心がはずむような日も、涙で包まれてしまう日も、やっぱり生かされている大切な一日。


by soratoumihouse

「ほんとうのこと」を伝えていくこと

午後になって、雨も上がり、リビングの窓から、晴れやかな空が広がりました。

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夕方、海が雲を見て言いました。

「お母さん~、ぼく、雲に乗りたいな~。」

夕食の準備の手を休めて、どれどれと海の眺める雲を一緒に見ました。

写真は撮り忘れてしまったけれど、とても、大きくて、ふわふわの雲でした。

「ほんと!お母さんも乗りたいな~!」


小さいころから想像すること大好きな私は、幾度となく、同じ願いを抱いたものでした。

正直、今でも、無理だとわかりながらも、乗れそうな気がしてならない私です・・・。



先日の海の個人面談で、先生が、こんな話をして下さいました。

「給食の時にね、海くんが、ぼくが牛乳飲んでるの、牛さん喜んでるかな~って言ったんです。

喜んでいるね!って言うことも出来たんだけど、少しずつ、本当のことを海くんに教えていかなくては

いけない時期にきたかな~と思うんです。

なので、こう、言いました。

牛さんもミルクは、牛さんの赤ちゃんに飲んでもらうものなんだよ。

それを、私達が、牛さんに分けてもらっているのよ・・・と。」


その話を聞いて、私も以前、同じことを海に聞かれ、

「もちろん、喜んでいるよ~!」と言ったことを思い出しました。


先生は、大人になった時の海までイメージして、考えてくださったのです。

今は、まだ身体も小さいから、可愛いね~で済むけれど、

大きくなってからも、牛さん、喜んでいるかな~!と言っていたら、やっぱりおかしいものねって。


確かに、そうだな~って。

私達は、子どものころは、そんな風に感情のない物にも、感情があるようにイメージしたり、

(絵本は大事にしてあげると、喜んでくれているよ・・・とか)

物理的に出来ないことを、イメージしてみたり・・・。

(あの雲を綿あめにして、食べたいな~・・・とか。)

でも、成長し、大人になっていく途中で、イメージではない「ほんとうのこと」を知って、

牛乳を飲んでも「牛さん、喜んでいるかな~。」とは言わなくなるんですよね。

牛乳を人間がいただいていることを、感謝できるように、自然となっている。


私は、自分自身が想像のなかで、沢山の喜びや、冒険心、心躍るようなワクワク感を

味わって育ってきたので、子どものイメージの世界を、本当に大切に、大切にしてきました。


海は、知的な遅れもあるので、実年齢で言えば、ちょうど半分くらいかな・・・。

今、海は9歳なので、ちょうど幼稚園の年中さんくらいな感じだと思います。

(あくまでも、知的な遅れの部分だけですが・・・。)


実際、4・5歳くらいの時は、単語が増えたとか、2語文を話した・・とかそういうレベルだったので、

今日のように、「雲に乗ってみたいな~。」というようなことを言うはずもなく・・・。

だから、今は、あ~、幼稚園くらいの子の感じだと思うと、納得。


そういう、子どもならではの感性が出てきたことが、親の私には嬉しくて、嬉しくてたまらないのです。

そういう感性なんて、出てこないのかな・・・とも思っていたりしたときもありましたから。


ありさんが、荷物運んでいるね~。お引っ越しかな?それともパーティーかな?

ちょうちょさんが、遊びにきたね。今日は、いいお天気ねって言いにきてくれたのかな~。

こんな会話を、海と出来るようになったことが、とっても幸せなのです。


いつ、どういうタイミングで、そういう世界の会話を止めにすればいいのか悩みます。

40歳になった海が、「わ~、ちょうちょさん、遊びにきてくれたの~!」と言ったら、やっぱりひくな・・。

海はよくても、周りの人がね・・・。


少しずつ、少しずつ、「ほんとうのこと」を伝えていくこと。

私の課題です。


海との、そんな会話を楽しめるようになった幸せを、もう少しだけ、あともう少しだけ、味わいたい。

忙しない日常の中での、限られた、穏やかで、優しい、ほんわかしたひとときを、

ゆったりと感じながら、私の記憶のノートに書き足していきたいな。


だから、もう少しだけ、先生に甘えちゃおうかな・・・。

学校で、少しずつ、「ほんとうのこと」を知っていく海を、大人に向かって歩む海を、

寂しく感じてしまう私は、まだ、海を赤ちゃん扱いしているのかもしれません。


まだまだ未熟な母親です。

私も、先生に沢山のことを教えていただきながら、成長していきたいと思います。



「ぐりとぐら」のカステラ、
小さい頃、味まで感じたのは
私だけ!?
甘くて、濃厚な幸せな味。
カステラが食べたくなった~!
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Commented at 2012-06-07 10:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soratoumihouse at 2012-06-07 22:05
鍵コメントのUさんへ
海の場合は、そのままにしていたら、大きくなっても、イメージの世界で話すのは恥ずかしいと思わなかったり、大人はもう話さないとか、わからないままの可能性が高いと思うの。だから、少しずつ、「ほんとうのこと」を教えていってあげないといけないんだな~って、先生に教えていただいて
気付かせてもらえた。
海の今の素直な気持ちも大切にしながら、「ほんとうのこと」を伝えていってあげられたらって思ってる^^。
Commented by メイプルツリー at 2012-06-07 22:52 x
久しぶり~!!!
そうかそうか。。。と一人で頷きながら読みました。

少しずれちゃうけど、神様による天地創造と
科学的な地球誕生の過程についても
どちらも人によっては「ほんとうのこと」
だもんね。 

サンタさんだってそう!

ファンタジーの中だけでは、もちろんいられないけど
海君のそんな素敵な気持ちを大切にしつつ
今の時間大切にしていってね。

Commented by soratoumihouse at 2012-06-08 22:02
メイプルツリーさんへ
久しぶり~!!
そうだね~。「ほんとうのこと」って人が信じるものによって、答えは一つではないものも沢山あるね。
難しいけど、メイプルツリーさんがコメントしてくれたように、今の海の素直な気持ちを大切に、否定するんじゃなくて、少しずつ自然に「ほんとうのこと」を受けとめられるようにしていってあげられたらいいな^^。
サンタさんは、まだまだ海には大切な存在。今年もお願しなくっちゃ^^。
by soratoumihouse | 2012-06-07 00:21 | 海のこと | Comments(4)