞ呼んでください・・・・
そんな投げやりな気持ちになっていました。
悲しい気持ちで、夕食を作りました。
お風呂からあがってきた空が、げんなりして、私に言いました。
「お母さん、海、ダメだ・・・・。湯船では、足をドンドンするし、お風呂のドアは叩くし、
ぼくをバカにするな~!と大きな声で叫ぶし・・・。言い方が悪かったのかと、海に謝ってみたけど、
ダメだった・・・。今も、脱衣所で、ドンドンしてる・・・。タオルで叩かれた・・・。」
その直後に、「ぼくを、バカにするな~!!」と叫んで、海がリビングに入ってきました。
泣きながら・・・。叫びながら・・・。
大きく深呼吸をして、海に言いました。
「誰も、海をバカになんてしていない。
お母さんは、返事を言い直したよ。それでも海は、怒って、泣いて、叫んだ。
色んな返事の仕方があること、この前言ったよね。
うん、はい、そうだね、そうだよ・・・こんな風に、返事はいっぱいあるの。
どれも正解。
海が言ってほしい言葉があることは、わかるけど、それは、みんな叶えられない。
だから、海には、海が言ってほしい言葉ばかりが返ってくるわけではないことを、覚えていってほしいの。
そして、海に丁寧に、体の洗い方を教えてくれた空に、タオルで叩いたことを、謝って!」
「ごめんなさい」と謝った海でしたが、気持ちはブルーなままです。
暗い夕食を終えたあと、もう一度、海と話して、少し気持ちが落ち着いたのか、
涙も止まりました。
ポロポロ、ポロポロ出る涙に、見ている私も苦しくなります。
ただ、わがままを通している訳じゃないから・・・。
どうして、ぼくはわからないんだろう・・・と自分を責め始める海。
一生懸命、伝えようと、涙をこぼしながら、言おうとするのだけど、
文章がぐちゃぐちゃで、何を伝えようとしているのかが、わかってあげられない。
これが、海を知らない人の前で、今日のような態度や行動をとってしまったら、
なんて、わがままで、乱暴な子なのかしら・・・と思われるでしょう。
そう、思うと、本当に辛いんです。
私は、自分を責めなくていいんだよ・・・と言われたら、そうか・・そんなに自分を責めなくていいんだ・・と
思って、気持ちを楽にすることが出来る。
でも、海は、それが出来ないんですね。
自分で、抑えることが出来なくて、相手の人を悲しい表情にさせてしまったことを、ひどく悲しむ。
そして、何回言われても、どうすることもできない自分を、どんどんと責めていってしまう。
人の表情、声の抑揚、態度を、物凄いセンサーで感じている。
私も、海の荒れ方に、動揺して心を荒げてしまう自分が情けないけど、それが今の未熟な自分です。
でも、海の涙が止まったときに、いつも思います。
やっぱり辛いのは海だということ。
外見からは、行動や言動が伴わなければ、まったく障害がないようにみえる海。
海への対応も、全部海に合わせることがいいわけではありません。
それは、わかっているけれど、外見からは、とても想像できない苦しみを抱えていること。
障害がない人たちと、まったく同じ対応では、当たり前だけど、海には厳しいということ。
さりげなく自然に対応しながらも、心だけは、海に寄り添いたい。
難しいけれど、頑張っていきたい。親として。海の母として・・・。
私が、「は~い!」と返事をする前の、ニコニコの海は、笑顔で今日の絵を描いていました。
海による「海」の絵。
「どうして、今日は、海の絵を描くんだと思う?」と海に聞かれました。
「なんでかな~?」と、私が言うと、
「だって、海が、とってもきれいだったんだよ!」と海。
こんな、穏やかな会話があったこと。
こんな、穏やかな海だったこと。
「は~い」と返事をするまでは、これが今日の海でした。
穏やかな海も、荒れ狂う海も、どちらも別人の顔だけど、同じ海。
自然の海と同じですね。
荒れ狂う海のあとに、波一つない、穏やかに輝く海があることを、忘れないようにしよう。
ずっと、荒れたままではない。
穏やかな海から、いっぱい幸せをもらえばいい。
荒れた海に、泳ぎに行くことはしない。
いつかおさまり、穏やかな海に戻る日を待って、泳ぎにいこう。
そんな風に考えられるお母さんになりたいです・・・。
明日、空の先輩と友達が、家に泊まりにきます。
空を、思い切り楽しませてあげたいです。
今までも、お友達が泊まりにきたことはあったけど、
こんなにドキドキするのは初めてです。
どうか、今日のようなことになりませんように・・・。
祈るような気持ちです。
空に、「明日、海が、今日みたいにならないといいけど・・・お母さん、心配。」と話したら、
「明日、部活の時に、海のことを先輩にちょっと話しておくよ!」と明るく言ってくれました。
空の心強い言葉を聞いて、反省しました。
何を怯えているの?私・・・。
一番楽しみたい空が、こんな風に言ってくれているのに・・・。
なんとかなる。きっと・・・。
どんな海であろうと、それが、我が家なのだから。
また、海を理解してもらえるチャンスだと思って・・・。
よし!明日を楽しみに。
空の笑顔がいっぱい見たいな・・・。
今、テレビから、懐かしい曲が!
テツ&トモの「なんでだろう~♪」。
なんでだろ~う、なんでだろ~う、
なんでだ、なんでだろう~♪
海が、今度荒れたら歌おうかな(笑)。
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by soratoumihouse
| 2012-08-17 01:08
| 海のこと