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心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

心の中のアルバム ~父の日~

家のパパは大のカレー好き!

キレンジャーかっ!というくらいカレーが大好き!

(っていうか、キレンジャー知ってるかしら・・・。)


海が、父の日にお父さんに何が食べたいか聞いてくれた。

「お父さん、カレーがいいって!」

確か、母の日も「パパと海手作りカレー」。

ほんと!好きだね~(笑)。

お父さんが食べたいっていうんだから、そうしましょう!

でも、ちょっといつものカレーじゃないのがいいな。


美味しそうなスペアリブのお肉が売っていたので、「スペアリブカレー」に決~めたっ!

今日は、ちょいと午後が忙しかったので、朝からコトコト1時間半煮ましたよ。

中身は玉ねぎ、かぶ、にんにく、トマト。

カレールウは使わずに、カレー粉。

はちみつを効かして、とっても美味しく仕上がりました。

スペアリブは最高!お肉がほろりと骨からとれて、うま~い!!

こりゃ~、また、我が家のカレーの仲間入りね^^。

心の中のアルバム ~父の日~_b0244274_211771.jpg


カレーも食べたのに・・・。

チーズケーキパフェ。

く~っ。たまらん(^u^)。

心の中のアルバム ~父の日~_b0244274_21203582.jpg



食べたあとは、海がまずプレゼント。

学校で描いてきてくれた「お父さんの顔」の絵。

金曜日に、海が持って帰って来たのだけれど、デイサービスの先生と見て、大笑い!

「似てる~~~!」くっ、くっ、くっ。

母の日の絵もよく似ていたけれど、負けた・・・。

似すぎてて、もう、お腹抱えて笑ってしまいました。

心の中のアルバム ~父の日~_b0244274_21223438.jpg


今日、海から「いつも、おしごとありがとう!」と手渡された絵を見て、

パパもびっくり!!

「似てるな~!!」

あまりに似ていて、パパも笑っていましたが、ちょっと海の表情が、ん?あやしい。

やばい!泣かれては困る。

笑うの中止!褒めて、感動バージョンに変更!

「うまいな~。すごいな~。」と感心する夫婦。

海の表情もこわばることなく、セ~フ。ほっ。


しかし、ここまで、海とじっくり写真を見ながら、指導してくださった先生方に感謝です。

海のクラスの前に、母の日も、クラスのお母さんの顔が貼られていたのですが、

まあ、似てる!似てる!

きっと、父の顔も貼りだしてくれるでしょう!

見るのが楽しみだな~。むふふ。


今日は、空が海を誘って100均に行き、それぞれおこづかいから100円出して、

パスモ入れと、汗ふきシート(ナイス(笑))を二人で買い、プレゼントしていました。

心の中のアルバム ~父の日~_b0244274_23121024.jpg



二人で、どんなふうに決めたのかは、わかりませんが、兄弟で仲良くプレゼントを買いに行けるように

なったことが、何よりも嬉しい成長です。

空に感謝ですね。


朝、海が、私に聞きました。

「お母さんも、お父さん(パパのこと)にプレゼントあげる?」

「う~うん、お母さんのお父さんは、パパじゃなくて、じいなんだよ。」


「・・・・。」

「難しいよね。お母さんのお父さんはじいだから、じいにあげるよ^^。」


多分、よくわからなかった海。

タタタタ・・・と私のところから去ってしまいました。


私の父。

私は、私の父に怒られた記憶が、数えるほどしかありません。

怒られていたかもしれないけど、記憶に残っていない程度です。

(どんだけ、甘やかしたんじゃい!ですね。)

こんなことを言うと、私の姉に、ったく妹には甘いんだから~と言われそう。


ほんわか優しい気持ちになりたいときに聴くミスチルの曲に、

「あんまり覚えてないや」 作詞・作曲 桜井和寿 という曲があります。

私が、よくお風呂で口ずさむ曲です。


「・・・・途中から

じいちゃんになったお父さん

ばあちゃんになったお母さん

歩くスピードはトボトボと

だけど覚えてるんだ 若かった日の二人を

あぁ きっと忘れない


キャッチボールをしたり 海で泳いだり

アルバムにだって貼り付けてあるんだもの

ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ

ちゃんと覚えてるんだ こんなに

ドライブにでかけたり お小遣いをくれたり

たまに口喧嘩したり すぐに仲直りしたり

ちゃんと覚えてるんだ こんなに

世界中を幸せに出来はしなくたって

このメロディーをもう一度繰り返す

ラララ・・・・」


私は、もう、こどもではなく、お母さんになった。

パパ、ママと呼んでいた父と母も、じいとばあと呼ぶようになった。

たまに行く実家も、子どもたちが大好きなじいとばあで、私の父、母というよりは、

「子どもたちのじいとばあ」という存在になっている。


でも、ときどき、この唄のようにふっと思い出す自分が子どもだったころの記憶。

じいが仕事をしている姿。


くだらないことを言っては、友達を笑わせていたこと。


一緒に手をつないで歩いた道。


お風呂で、一緒に、手の水鉄砲をしたり、タオルをフワッと水の上にのせてまんまるにして、

プシュ~っとつぶして遊んだこと。


飼っていたインコの世話をまめまめしくする姿。


朝早くから、花の水やりをしている姿。


美味しそうにお酒を飲んでいる顔。


こわ~い映画を父にぴったり寄り添って観た父の温もり。


もう、あげたらきりがないけれど、ふっと沸いては、懐かしく思い出すあの頃の記憶。

あの頃の、情景や、空間、匂いや、温度まで、鮮明に蘇るのです。

自分がお母さんであることなんか忘れて、小さな子どもだった私の記憶。

その記憶が、ずっと、ずっと、私の中で生きていて、ふわっとした優しい気持ちにさせてくれる。


嫌だったこと、思い出したくもない悲しい出来ごとだってあったけれど、

優しい、やわらかな記憶が、自分を包んだとき、その記憶の中にタイムスリップして、

完全な子どもの自分になっているのです。


気付いたら大人になっていたんじゃない。

私が、今、子育てに悩み、喜び、毎日を慌ただしく過ごしているように、

父や母も、夢中で私を育ててくれた。

一つ、一つ、子どものもつ疑問に、生活の中で、当たり前に答えてくれていたこと。

そして、今の私があることを感謝せずにはいられません。


いろんなことを、案外簡単に忘れていってしまうけど、鮮明に覚えている私が小さかった頃の記憶。

そんな記憶がずっと連なって、私の心のアルバムは、いつだって開けられる。


今日、子どもたちが、パパに渡したプレゼントのこと。

パパがカレーが大好きで、いつもうまい!うまい!と食べている顔。

一緒に公園に行って、遊んでくれたこと・・・。

子どもたちの記憶に、何が残っていくのかはわからないけど、

今日のこの父の日も、パパや私がもう、この世界にはいなくとも、大人になったこどもたちが、

ふっと思い出すのかもしれません。


その人だけが、自分の心の中にもつアルバムは、決して消えることなく生き続けるのでしょう。

父の日に、家族で過ごしながら、すっかりおじいちゃんになった私の父を想い、

沢山の父とのアルバムを、ゆっくり一枚一枚開いて楽しみたいと思います。

パパが、初めてパパになった日に辿り着くまで。ゆっくりと・・・。



こんなに似ているパパを描ける海。
パパが迷子になったら、この絵、使えます。
って、こどもか・・・!
海の描いた絵を見て、夫婦で歳をとったことを
実感させられたのでした(-_-)。
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by soratoumihouse | 2012-06-17 21:31 | パパのこと